- 太気拳澤井健一について
722 :名無しさん@一本勝ち[]:2012/03/23(金) 11:43:06.06 ID:70E75PpX0 - 遅レスですみませんが 638さんの
「澤井先生の太気は、剣道の影響も色濃く出ている気がする」 は激しく同意します。太気ではなく、澤井先生個人の動きね。弟子の動きは全然違うから。 柔術は剣術の身法から生まれ、柔道は柔術から生まれた。澤井先生がやってた頃の柔道は 今より柔術に近いからより剣道の動きが身についていたんだろうね。 意拳のベースになった形意は槍術から生まれた。だから王コウサイ先生が大杆子が得意 だったのは当然。基礎拳である五行拳は元々槍術の身勢だから意拳成立後も練習された。 ヨウソウクン先生は後に五行拳をカリキュラムから外してしまうが、 自身は練習していたし、韓派やユウ派は今でも練習している。 これは批判でなく、澤井先生は五行拳も大杆子も棍も習ってないので槍術の 身法は身についていない。勁法自体は意拳の勁法とは違う。 しかしながら柔道と剣道の身法がそれを補ったのではないかと思いますがどうでしょう。 僕は個人的に澤井先生は四大金剛に及ばないが、王門下でも上位にランクされる実力だったと思っています。 柔術が柔道になって剣術の理が失われ、現在は徒手格闘技に特化している ように三代目四代目の現在の意拳は同じように徒手格闘技に特化しはじめているように、 思います。伝統武術風ボクシングなんて揶揄されてますね。 強ければどうでもいい話だけど。
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728 :722[]:2012/03/23(金) 13:01:58.57 ID:70E75PpX0 -
上から下への打撃も形意の劈というより剣道の打ち落としという感じ。 形意の身法では無いような。だからといって貶しているのではなく、独特で素晴らしいと思います。 歩法も形意というより剣道色が強いが剣道に形意の推進力が融合して実戦的で優れていると思う。 個人的には岩間さんの動きより断然好み。岩間さんの身法は身軽だけど澤井先生のような 相手の間合いに入る推進力に欠けていると思う。剣の感覚の有無かもしれない。 澤井先生はかわすだけでなく同時に相手の死角に体をずらしてる。誰とはいわないが 相手の手の届かない位置で飛び跳ねてる人とは全く別次元。 形意の身法では無いと書いたが形意の人でも澤井先生に勝てる人は少ないと思う。 十大弟子とか著名な達人は別として。
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736 :722[]:2012/03/23(金) 14:25:23.70 ID:70E75PpX0 - >>722
>>728 個人的な意見ですけど、意拳理論の体現度を言っているのか なんでもありの喧嘩で かなわないのかそこあたりは両方で敵わないと思っています。 動画や写真を私が見れる範囲と情報による判断ですのでその辺はご容赦のほどを。 やはり重要なのはどのくらい王老師に習えたか。もう亡くなられた2代目の某先生 に聞いたのですが、ヨウソウクン老師が後を継ぐ前の3年間は王老師がつきっきりで1日に十数時間 教えたそうです。それでも詰め込みの感は否めないそうですが。 おそらく三日で澤井先生が学んだ総時間を超えているでしょう タントウにしても形を王老師が直接形を直しつつ意念の持ち方、精神状態のチェック、心構えなど を叩き込んだそうです。その要求の厳しさは常人にはとても耐えられないものたったそうです。 またつきっきりで教える方も大変で、教える側と教わる側には信頼関係と強い意志が必要であったと。 具体的なことはここに書けませんが本当に厳しいです。 独力でその境地に達した王老師の偉大さと学習に耐えたヨウソウクン老師の 偉大さを感じないわけにはいきませんでした。 程度の差はあれ、王老師が自分の代わりに他流試合をさせる弟子にはこのような 過酷ともいえる英才教育を施していたそうです。もちろん四大金剛はこのような過程を 経て師の代理として他流試合を許されたそうです。面子に拘る中国人の感覚はこのような ものかと思いました、 その老師は金剛石は金剛石によってしか磨けないという意味のことばをおっしゃって おられましたが、澤井先生には歴史と国と時間によって磨かれる機会を得られなかったので 四大金剛には及ばないと判断しました。
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