- 空手の型はやるだけ無駄と言う現実43
219 :名無しさん@一本勝ち[sage]:2012/09/15(土) 13:31:43.61 ID:Vg/PHG0z0 - ーー初代大塚博紀流祖は、和道流の創始者であると同時に、沖縄の空手
を日本武道の術理 で解釈した技術的な革新者という側面があります。 大塚 ご存じのように、富名腰(義珍)先生が沖縄からもってきたのは 形だけでした。だ から、当時は柔道や剣道のような基本技の稽古がま ったくありませんでした。 そこで先代(初代大塚博紀)が形の中から順突き、逆突き、順突き の突っ込み、逆突き の突っ込み、跳び込み突き、跳び込み流し突きを 抜き出し、蹴りに関しては、前蹴り、足刀蹴り、そして空手には回し 蹴りがありませんでしたので、これを古流柔術から導入しま した。 これらを基本技として練習体系に取り入れ、この基本技ができるよ うになってから形の 稽古に進む。そして、形で学んだことを応用でき なければ意味がないということで、応用形を一本式から三本式までつ くったのです。これが、基本組手の原型ですね。 ーー現在の松濤館流などでもやっている基本組手は、もとは先代が発 明したものですね。 大塚 富名腰先生は形しか指導しないので、当時の大学生は満足しな かった。でも、先代 が指導にくると、組手の基本的なことを指導して くれるから、若い人が喜んだんですね(笑)。 『月刊空手道』2012年7月号より
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