- 【未来技術】糖質制限全般70【人体実験】 [無断転載禁止]©2ch.net
626 :病弱名無しさん (FAX! Safd-pSzm [106.181.144.26])[]:2017/07/26(水) 06:52:10.95 ID:5mUpsq15aFOX - http://okinawa-repo.lib.u-ryukyu.ac.jp/bitstream/20.500.12001/3351/1/v17p211.pdf
遺伝と環境は疾病の発症,増悪に大きな役割を果たす.沖 縄県住民とハワイ在住沖縄県出身者のNIDDM患者で脂質代 謝とインスリン分泌について検討した. NIDDM患者におい て、高TC血症,高TG血症,高LDLコレステロール血症,低 HDLコレステロール血症の合併率はいずれもハワイ群が有意 に高かった. 一方,空腹時インスリン値には有意差はなかっ た.ハワイの糖尿病患者で脂質代謝異常症の合併率が高かっ たのは両群の生活環境の違いによるものと思われる .本研究 で調べた日系人は沖縄県出身者であり,本研究のハワイ群と 沖縄群に遺伝的な差はない. これまでの研究ではNIDDMの発症率は日本在住日本人よ りもハワイ在住日系人の方が高いという報告が多い6.12.13)ハ ワイでの食事,運動量,生活様式などの環境因子の西洋化に よるものと考えられる3-6.12) ハワイ在住日系移民において増加しているNIDDMや脂質 代謝異常症は古来の伝統的な食事や生活様式の変化と関連が ある. 食事の西洋化は,炭水化物摂取の減少と,脂肪摂取の 増加を意味する.食事の西洋化により動物性蛋白質と動物性 脂肪の摂取が増加する1ト17). これらは肥満やインスリン抵抗性 の原因となる18. IS)沖縄県在住のNIDDM患者における脂質代 謝異常症の合併率は,以前に報告された広島県のものより高 い 3・ ...).その理由として沖縄は第二次世界大戦後の20年間, 米国の支配下にあり日本の他の地域に比べ,早期に西洋化さ れたことが原因と推測される. さらに沖縄の伝統的な食事は 日本の他の地域に比べ,動物性脂肪が多く含まれている.今 回の研究ではハワイ在住沖縄系移民の総摂取カロリー キロカロリー)は沖縄と日本全国の総カロリー量に近い(1869 キロカロリーと2050キロカロリー )加).沖縄と日本の食事の三 大栄養素の割合はそれぞれ,蛋白15.6%, 15i 脂肪は30.6 i, 25.4%,炭水化物は53.8%, 59.C であった. 沖縄の食 事はハワイ群同様,低炭水化物食,高脂肪食であった. 日常の身体活動は,糖尿病に影響を与える21)沖縄は鉄道の ない車社会であり,ハワイも車社会である.沖縄県住民は日 本の他の地域に比べ,身体活動は低いと考えられる.以前の 研究では,沖縄は日本の他の地域に比べNIDDM, IGTともに 高率に発症している22. 23)
|