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病弱名無しさん (アウアウカー Sac9-8czw [182.250.246.196])
【アトキンス釜池】糖質制限全般64【じゃろにます】 [無断転載禁止]©2ch.net

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457 :病弱名無しさん (アウアウカー Sac9-8czw [182.250.246.196])[]:2017/01/07(土) 15:41:19.14 ID:XLYjlGRfa
細菌叢に完全に依存して生きている生物は従来から数多く知られている。
例えばシロアリから牛まで、特にセルロースの多い植物を食べて生きている動物は、セルロース分解酵素を持つ細菌が存在しないと生きていけない。
したがってこれほど極端ではないにしても、食習慣に合わせて腸内細菌叢と様々な共生関係を成立させているのではと研究が進んでいる。   食習慣と腸内細菌叢の研究からわかってきたのは、
西欧型の生活を送る人間と比べて、原始に近い生活を送っている人たちの腸内細菌叢がはるかに多様な事だ。
この原因として、食べ物に含まれる腸内細菌が利用できる炭水化物、特に繊維の豊富な炭水化物が西欧型の食卓から減った事があると考えられ、
腸内細菌叢と繊維の豊富な食物との関係は研究の焦点になっている。
今日紹介するスタンフォード大学からの論文は、腸内細菌が利用できる炭水化物(MAC)が
食習慣から消える事が取り返しのつかない細菌叢の変化を招く事を実験的に証明した研究で1月14日号のNatureに掲載された。
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458 :病弱名無しさん (アウアウカー Sac9-8czw [182.250.246.196])[]:2017/01/07(土) 15:42:06.88 ID:XLYjlGRfa
タイトルは「Diet-induced extinction in the gut microbiota compound over generation(食物による腸内細菌叢構成成分の喪失は世代を超えて続く)」だ。
これまでの食物と腸内細菌叢の研究は一代限りの個体と細菌叢の関係に限られ、
世代を超えて研究される事はなかったが、この研究では特定の食物が世代を重ねて習慣化する事で、腸内細菌叢がどう変化するかをマウスモデルを使って研究している。
まず、西欧型の脂肪分が多く繊維分の少ない食事をマウスにとらせると、期待どおり細菌叢の多様性が大きく減る。
すなわち、腸内細菌叢を構成する細菌の多くが繊維分の多い炭水化物に依存している事を示している。ただ変化した細菌叢も、繊維分の多い食事に戻すと、元に戻る
。面白いのは西欧型の食事を何代にもわたって続ける実験で、繊維を必要とする細菌は世代が進むごとに減少する。
そして、食習慣を通して一旦失われた細菌の種類は、食事を元に戻してももはや回復する事はない。元に戻す唯一の可能性は、失われた細菌そのものを腸内に移植する方法だけだ。
すなわち、一旦食習慣によって失われた細菌叢の多様性は、食習慣を変えても取り戻せないという厳しい結果だ。
腸内細菌叢を育てて健全にするプレバイオの可能性が否定され、もう一度細菌叢を移植するプロバイオの必要性を強調する研究で、衝撃は大きいと思う。
ただ、現在行われているプロバイオは、乳酸菌などの一部の菌を使う方法に限られている。
もしこの研究が正しく、また原始の腸内細菌叢が現代人のそれより優れているなら、その差を特定して、失われた全てを発達期に再構成するプロバイオが進むのではないかと思う。
カプセルを使って多様な菌を移植する方法はすでに完成している。おそらくそんな介入研究の始まりを感じさせる面白い研究だと思う。
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459 :病弱名無しさん (アウアウカー Sac9-8czw [182.250.246.196])[]:2017/01/07(土) 15:46:31.04 ID:XLYjlGRfa
早稲田大学理工学術院先進理工学研究科の服部正平(はっとりまさひら)教授と東京大学大学院新領域創成科学研究科の西嶋傑(にしじますぐる)博士課程学生らを中心とする共同研究グループ(#後述参照)は、
日本人を含めた12カ国のヒト腸内細菌叢データの比較解析を行い、腸内細菌叢の菌種組成が国ごとで大きく異なることや日本人の腸内細菌叢の特徴を明らかにしました。
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460 :病弱名無しさん (アウアウカー Sac9-8czw [182.250.246.196])[]:2017/01/07(土) 15:47:26.26 ID:XLYjlGRfa
共同研究グループは、106名の日本人の腸内細菌叢※1の大規模なメタゲノム解析※2を行い、
@日本人腸内細菌叢に約500万の遺伝子を発見し、外国も合わせて少なくとも1,200万の遺伝子をもつこと、
A同じ国の被験者間の細菌叢の類似性が他国の被験者間の類似性よりも有意に高い、すなわち、国ごとに特徴的な細菌叢が形成されること等を明らかにしました。
さらに、日本人データと欧・米・中国等の外国11カ国データとの比較解析から、日本人腸内細菌叢は、
@ビフィズス菌やブラウチア等が優勢し、古細菌が少ない、
A炭水化物やアミノ酸代謝の機能が豊富である一方で、細胞運動性や複製・修復機能が少ない、
B他の11カ国ではおもにメタン生成に消費される水素が日本人ではおもに酢酸生成に消費される等の違いや特徴が明らかとなりました。
このほか、
C海苔やワカメ(の多糖類)を分解する酵素遺伝子が、約90%の日本人に保有されるのに対して、他の11カ国では〜15%となり、本酵素が日本人集団に特徴的に広く分布していることも明らかとなりました。
以上のような日本人腸内細菌叢の特徴には、生体に有益な機能が外国よりも多く含まれ、その総合的な有益性は日本人の世界一の平均寿命や低い肥満率等と関連することが示唆されました。
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461 :病弱名無しさん (アウアウカー Sac9-8czw [182.250.246.196])[]:2017/01/07(土) 15:49:09.26 ID:XLYjlGRfa
12カ国の腸内細菌叢の比較解析: 本研究では、日本、
アメリカ、デンマーク、スペイン、フランス、スウェーデン、オーストリア、ロシア、ペルー、マラウイ、ベネズエラ、
中国の12カ国の総数861人の健常者のデータ(BMI30以上の肥満、2型糖尿病、炎症性腸疾患、肝硬変、大腸がんを除いた)を比較しました。
図2aに菌種組成の類似性から求めた各被験者の位置を示します(多次元尺度構成法)。
細菌叢が似ている被験者は互いに近くに、異なるほど遠くに位置されます。
この図から、同じ国の被験者同士が近くに集まって国ごとにクラスターを作る傾向のあることがわかります。
図2bには同じ国の被験者間の類似性が他国の被験者間の類似性よりも有意に高いことを示しました。
つまり、腸内細菌叢の菌種組成は国ごとに有意に異なっていることが明らかとなりました。
この国特異性は、菌種組成からその被験者の出身国を推定したときの平均正答率が87%となったことから、きわめて高いことがわかりました。
日本人データの場合、100%の正答率となり、きわめて特異的な腸内細菌叢であることが示唆されました。
また、この国間の大きな違いは、個人の腸内細菌叢のディスバイオシスを正しく診断・評価するには、同じ国の健常者データを基準にする必要があることを示しています。
つぎに、12カ国の腸内細菌叢について国レベルでの類似性を調べました(図3)。
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462 :病弱名無しさん (アウアウカー Sac9-8czw [182.250.246.196])[]:2017/01/07(土) 15:50:31.86 ID:XLYjlGRfa
12カ国は、(日本・オーストリア・フランス・スウェーデン)
、(アメリカ・中国・デンマーク・スペイン・ロシア)、(マラウイ・ベネズエラ・ペルー)の3つのグループに大きく分かれました。
それぞれのグループ間の違いは、概ねビフィズス菌、ブラウチア、バクテロイデス、プレボテラの組成比の違いによるものです。
日本は12カ国の中でもっともビフィズス菌とブラウチアが多いという特徴がありました(後述)。
興味深いことは、日本が3つの欧州国とグループをつくることや、中国とアメリカがもっとも近い関係にあることです
。日本と中国は地理的に近く、同じアジア人であり食習慣も似ているにも関わらずお互いは遠い関係にあり、
両国とも欧米諸国と近い関係にありました
。一方で、南米のベネズエラ、ペルーとアフリカのマラウイは地理的には遠いが穀物類を主食とする原住民という共通性をもっていました。すなわち、得られた国間の違いを、地理的近さ、人種、食習慣のそれぞれ単独で説明できませんでした。
事実、各国の10年間の平均の食事中の栄養素(たんぱく質、脂質、たんぱく質の組成比)を元にした12カ国の関係は、ロシアを除く欧米諸国(たんぱく質が多い食事)と
アジア・南米・アフリカ(たんぱく質が少ない食事)の2グループに大きく分かれ、
今日の世界の食事様式を的確に示しました(図4)。
しかしながら、この食事情報からの12カ国の関係と今回の腸内細菌叢データからの12カ国の関係は必ずしも一致しませんでした。
つまり、食事以外に、腸内細菌叢の形成に大きく影響する別のファクターの存在が今回の研究から示唆されました。
12カ国の中で日本人腸内細菌叢にもっとも多い5菌種(Bifidobacterium, Blautia, Collinsella, Streptococcus, Unclassified Clostridiales)
ともっとも少ない6菌種(Clostridium, Alistipes, Dialister, Butyrivibrio, Unclassified Firmicutes, Methanobrevibacter smithii)を主要な26優勢菌種中に同定しました(図5)。
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463 :病弱名無しさん (アウアウカー Sac9-8czw [182.250.246.196])[]:2017/01/07(土) 15:51:54.01 ID:XLYjlGRfa
日本人腸内細菌叢の機能の特徴:日本人及び他の11カ国の腸内細菌叢に同定された遺伝子を機能データベース(KEGG)に相同検索することで、12カ国で日本人が他国よりも有意に多いあるいは少ない機能を調べました(図6)
。その結果、日本人腸内細菌叢は「炭水化物代謝」、「アミノ酸代謝」、「膜輸送」に関わる機能が外国よりも豊富であること、一方で、鞭毛等の「細胞運動性」やDNA損傷に関わる「複製・修復機能」が外国よりも少ないことがわかりました。
また、「エネルギー代謝」と「翻訳」が日本人に少ない理由は、外国に多い古細菌Methanobrevibacter smithiiが日本人にもっとも少ないためです(図5)。
日本人の高い炭水化物の取り込みと代謝能は、より多くの短鎖脂肪酸(酢酸や酪酸)、二酸化炭素、水素を生成します(図7)。
短鎖脂肪酸はヒト細胞の有用な栄養素のひとつであり、水素は抗酸化剤として働くことが知られており、これらは宿主ヒトに対して有益に作用します。
また、細胞運動性の少なさは炎症反応が少ない腸内環境を示唆し、複製・修復の機能の少なさはDNA損傷の少ない腸内環境を示唆します。
以上の機能の特徴から、日本人の腸内環境は他の11カ国よりも相対的に健全な状態であることを示唆しています。
さらに、炭水化物の代謝で生じる水素は、おもに3つの経路(メタン生成、酢酸生成、硫酸還元)で消費されます(図7)。
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464 :病弱名無しさん (アウアウカー Sac9-8czw [182.250.246.196])[]:2017/01/07(土) 15:52:50.88 ID:XLYjlGRfa
これら水素代謝に関わる遺伝子の量を比較すると、日本人はおもに酢酸生成(ブラウチアがおもに関与)を水素の消費に使い、
他の11カ国はおもにメタン生成(Methanobrevibacterがおもに関与)あるいは酢酸生成とメタン生成の両方を水素の消費に使うことが示唆されました。酢酸生成の最終産物は酢酸であり
、上述したように、ヒト細胞の有用な栄養素となり、水素代謝も日本人の腸内環境の健全性に寄与します。
なお、以前から日本人の呼気に含まれるメタンの量が外国人よりも少ないことが知られていましたが、今回、その理由が腸内細菌による水素代謝の違いであることもわかりました。
このほか、水生植物である海苔やワカメ(の多糖類)を分解する酵素(ポルフィラナーゼ)遺伝子が、約90%の日本人に保有されるのに対して、他の11カ国では〜15%となり、本酵素が日本人集団に特徴的に広く分布していることも明らかとなりました。
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466 :病弱名無しさん (アウアウカー Sac9-8czw [182.250.246.196])[]:2017/01/07(土) 15:57:26.14 ID:XLYjlGRfa
低炭水化物ダイエットの実践と腸内細菌の変化に関する試験が、イギリスで行われました。試験対象の人を「高炭水化物食(399g/日)、
中炭水化物食(164g/日)、
低炭水化物食(24g/日)」の3グループに分け、4週間この食事内容を実施して腸内細菌について観察を行いました。

試験対象の人の便を調べたところ、便の中の善玉菌であるビフィズス菌の量は炭水化物の摂取量と比例の関係にありました。
便の中のビフィズス菌の量は高炭水化物食で4%、中炭水化物食で2.1%、低炭水化物食で1.9%の割合で含まれていました。

この試験結果から、食事で炭水化物を減らすほど腸内善玉菌であるビフィズス菌の量が減っていく、ということが明らかになりました。
ビフィズス菌は痩せる腸内細菌であると同時に、アレルギーの改善、がんの予防など健康とは切り離せないものです。


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