- 剣術関係の雑談スレ
371 :名無しさん@一本勝ち[sage]:2020/09/24(木) 06:57:42.55 ID:V+KdinIY0 - ちょっと推測だよりなんで
書くかどうか迷ったけど一応、書いておく。 以下、“こころの兵法 83〜88Pから” https://dotup.org/uploda/dotup.org2263021.png 慶應元年に鈴木家が断絶になった。 その鈴木家の屋敷が有った跡に 柳生六助家※が入った。 ※ 柳生六助家 : 厳広→厳直→鎮雄、と続く 厳広は「不浄だ」として、鈴木家の 有った土地の土を掘り返して、家を建てたらしい。 厳直は竹カゴを作っていたらしいが。 竹カゴを受け取ってた人物の証言だと…… 「裏長屋のように、うらぶれた暮らしで。 ザツなつくりの品。士族のなれの果てと しての、ある種の風格は有った」……と有る。 柳生鎮雄がわの証言では…… 「戦災前は屋敷に住んでいたが。大正末期から 昭和まで、母屋は山口銀行の支店長の “社宅”のようになっていた。私たちは 道場跡に住んでいた。父たちは母屋に つながる茶席の前の庭を隔てた仕事場で、 竹籠などを作っていた」……と話が食い違う。 ……ここらの情報、ちょっと事情が見えない。 素直に考えると、『柳生六助・厳直のニセモノが居て。 その人物が贋作の竹カゴを作り、売っていた』 ……と、とれる。
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372 :名無しさん@一本勝ち[]:2020/09/24(木) 07:00:19.05 ID:V+KdinIY0 - ここで、あえて使われている言い回しの……
【士族のなれの果て】と言う表現も、冒頭の 【断絶にされた鈴木家】にかかってそうに思う。 断絶後、鈴木家の人間がどうなったかは わからないけれど、自分らの土地を奪われ、 柳生(六助)家を逆恨みしてても、不思議は無い。 で、鈴木家の人間だったと推測した上で。 そのニセモノの正体は柳生厳周じゃないかと思う。 つまり、柳生三五郎に成りすます前段階として、 柳生六助・厳直のニセモノをやっていたんじゃないかと。 元は武士で地元の人間だから、事情通で有り。 中流武士としての教養もあった訳だ。 息子の厳長の贋作の腕も、厳周の世代から 受け継いだものと考えられる。. こころの兵法の作者はスットボケタ書き方をしつつ、 情報を残すんで、そういう意図で書いてそうに思う。 ……ただ、あくまで、こころの兵法の作者が 当時の取材から推測しただけのモノなのか? それとも、竹カゴを受け取ってた証言者が 実際は、もっとハッキリした証言をしてたのか? ……そこらは、わからない。 柳生厳長の売った伝書(おそらく、当人が作った偽書)を 柳生鎮雄が古書店に手を伸ばし、すべて買い取り。 (↑新陰流道業六十年回顧録 55Pより) それが『資料 柳生新陰流』に鎮雄所有の名義で載ってたのも、 皮肉な話だが……どうもニセモノが作った厳直の竹カゴも 鎮雄が買い集めてそうなのが……なんとも皮肉な話だ。
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373 :名無しさん@一本勝ち[sage]:2020/09/24(木) 23:06:05.94 ID:V+KdinIY0 - あと、もうひとつ。
https://dotup.org/uploda/dotup.org2263022.png 正伝新陰流 239〜240Pの↑の厳周が 他の柳生家を訪ねた話は どうも本当の事らしい。 ↓大正4年の雑誌【戦友 62号』に 厳周の記事で同様の事が書いてある。 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1844680 ↓にある表記の有る図書館からなら、 国会図書館のデジタルコレクションが見れる。 https://dl.ndl.go.jp/ja/soshin_librarylist.html 昭和32年の正伝新陰流が著された時期なら、 いい加減な事を書いても、 ウヤムヤでも済みそうだが(正直、事実かどうか疑ってた)。 大正4年なら、来訪時に会った相手らも 記憶してる人もいるだろうから多分、ウソは書きにくい。 (もっとも、詐欺師は平気でウソをつけるからこそ 詐欺師な訳で。この手の推測すら信用できない…… なんか…これを書いてる途中からウソな気がしてきた) まあ、とりあえずは事実として。 思うに厳周は、この行脚で…… ・柳生家同士に横のつながりが無い事 ・ろくに資料が残ってない事 ……を把握したんじゃないか推測する。
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374 :名無しさん@一本勝ち[]:2020/09/24(木) 23:08:32.75 ID:V+KdinIY0 - https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/965740/1
『柳生一義(清水孫秉, 大野恭平)』も ↑の図書館のデジタルコレクションから 読めるが。ソースが、あきらかに 自称・柳生家からの情報なんで あてに出来ない。柳生一義の死後に出された書。 ……さて、これで自分が掴んだ情報は全て。 で、この話も今回で最後にする。 これ以上は捜しても何も見つからない可能性が有るし。 自分も他の作業に没頭したい。調べた範囲だけでも 自称・柳生家はウサンクサイ話ばかりだし。 厳周・厳長・延春、三者が三者とも人間性から見てクズだ。 これ以上、関わるのは時間の無駄だと感じるし。 自分の中では 【尾張柳生は、厳周・厳長が二代で作り上げた素人剣法】 ……と言う判断で決定している。
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