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山いも ◆46qF5mI7u6 バイクにまつわる恋愛話 25th

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バイクにまつわる恋愛話 25th
476 :山いも ◆46qF5mI7u6 [sage]:2007/05/09(水) 22:26:39 ID:ptXXl2HG
あの…何かびみょ〜に煽られてる気がする山いもでございます
昨日の続きをうpしようかなぁ…と思ってたのですが、もう物語の続きを書かない方が
良いのでしょうか? ('Д`;)






漏れ…とてもとっても打たれ弱いのです ('A`)
バイクにまつわる恋愛話 25th
483 :山いも ◆46qF5mI7u6 [sage]:2007/05/09(水) 23:21:31 ID:ptXXl2HG
今日はもう寝ようかと思ってお風呂に入って最後にスレ見たら支援する人がいっぱい居たので
慌てちゃいましたです (;´Д`)




厚かましいと思うですけど昨日寝ちゃってうp出来なかった続きを睡眠限界までうpするので
ゆるして欲しいのです m(_ _)m
バイクにまつわる恋愛話 25th
485 :山いも ◆46qF5mI7u6 [sage]:2007/05/09(水) 23:28:39 ID:ptXXl2HG
では、遅くなってしまったけれどさくっと再会なのです ('Д`;)

旅の3日目
いろいろと周っていたせいもあって由姫氏の楽しみにしていた裏摩周にある「神の子池」に
到着するのがちょっと遅くなって4時ぐらいになってしまいました

道道に入り見落としそになりがちな神の子池入り口の表示板を見つけてバイクを路肩に停める

「ここからは少しダートだから気をつけて運転しないと危ないからね。」

と由姫氏に言うと由姫氏は神の子池までの道を少し覗いて

「無理無理無理!。こんな道走れないですよ〜。」

と言い出すのです ('Д`;)

「大丈夫ゆっくり走ればそんな荒れてないから平気だよ。」

「そうですか?。はいっ!がんばって走ってみますっ!!。」

と由姫氏は覚悟を決めたみたいです
ダートなので漏れが比較的楽だと思われるラインを走り、その後に由姫氏がついて来るという形をとり出発
バイクにまつわる恋愛話 25th
487 :山いも ◆46qF5mI7u6 [sage]:2007/05/09(水) 23:33:07 ID:ptXXl2HG
ミラーで後ろの由姫氏の状況を確認しながらペースを合わせて走行
漏れ、もんのすごくゆっくりと走って締まった所、ウォッシユボードになってない
ラインを狙って走ってるのですが
それでも由姫氏はよろよろと足を付きながらコケそうになってますです ('Д`;)

2`程度の道だと思うのですが、神の子池の駐車場に着くまでむちゃくちゃ時間が
かかったです  _| ̄|○

神の子池の駐車場(広場みたいな所)に着くと車が2台ほど、バイクが1台停まっていたのですが、
漏れ達が到着すると続けて車が2台出て行き、練馬ナンバーのオフ車がその5分後ぐらいに出て行ってしまい
誰も居なくなってしまいました

こ、これは…

漏れの脳内に児○清氏のナレーションが鳴り響くのです

「さあ!ここが運命の分かれ道。さて、山いもさんはここを選ぶのか?。あたっくちぁ〜んす!!。」

「も、もちろんここを選びますです!!」

と勝手に脳内で「パネルクイズアタック2○」が始まるぐらい緊張しまくりなのです (`・ω・´)!!
バイクにまつわる恋愛話 25th
489 :山いも ◆46qF5mI7u6 [sage]:2007/05/09(水) 23:35:29 ID:ptXXl2HG
北海道ツーリングが始まった時からいつ渡そう?ここで渡そうかな?と思ってタイミングを狙ってたので
ずっとずぅぅぅぅぅぅと握り締めていた指輪は漏れの手の汗で綺麗にラッピングされていたリボンとか
包み紙がいつの間にかしわしわのへにょへにょになっちゃってます ('Д`;)

ここで由姫氏に

「ちょっとトイレ行ってくるね」

と漏れは駐車場にあるトイレに行ってこっそりと漏れの左手薬指にお揃いである漏れ指輪をはめました
その時にもう骨折の跡なんか残ってはいないけど改めて漏れの左腕を見て

「この骨折が無ければ由姫と知り合う事もなかったんだよなあ。」

と腕を眺めて独り言をぽつり
なんか1人で胸が一杯になっちゃって涙が出そうになっちゃっいました (;´Д⊂)

ウエストバッグの中の由姫氏に渡す指輪が入ってるのをしっかり確認すると漏れが指輪を
着けてるのがばれないようにバイク用手袋をはめてトイレから出る

由姫氏は

「(;´Д`)はぁぁぁ…転ばないように気を付けてたら力入っちゃって腕とか肩とかパンパンです。」

と全く気付いてない様子
これはサプライズ&プロポーズいけるかな?
バイクにまつわる恋愛話 25th
490 :山いも ◆46qF5mI7u6 [sage]:2007/05/09(水) 23:37:27 ID:ptXXl2HG
時間は5時近くなってもうちょっとすると暗くなってきてしまう
まだ明るいので人は来る可能性があるので早めに決着つけないといけないのですっ (`・ω・´)!!

神の子池はいつ来ても深い透明感のあるブルーでとてもきれいです
池の中にある苔むした倒木も神秘的な雰囲気をさらに強調してる感じが漏れにはするのです
由姫氏は神の子池を見て

「うわぁ…すごいきれい…。」

と言ったままちょっと呆然と見入ってます
初めて見る人には印象が強烈なんでしょうね きっと
しばらく見ていたけどウエストバッグから愛用のデジカメを取り出すとバシャバシャ写真を撮り始める由姫氏
う〜…プロポーズしようと思ってるのに雰囲気がもお台無しです ('Д`;)

1通り写真を撮り終わって落ち着くと

「きれいでしたね〜 (*´ー`*)。また一緒に絶対来ましょうね。」

と満面の笑顔の由姫氏
その時、ざざぁ〜と駐車場に車かバイクの入ってくるような音がしたので漏れは
ポケットから慌ててラッピングされた指輪を出すと

「由姫、由姫。ちょっと受け取って欲しいプレゼントがあるんだ。」

と切り出したです
バイクにまつわる恋愛話 25th
492 :山いも ◆46qF5mI7u6 [sage]:2007/05/09(水) 23:44:07 ID:ptXXl2HG
 ( ´ー`)? とした顔で漏れに近づいてくる由姫氏

「これ…受け取って欲しい…。」

とラッピングされた指輪を渡す
最初は何を渡されたのか分からなくて戸惑っていたけど

「包みをほどいて中を見て。」

由姫氏に渡した物は綺麗に結ばれたちょっとラメが入ったような光沢のあるリボンが巻かれていて
それををほどくと白い厚紙の四角い小さな箱が見えます
その厚紙の箱を開けると白い指輪のケースが入ってますです

そこで漏れがそっと左手の手袋を取る
由姫氏も指輪ケースをぱくっと音をさせて開いたです

「由姫…あのさ いつも一緒にじゃなくて…え〜と…その…なんだろ。いつまでもずっと漏れの
そばに居てほしいんだよね。つまり…その…結婚しよう。」

と漏れの手にはめた指輪を見せながら由姫氏にこう言いました

う〜 ('A`) 頭の中で一生懸命シュミレーションしてプロポースのセリフ何回も練習してきたのにいざと
言う時になったら頭の中が真っ白になっちゃってかっこよくセリフが言えないのです  _| ̄|○
バイクにまつわる恋愛話 25th
493 :山いも ◆46qF5mI7u6 [sage]:2007/05/09(水) 23:46:43 ID:ptXXl2HG
由姫氏はと言うと

(´゚д゚`)???…

と魂を引っこ抜かれたようにぼ〜…とした顔で口開けたままで黙ってます

あの…由姫氏 返事して欲しいんですけど ('Д`;)

あの…事故して初めて会った時みたいにフリーズしないでください ('Д`;)

あの…この空気に耐えらそうもないんで何か喋ってください ('Д`;)

と漏れが緊迫した空気に耐えていると由姫氏が





              。゚(゚´Д`゚)゚。ぶわっ!!


と顔はそのままで体をぴくぴく震わせながら涙を流し始めたのです
まぁ…断られるにしろ、受け入れてくれるにしろ泣かれるだろうな…と予想は
してましたけど…  _| ̄|○
バイクにまつわる恋愛話 25th
495 :山いも ◆46qF5mI7u6 [sage]:2007/05/09(水) 23:49:50 ID:ptXXl2HG
「や、山いもって ずるっ!(鼻すすってます ('A`) )ど ど どうしてこう言う事するの?。」

あ いや あの 必死になって無い脳みそしぼってこの計画考えたのですけれど ('A`)

「こ こ こんな所で ぐしゅ(鼻すすってます)プロポーズするなんて 何で?。」

あ いや その 何でって言われましても、ロマンチックにプロポーズ決めようと思っただけなんですが ('A`)

「私こんな事されたら断れる訳ないですよっ!!。それに…。」

それに (´゚д゚`)?

「わ、私…山いもさんのその言葉言ってくれるの待ってたんですもの (´;ω;`)。」

と漏れに言うとそのまま抱きついてきてわんわん泣き始めちゃいました
指輪のケース握り締めたままわんわんと号泣してる由姫氏の頭をなでなでしながら

「由姫ありがとう。指輪はめてくれるかな?」

と漏れが言うと

「うん…うん… (´;ω;`) ずるっ(鼻すすってます ('A`) ) 指輪…。」

と言ったけれど泣き過ぎたせいか手が震えていて由姫氏自分で中々指輪はめられなさそです
見てて指輪落としそうで危なっかしいんで漏れが指輪ケースを由姫氏から取って指輪を出すと
由姫氏の左手の薬指にはめてあげたです

由姫氏に左手薬指にはまったきらっと光る指輪見たら漏れ…胸があったかい物でいっぱいに
なっちゃったです (*´ー`*)
バイクにまつわる恋愛話 25th
497 :山いも ◆46qF5mI7u6 [sage]:2007/05/09(水) 23:53:06 ID:ptXXl2HG
それは良いのですが…
後から車で来たカップルらしき人が到着して漏れと由姫氏を見て

カップル女 「やだぁ〜…あの彼さぁ。彼女泣かしてるわよ (ひそひそ)。」

カップル男 「なんだかなあ…彼女泣かせるなんて最低だよな (ひそひそ)。」

カップル女 「きっと別れ話よ。旅行先で別れ話切り出すなんてさいてー (ひそひそ)。」

カップル男 「あの内地ナンバーの2台のバイクだろ?。別れるって言うのに何で北海道に来るかな?。
あの男 訳わかんねぇよな (ひそひそ)。」

ち、違うですよ〜!! ヽ(;´Д`)ノ~~~

別れ話じゃなくて全く真逆な話してたんですよ〜!!

何かとても恥ずかしい所を見られたみたいで由姫氏の肩を抱いてそそくさとその場を離れるです
由姫氏はまだ肩を震わせて嗚咽してます ('A`)

その勘違いカップルとすれ違いざま

カップル女「最低っーーー!!」

と漏れに聞こえるように捨てゼリフを吐いたのです

うが〜!!ヽ(`Д´#)ノ 訳もわからんのに好き勝手言うんじゃないのですっ!!
バイクにまつわる恋愛話 25th
498 :山いも ◆46qF5mI7u6 [sage]:2007/05/09(水) 23:55:27 ID:ptXXl2HG
バイクの所に戻り由姫氏のバイクのチェックと漏れのバイクのチェックをするのです
漏れがバイクのチェックしてる間に由姫氏はだいぶ落ち着いてきて左手をじっ…と眺めてるのです (´ー`)

しばらくしてすっかり落ち着いた様子の由姫氏は涙でぐしょぐしょのぬっちょんぬっちょんに
なったメイクを直し始めました

「う〜…もうやだぁ〜恥ずかしい。泣いちゃったからお化粧めちゃめちゃだぁ…。」

とせっせとお化粧直し
由姫氏はすっぴんでもめちゃくちゃかわいいのだからそんなにメイクしなくても大丈夫なのです (*´∀`*)

そんなこんなしているとあの勘違いカップルが戻って来たのです

カップル男 「あいつらまだ居るぜ?。」

カップル女 「あんだけ泣いてんだから化粧崩れちゃったんでしょ?。 直してるじゃん彼女。」

カップル男 「これからどうすんのかな…あいつら。」


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