トップページ > 武道・武芸 > 2019年07月30日 > IA5PNQ7o0

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名無しさん@一本勝ち
少林寺拳法総合スレ26

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少林寺拳法総合スレ26
162 :名無しさん@一本勝ち[]:2019/07/30(火) 21:06:45.23 ID:IA5PNQ7o0
本書は、『昭和解体 国鉄分割・民営化30年目の真実』の続編にあたる。対象年代は昭和〜平成まで。本書では松崎明を主人公に据えているが、タイトルにもあるように、松崎はバリバリの新左翼、革マル派の中心人物だった。

革マル派副議長として、倉川篤という変名も用いていた。革マル派の起源にはスターリン批判があるが、その松崎本人がJRにおいてスターリンのように独裁者として君臨していたのだから、歴史の皮肉を感じざるを得ない。

結局は松崎のこの権力志向が、自らの唱える「闘う動労型労働運動」を過去の遺物にしてしまった。

松崎は2010年に亡くなったが、存命時は松崎に対する批判はマスコミ界ではタブーであり(特に革マル派についての批判)、批判した週刊誌等に対しては組織的な訴訟を起こし、大規模な言論弾圧をも辞さなかった。

(戦前ではなく平成時代に起きた事に注目)もし本書のような内容の本が松崎存命中に出版されていたら間違いなく潰されていただろうと思われる。松崎の、味方には優しいが、敵には容赦をしない性格が窺える。


本書を読むと、松崎は常人の物差しでは測れない人物だとわかる。中曽根政権の国鉄分割・民営化に、自らの今までの言動をあっさり捨て去って協力することで、民営化に伴う7万人のリストラから組合と組合員を守るという離れ業はその一例である。

小を捨て大に就くとでも言おうか。
少林寺拳法総合スレ26
163 :名無しさん@一本勝ち[]:2019/07/30(火) 21:07:43.91 ID:IA5PNQ7o0
結局は、その功績を利用してJRを牛耳るのだが。

松崎は他にも様々な謀略にも関与していたと見られており、全容までは明らかにされていないものの、某会社に手下を送り込んで情報収集に当たらせたり、自らを批判した記者の自宅に手下を不法侵入させるなど、やりたい放題であった。

現代ではもはや革マル派の影響力はほぼ無く、労働組合も不要論が根強くなっている。大規模なデモ・闘争もほとんど聞かなくなった。春闘なんて会社と組合の八百長のようなもので、闘いとは呼べない。

たった数十年でも時代は物凄く変わるものだと思う。その変化の原因の1つは、内ゲバや権力争いしかできない活動家に対する世間の失望・幻滅ではないだろうか。反権力を気取っても、いざ自分が権力の座に就けば、批判していた権力者と同じ事をしてしまうから。

松崎やJR労使問題に関する書籍は他にも数多く存在する。本書を読んで興味が湧いたら、巻末の参考文献を基に、他の書籍にもチャレンジすべきだ。


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