- 【アトキンス釜池】糖質制限全般64【じゃろにます】 [無断転載禁止]©2ch.net
805 :病弱名無しさん (アウアウイー Sa5d-8WaR [36.12.17.215])[]:2017/01/16(月) 22:01:24.35 ID:oSEiCoKpa - >>802
聞いたことがないのは勉強不足ですよじゃろさん 現在,FGF21の産生が上昇する条件下におけるFGF21ノックアウトマウスの表現型の解析が盛んに行われている. たとえば,絶食やケトン食負荷のような糖質の供給が著しく抑制される条件では,白色脂肪組織における脂肪分解により産生された脂肪酸に加えて,脂肪酸が肝臓において代謝されてできるケトン体がエネルギー源として全身で利用される. このような条件下では,肝臓におけるFGF21の産生が強く誘導されることなどから,ケトン体産生にFGF21が重要な役割を果たす可能性が示唆されていた29, 30). しかし,我々の検討では,ケトン食飼育により野生型マウスに比べFGF21ノックアウトマウスの白色脂肪組織におけるインスリン感受性が亢進していたものの, 肝臓におけるケトン体合成に差は認められなかった46). 一方,我々とは異なるグループからは,ケトン食飼育時の血中ケトン体濃度が,野生型マウスに比べFGF21ノックアウトマウスにおいて低いことが報告されている43
|
- 【アトキンス釜池】糖質制限全般64【じゃろにます】 [無断転載禁止]©2ch.net
806 :病弱名無しさん (アウアウイー Sa5d-8WaR [36.12.17.215])[]:2017/01/16(月) 22:06:05.68 ID:oSEiCoKpa - まぁじゃろさんにしては頑張ってついてきてえらいですね
精進してください ケトン食でFGF21の血中濃度が下がるデータです Fibroblast Growth Factor 21-Deficient Mice Demonstrate Impaired Adaptation to Ketosis: Endocrinology: Vol 150, No 11 http://press.endocrine.org/doi/10.1210/en.2009-0532 FGF21についてはこれで勉強してください https://seikagaku.jbsoc.or.jp/10.14952/SEIKAGAKU.2016.880086/data/index.html
|
- 【アトキンス釜池】糖質制限全般64【じゃろにます】 [無断転載禁止]©2ch.net
810 :病弱名無しさん (アウアウイー Sa5d-8WaR [36.12.17.215])[]:2017/01/16(月) 23:03:05.46 ID:oSEiCoKpa - >>809
はいその後もちゃんと読もうね 2)ノックアウトマウスを用いたFGF21の生理的意義の解析 FGF21の生理的意義を明らかにするためには,FGF21ノックアウトマウスの表現型が重要である .FGF21ノックアウトマウスは,筆者らを含め複数の機関において作製されたが,通常食飼育下では大きな表現型の変化を示さない42–44). Dutchakらは,FGF21ノックアウトマウスの白色脂肪細胞において,分化のマスターレギュレーターである転写因子PPARγの活性が抑制され,それに伴って脂肪含量や白色脂肪細胞のサイズが減少することを報告している45) .しかし,他系統のFGF21ノックアウトマウスでは,どちらかというと体重や脂肪組織重量は,むしろ増加傾向である. このような通常時の表現型解析に加えて,現在,FGF21の産生が上昇する条件下におけるFGF21ノックアウトマウスの表現型の解析が盛んに行われている. たとえば,絶食やケトン食負荷のような糖質の供給が著しく抑制される条件では,白色脂肪組織における脂肪分解により産生された脂肪酸に加えて,脂肪酸が肝臓において代謝されてできるケトン体がエネルギー源として全身で利用される. このような条件下では,肝臓におけるFGF21の産生が強く誘導されることなどから,ケトン体産生にFGF21が重要な役割を果たす可能性が示唆されていた29, 30). しかし,我々の検討では,ケトン食飼育により野生型マウスに比べFGF21ノックアウトマウスの白色脂肪組織におけるインスリン感受性が亢進していたものの,肝臓におけるケトン体合成に差は認められなかった46) .一方,我々とは異なるグループからは,ケトン食飼育時の血中ケトン体濃度が,野生型マウスに比べFGF21ノックアウトマウスにおいて低いことが報告されている43). また,絶食に関しても,FGF21ノックアウトマウスの肝臓におけるケトン体合成や糖新生,脂肪酸酸化が抑制されたとの報告がある一方で,我々のノックアウトマウスでは,血中ケトン体濃度は減少せず,むしろ上昇していた42, 44)
|
- 【アトキンス釜池】糖質制限全般64【じゃろにます】 [無断転載禁止]©2ch.net
812 :病弱名無しさん (アウアウイー Sa5d-8WaR [36.12.17.215])[]:2017/01/16(月) 23:17:39.38 ID:oSEiCoKpa - 栄養素の摂取を制限した場合において発現が誘導される一方,逆に栄養素の摂取によってもFGF21の産生が増加することも知られている
.たとえば,高脂肪高炭水化物食により肥満症を発症したマウスでは,肝臓や白色脂肪組織においてFGF21の発現が上昇し,FGF21の血中量が増加することが知られている. FGF21の薬理作用を考慮すると,肥満症発症時にFGF21の血中濃度が増加していることは矛盾を感じるが,この説明として,肥満症発症時にFGF21抵抗性が生じることが示唆されている36). また,最近では糖質であるフルクトースの摂取2時間後に,ヒト循環血中のFGF21濃度が急速に上昇することが報告された37). なお,同じ単糖のグルコースもcarbohydrate response element binding protein(ChREBP)を介してFGF21の産生を誘導するが,フルクトースの投与と比べ,グルコースの投与では緩やかにFGF21濃度が上昇した.また,我々も, ある種の食用油を経口投与することにより,FGF21の肝臓における発現,血中濃度が上昇することを見いだしている(未公開データ).現在,この食用油によるFGF21の誘導に関して,メカニズムや薬理的な意義に関して検討中である.
|
- 【アトキンス釜池】糖質制限全般64【じゃろにます】 [無断転載禁止]©2ch.net
815 :病弱名無しさん (アウアウイー Sa5d-8WaR [36.12.17.215])[]:2017/01/16(月) 23:37:36.16 ID:oSEiCoKpa - >>813
みんなで勉強しましょうか 細胞外分泌因子FGF21による生体機能調節 https://seikagaku.jbsoc.or.jp/10.14952/SEIKAGAKU.2016.880086/data/index.html
|