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名無しさん@一本勝ち
【惨めな】小島一志 193(戦)破れたり【豚走】 [無断転載禁止]©2ch.net

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【惨めな】小島一志 193(戦)破れたり【豚走】 [無断転載禁止]©2ch.net
408 :名無しさん@一本勝ち[]:2016/05/28(土) 06:27:14.13 ID:0O+nnq1h0
横溝玄象と私の少年時代
[後編 完結]

横溝の話に戻ります。
幼少期から中学時代にかけて、横溝は私が味わった以上の苦労を背負い、地獄の少年時代を送ったといいます。生き続けるためには群がる敵を躊躇いなく潰さなくてはならなかった…常に殺意を持って戦ってきたと横溝はいいます。
勿論、私と横溝では時代が異なります。環境も世相も全く違います。ただ私は横溝の生きた少年期にどうしても自分自身を重ねてしまうのです。

そんな波乱万丈の少年時代から青年時代を生き抜いたのが横溝玄象には、当時の逸話として「横溝の9人斬り」の伝説が残っています。
勿論事件後、横溝は自首し、裁判経て刑務所に服役しました。既に横溝は21歳になっていました。
ちなみに横溝が生まれて最初に殺人未遂で逮捕されたのは小学校に入る前、幼稚園も保育園にも縁がなかった6歳頃だといいます。
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409 :名無しさん@一本勝ち[]:2016/05/28(土) 06:29:11.90 ID:0O+nnq1h0


再び私の話です。
私も横溝同様、10歳の時にヒト(教師)を銃剣で刺しています。子供心に教師たちの差別や仕打ちに耐えられなかったからです。
法律も知らないガキでしたから、死刑を覚悟しつつ、しかしこれが正義だと自分に言い聞かせた上での犯行でした。

私の家庭を笑い種にし、常に生徒たちの前で私を侮辱した教師たち。
母の日にはわざと私に白い花を胸に飾らせ、図工の時間に父親の似顔絵を描くといえば、「おまえの父ちゃんはヤクザだから顔にたくさん傷を描かなくちゃ変だ」などと公言する教師たちでした。
用事で職員室に行けば、石炭ストーブを囲んで教師たちは私のウチのことを笑いながら詮索したものです。
「母ちゃんは今もパンパンやってるの?」
「共産党の人がカズちゃんの本当の父ちゃんだって?」
「父ちゃん、朝鮮人と一緒に何人も殺したんだよ」
そんな毎日に、私は耐えられなくなりました。
ウチには親父がオモチャにしてる銃剣や軍刀が何本も転がっていました。朝鮮人の梁川のおじさんがスクラップ工場をやっていたから、当時は刀やドスや何でも工場にはありました。
私は絶対に許せない3人の教師を殺そうと決心しました。

残念ながら刺した教師に最後のトドメを刺させず、大人たちに止められてしまい、目標だった後の2人には怪我さえ与えられず私の目論みは失敗に終わりました。
今でも標的の教師の名前は覚えています。あえて仮名にはしません。1人目は男ですが、後の2人は女性教師です。散々私を笑い者にしたクズです。
村田みどり
大鷹政子
私は今でも2人を許していません。ただ、心の救いだったのは刺した教師が数ヵ月後に死んだという知らせを聞いたことでした。大人たちは私の犯行が死因か否か、沈黙し続けました。
それだけが歯痒かった思いがありました。
予想に反して、私は少年法に守られて事件は闇に葬られてしまいました。私は当時、下妻にあった更正施設に送られました。
ここで過ごした半年、私は大人たちの前では優等生を演じ、心の中では残り2人を如何に殺すか? それだけを考えていました。

時代や境遇は違えど、私はどうしても横溝の人生と自分の半生を重ね合わせてしまうのです。
【惨めな】小島一志 193(戦)破れたり【豚走】 [無断転載禁止]©2ch.net
410 :名無しさん@一本勝ち[]:2016/05/28(土) 06:31:10.07 ID:0O+nnq1h0


戦後のどさくさ期、博徒系からテキヤ系、新興愚連隊系のいずれにも与せず、一匹狼のような存在だった横溝は、あるとき自分が「部落民」と呼ばれる人間であることを知りました。
既に喧嘩三昧の生活を送っていたけれど、このときから横溝の人生は変わったようです。その結果が、例の「横溝の9人斬り」に繋がるのです。

当時、在日朝鮮人よりも蔑まされる日々を送っていたのが「部落」と呼ばれた人たちです。「エタ」とか「ヨッツ」などと蔑まされながらも必死に生きる彼らを見て、私は後年、怒りを覚えたものです。
しかし横溝は当事者でした。その苦しみは想像に難くありません。
「同じ日本人が何故同胞を差別するのか!?」
差別という不条理に横溝は怒りが収まらなかったといいます。
横溝はヤクザでもなく愚連隊でもなく、牛や馬同然の扱いを受ける人々と共に不条理な社会と戦うと決意しました。
彼らの生活権や人権を守るために横溝は手段を一切選ばなかったといいます。
「武器は自動車の部品から作った。そして差別される人々に唾を吐く人間がいたらペンチでその人間の舌を捻り取った。
部落の子供が出自を理由に学校や施設から入学を拒否されたら、同志たちとともに乗り込み、校長から学年主任まで、私立の場合は理事長や理事を集めて徹底的に追い込んだ。
殴る蹴るは当たり前…死ぬ人間がいたら、どこか山の中に穴を掘って埋めて一丁上がり。そんな毎日でした」
【惨めな】小島一志 193(戦)破れたり【豚走】 [無断転載禁止]©2ch.net
411 :名無しさん@一本勝ち[]:2016/05/28(土) 06:33:29.78 ID:0O+nnq1h0
60歳を過ぎてみると、前科13懲役15年。
「本当は懲役は20年を越えていたんだが、塀の中では俺が親分だし、刑務員のサポートしたり肉体労働の監督とか真面目にやったから少し早く出られたわけ。
刑務所にはたくさんの人間がいる。所内での懲役連中とも公平に付き合ったから、それを見ていた全国の極道に名前を知られてなぁ」
「私が率いた組織はヤクザ、暴力団員じゃなくて、部落解放、同和差別撤廃、つまりあらゆる差別の廃止が目的の福祉団体だし、
あとは根っからの右翼根性で尖閣諸島に上陸して日本国旗を建てた右翼団体にも関係してるけど…社会団体や右翼団体はどんなに対立しあってる暴力団の幹部とも分け隔てなく話せる。
シマ争いも勢力争いもないから山口組も住吉会も我々には関係ない。どちらもトップと付き合える友好団体なの。
昔、小島君の親父さんと関わったという安藤組、東興業が正式な名前だが、有名な花形(敬)さんなんかとも顔馴染みだったよ。
力道山を刺した村田(勝志)さんとも亡くなるまで親しくしてた」
私は力道山を刺した村田勝志という人物に興味があり、可能ならば彼のルポルタージュを書きたいと思っていました。
それを横溝に話すと、横溝はおもむろに携帯電話で直接、村田氏に連絡を取ってくれました。
ただその時期、村田氏は体調を崩して病院に入院していました。改めて話そうと、横溝はお見舞いの言葉を言って電話を切りました。
「村田さん、君に紹介する約束だったんだよな。村田さんの本を書きたいって言ってたろ。あん時、の電話に小島くんが替わってくれればよかったんだがね…。
少しは話が聞けたのに。ずっと病気だったからなぁ」
結局、村田氏は回復しないまま世を去りました。
【惨めな】小島一志 193(戦)破れたり【豚走】 [無断転載禁止]©2ch.net
412 :名無しさん@一本勝ち[]:2016/05/28(土) 06:34:47.08 ID:0O+nnq1h0
「結果的に、今の同和団体は政治圧力団体だなんていわれる。暴力団より危険だとか…皮肉なものだよね」
それでも横溝は言います。
「これだけは忘れちゃいけないよ。つい20年、いや30年前はいまよりずっと差別が酷かった。
部落の人たちが如何に非人間扱いをされたか? だから俺は戦ってきただけだよ。
前科15犯懲役13年を自慢するヤクザじゃないからね私は。
これは命をかけて、また手段も選ばず同和の為に血を流してき男の勲章なんだと信じています」

最近では同和人権団体に対し、多くのメディアは「えせ同和」などと名付け、全てが「無法者の圧力団体」というレッテルを貼りたがるようです。
しかし横溝は差別を嫌い差別される側に身を置きました。
私の父も「クズ屋だから臭い」と街中の嫌われ者だった梁川さんはじめ在日朝鮮人と分け隔てなく付き合いました。
だからこそ…私は横溝玄象をモデルにした社会派小説を私は必ず書き上げなければならないのです。
独りの国士の生きざまを!
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464 :名無しさん@一本勝ち[]:2016/05/28(土) 20:05:33.49 ID:0O+nnq1h0
クソガキは小島に脅えて小便を漏らしている最中です
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472 :名無しさん@一本勝ち[]:2016/05/28(土) 21:59:55.02 ID:0O+nnq1h0
[改稿] 物書きの端くれの誇り


突然ですが、私は自分の職業を普通「物書き」と呼んでいます。その前提での話です。
「物書き」は一言に「ライター」と「作家」に大別出来ます。これには異論もあると思いますが、あくまで一般論として理解して貰えれば幸いです。
「ライター」は、基本的に「技術者」であり、自らの文章に記名がない場合が多いと言えます。
一方、「作家」は「芸術」的な意味合いが濃く、自分の文章は原則的に記名です。技術者か芸術家かの区別は若干、曖昧ですがあしからず。
更に、「ライター」のなかには「ゴーストライター」という「仕事」があります。つまりゴーストライターとは職業ではなく、仕事つまり役割です。
決して「作家」の方が「ライター」より偉いということではありません。
ただ、物書きにとって自分の文章を記名で媒体(雑誌など)に掲載出来るか無記名か、その差は小さくありません。
出版界において、一般的には「ライター」で腕を磨き、「作家」としてデビューするというのが定番と言ってもよく、ライターとして腕を磨く作業のひとつが「ゴーストライター」ということになります。
前置きが長くなりましたが…、私は「物書き」であると同時に、編集制作会社の経営者でもあります。ですから長い間、ライターと作家を兼任していました。
1991年に『最強格闘技論』(スキージャーナル)を刊行することで俗に言う作家デビューをしましたが、その後もライターとしての仕事も続けてきたし、ゴーストライターとして何冊もの書籍に関わってきました。
以下は代表的なものです(技術書は省く)。

『はみだし空手』東孝(副昌堂)
『真剣勝負論』藤原敏男(辰巳出版)
『我が燃焼の瞬間』松井章圭(池田書店)
『秘録 極真空手』郷田勇三(スキージャーナル)
『ザ・ブラジル極真』礒部清次(スキージャーナル)
『我が武道空手』盧山初雄(学研)
『空手に燃え、空手に生きる』芦原英幸(講談社)
【惨めな】小島一志 193(戦)破れたり【豚走】 [無断転載禁止]©2ch.net
473 :名無しさん@一本勝ち[]:2016/05/28(土) 22:03:26.41 ID:0O+nnq1h0
郷田先生と盧山先生の作品はかなりスムーズに出来上がった特異な例です。
もっとも『秘録 極真空手』は副代表の塚本が主に書いており、『我が武道空手』は最初は別のスタッフが担当になったものの全面白紙に戻してから私が書きました。
また『空手に燃え、空手に生きる』は元々、講談社が別のライターに依頼したものです。
ただ、私が松山に取材に赴いた際、「どうしても原稿が気に入らないから、小島に書いて欲しい」と芦原先生の命で、いわゆるボランティアで関わりました。
あくまで非公式にとの前提ですが、今となれば私の誇りでもあります。

過去も何度もあるのです。その人間の半生記を書く場合、私がゴーストライターということになるのですが、最初のインタビューでは実に「面白い」。
武勇伝からライバルたちへの対抗心とか。街で女性をナンパしたとかクラブの女性と付き合ったとか、学生時代の不良仲間とカツアゲしたとか…。

これは最高に面白くなる!! そう確信して文章を書くのです。
しかし…それが原稿になり本人にチエックしてもらうと突然人間が変わるのです。
「ここは事実だけど少し悪い印象があるから削って」
「半殺しにしたって言った? まあそうだけど相手は今も知り合いだから五分五分だったってことにして」
「女性が出てくると女房にまずいから削って」
「あれ独りで乗り込んだって!? う〜ん、よく覚えてないけど俺は参加してないよ」
まさに「針小棒大」の真逆、「棒大針小」
そういう人間は原稿を見せれば見せるほどアカを入れたがる。最終的にはただの日記。
かつて東孝の「はみだし空手」、松井章圭の「我が燃焼の瞬間」、磯部清次の「ブラジル極真」…数えるのも馬鹿馬鹿しいほどです。
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474 :名無しさん@一本勝ち[]:2016/05/28(土) 22:04:04.59 ID:0O+nnq1h0
もう15年以上前から私は黒崎健時のと交流のなかで、黒崎は幾度も「早く俺の本を書け」と怖い顔で小突かれてきました。話をしている時の黒崎はまさに直言居士…大山道場の話から次々と厳しい言葉が機関銃のように飛び出します。
しかし、「それじゃ今のような内容でまとめます」と言うと「駄目だ!!」と怒鳴ります。
大山(倍達)は、あんなもん〜だ
松井!? あの朝鮮人は〜だ
梶原はとんでもない〜だ
添野? 坊っちゃん〜だそうだ
真樹なんか〜だ

話の内容は面白いし、初めて聞く貴重なものも多い。だから私は一刻も早く黒崎の半生記を書きたかったのに…生きている人間がいるから絶対に書くな! 復讐されるからな!!…これで話は振り出しになる。

その一方で暫くすると突然電話で「30分以内に来い」といい、また「俺の本を書け」としつこいのです。私は黒崎のような頑固ジジイが嫌いではありません。黒崎の実家はヤクザですが、私の実家と車で10分の距離にあり、私の極道オヤジは随分世話になってもいます。
でも、私は今は黒崎に関するルポルタージュを書きません。黒崎が逝った時、黒崎への感謝を込めて黒崎の奥様と共に彼の言葉を全て公にするつもりです。生きている人間がいても関係はありません。
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475 :名無しさん@一本勝ち[]:2016/05/28(土) 22:04:37.83 ID:0O+nnq1h0
「大山倍達外伝」も同様です。既に添野先生からは十分な取材をし、客観的資料もそろっています。
真実を書きます。
「読んだ人間がみんなおおらかな気持ちになれるような本」には絶対にしません。気骨のある武人・添野義二の人生を骨太に描いていきます。
ところで私と松井のトラブルの仲介は頓挫でしょうか? 結局、松井が添野先生のメンツを潰したということなのでしょう…。圧倒的に広い交遊関係と「漢」らしさを売りにする添野先生だから、私は最後にすがったのですが、残念です。
でも考えてみたら今や松井章圭は究極のビジネスマンですよ。「追徴」の税金だけで30億円以上国税庁から支払い命令がくるほどの「大物」ですからね。生きてる世界が違うのでしょう。
勿論、私たち親子は添野先生を信頼しているし、ユリアナさんがいる暖かい伊豆高原の道場はまさに天国です。

松井さん
内憂外患でさぞストレスも酷いでしょう。添野先生も完全にノイローゼだと心配していました。顔が浮腫んで左右非対称だとも。敵に包囲されて、また内部騒動にもハラハラして。だからといって物書きの端くれである私を「敵」にしないでほしいのです。
いいですか
読んだみんながおおらかな気持ちになれる本
こんなのは童話・絵本だけ、ルポルタージュにはあり得ませんよ!!


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