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22 :名無しさん@一本勝ち[]:2016/10/05(水) 11:43:20.79 ID:ko9XsxNm0 - 旧多田の8mm古式と峰の両方を持っている。話を簡単にしたいので同じ国産ピッチ刺しで比較の話にする。
・美観 見た目は圧倒的に紺革旭峰の方が美しい。 ミツボシの高級ブランドだけあって、面の綴じ数が多いし、漆塗りで仕上げてある。 ・重さ 峰の方が分厚く重く柔らかく感じる。面垂の部分の分厚さが段違いに峰の方が分厚い。垂もそう。だから、形を付けるのには少し時間がかかる。 打突の衝撃吸収性は同じくらい。 ・実用性 私は旭峰は稽古用、旧多田古式は試合用に使っている。 旭峰の方が面垂の長さが同じでも重く感じるし布団のコシは旧多田の方がはるかに上なので、試合には向かない。 一方稽古では、肩に打突を受けても分厚くて痛くない旭峰を愛用。 使っている紺革の質は圧倒的に峰の方が良い。旧多田の紺革仕様も持っているが、革がざらざらしていて、しっとりとした感じがない。 峰の革はしっとり本当に心地よい。 垂は旧多田が好き。峰ほど分厚くないので結びやすく、薄い軽い動きやすい。 ・値段、納期 峰はいい。だが高い。納期は半年以上かかる。 旧多田も高いが、峰と違ってセールでだいぶ安く手に入れることもできる。納期はオーダーメイドでも一か月以内。 ・結論 稽古用に長く使える防具がほしいなら、旭峰をお勧めする。実売50万の手刺と比べても布団の柔らかさ、使い心地など遜色ない。 面金をチタンにして、紺革の旭峰、耐久性も抜群だ。 試合用なら旧多田。なじみは圧倒的早く、軽くスマートで実戦向けの印象。それでいて打突部位のクッション性は峰と同じだから安心。 面金はジュラルミンにして、汗抜けの速い織刺仕様で、2台目・試合用・長期合宿などには最適だ。 小手は型の合う合わないがあるのでここでは評価を控えます。ただ、稽古用には2分手刺を勧めます。小手についてだけはミシンとは衝撃吸収が段違いなので。 胴は稽古では丈夫で痛くない竹胴50本、試合では見た目は竹胴でとっても軽いファイバーの黒呂塗を勧めます。
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26 :名無しさん@一本勝ち[]:2016/10/05(水) 17:36:04.31 ID:ko9XsxNm0 - >>25
何度も言ってるけど、比較の問題。今何を使っているのか知らんが、ミシン刺の中ではコシはある方だよ。 分厚いので稽古ではこっちの方がいい。旧多田はコシは超しっかり形状記憶だけど、薄くてかたい。 あとは峰の実物を見てくれ。百聞は一見にしかず。いい防具だぞ。
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29 :名無しさん@一本勝ち[]:2016/10/05(水) 18:52:18.04 ID:ko9XsxNm0 - >>27
東京正武堂の10mmは確かにいいよね。すごく柔らかいし、コシもあって、手刺よりずっと使いやすいと感じた。 でも確かにミシンの面に15万くらいかかるというのには抵抗がありますね。苦笑 >>28 あの映像ではナイロンのひもだったけど、15年くらい前のビデオだからなー、確かに、今もナイロン紐やったらサイアクやな。 今度店に行ったら聞いてみるわ。店内のテレビで、あの映像エンドレスで流してるし、話のきっかけには困らん。
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31 :名無しさん@一本勝ち[]:2016/10/05(水) 20:39:44.21 ID:ko9XsxNm0 - うーん、実際どうなんやろな。
藁はきちんと枯らして繊維質だけにしていれば腐らないとは思う。 正武堂のビデオではポリプロピレンのテープ(先ほどはナイロンと間違えてしまった失礼)だった。 汎用樹脂の中で比重が最も小さく、水に浮かぶ。強度が高く、吸湿性がなく、耐薬品(酸、アルカリを含む)性に優れている。しかし、染色性が悪く、耐光性が低い とあるから、面ぶちの中にある分には耐紫外線は大丈夫な気もする。 『やっぱり藁や麻でないとだめだよ。テープだと緩む。』という話はよく聞くが、『ポリプロピレンのテープを使った正武堂の面が緩む』という話を具体的に聞いたことはない。 正武堂以外の、中国産などで、面の台輪の話ではなく、それ以外の面組みで緩む原因がある可能性も。 いずれにせよ、昔ながらの防具を好む人やお年召した職人さん、高段者から、ビニル紐なんて嫌だ!と思われるのは当然あるだろうし(俺もそうなんだけど)、一方で鉄川さんはそういう業界の常識を覆すことを得意としているから、これも何か意図があるのかもしれない。 つまり何とも言えないし、科学的に根拠のあるお話はまだ誰もしていない、ということ。
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32 :名無しさん@一本勝ち[]:2016/10/05(水) 20:52:26.35 ID:ko9XsxNm0 - 剣道の世界では科学的視点が欠如しているというのも事実だと思う。
このサイトを見てほしい。 http://www.windows.gr.jp/kendougu/syougekiti.HTM 東良美先生の打突が”「一瞬のきれ」があり、衝撃値が大きいもの相手に与える時間が短い”ということはもちろんできるが、統計学上十分な人数の八段の先生方のデータを取ることなく、以下のように結論付けている。 ”高段者の技は「一瞬のきれ」があり、衝撃値が大きいもの相手に与える時間が短い” 東先生のたった一回の打突のデータがいつの間にか高段者の特徴としてエビデンスに使われるのは科学的に考えるとおかしい。
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33 :名無しさん@一本勝ち[]:2016/10/05(水) 21:04:28.11 ID:ko9XsxNm0 - めぐりめぐって、科学的でない実験、東先生のたった一回の打突がこんなにも大きく扱われている。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/budo/45/3/45_242/_pdf 竹刀で面を叩いた時の高段者と四段の方の衝撃力の分布をデータ化しました。 上が愛知県警の東良美八段の波形で,下が四段の先生です。 ミネベアという会社のピ−クホルダーという装置を使いまして,目前に小手布団を設置して同じ竹刀で同じ場所を叩いて頂きました。 そうしますと東八段は,1 ミリセコンド(1000 分の1 秒)の間に衝撃力がピークに達し 60 数キロの数値を叩き出しました。 かたや四段の選手は小さい衝撃が長い時間続きます。 高段者の場合は瞬間的にピークに達しピンポイントでものすごい衝撃がくるので,面布団の表面の刺し目を,少し小さくしますと表面が固くなります。 ピンポイントでくる衝撃に対して広い面(面積)で受けてやると,このような衝撃はある程度緩和できるのではと思います。 他方,正課用の防具なのですが,初心者のピ−ク値は 11 キロくらいとわずかです。しかし長時間にわたります。 ぼわんとした衝撃が長時間続くので,もう少し布団の芯材を柔らかくして、厚みを増やすことによって衝撃を逃がしてやろうと考え,そのような芯の構成で作ってまいりました。
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35 :名無しさん@一本勝ち[]:2016/10/05(水) 21:22:11.52 ID:ko9XsxNm0 - >藁が使われるのは人工素材では敵わない繊維の細さもある
藁の方が人工繊維よりも繊維が細かいという根拠と、細かい方がいいという根拠は? と聞かれて、>>34やおれたちは、自由に想像で語っていいと思うんだけど、職人はすぐ答えられないと、ダメだと思うんだ。 >そのページには載っていないだけでデータは取っているはず ページには載っていないのが大問題なんだよ。「はず」というのもそれではマズイ。そのデータをこの論文にのせないと科学的な論文としては成り立たんわな。 東山堂のハイブリッド藍レザーはバサバサした肌触りで、俺もいままでの紺鹿革の方がいいと思った。
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36 :名無しさん@一本勝ち[]:2016/10/05(水) 21:45:06.72 ID:ko9XsxNm0 - 古代毛氈好き塗屋や、伊勢屋がここで嫌われるのも、職人を自称するのに、なぜ古代毛氈がいいのか、なぜ最新技術で作られたミシン布団はダメなのか、きちんと科学的に説明できないからだと思う。
飯塚の最高級の一式に150万払う金で、最高級のミシンは4台買える。そういう意見を根拠なく否定するから。 分からないやつは馬鹿という傲慢な態度もあるが、いちばんは根拠をはっきり示さずに主張をしているからだと思う。 知識がものすごく豊富なんだから、もうちょっと説得力を持った論を述べてくれれば、ここのみんなにも役に立つし、飯塚作や古代毛氈の良さも理解できるのに。 いつももったいないと思う。
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