- 【チタン】ロード&MTB 28【ステンレス】 [転載禁止]©2ch.net
537 :ツール・ド・名無しさん[sage]:2016/02/21(日) 10:18:48.21 ID:S7LlmRKe - >>533
適正な処理をされればね でも自転車用のチューブって焼鈍材だから 疲労強度の面で見ても良く無い また一部のフレームは時効材が使われるが 結局溶接で鈍ってそれを放置だから疲労強度は落ちる (素材の疲労強度改善は時効による組織の微細化が効果的) 理想は先ず焼鈍材で曲げやら鍛造やらの塑性加工や溶接を行って その次に応力除去焼鈍して最後は時効硬化処理で仕上げるのが望ましい 因みにアルミで良く行われる溶体化はチタンでも有効だが アルミよりもかなり高温かつ繊細な処理となるため自転車のフレームだと ホットスポットの問題や冷却時のムラが生じる恐れがあるので 現状では避けた方が良いのではというのが処理工場の回答
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541 :ツール・ド・名無しさん[sage]:2016/02/21(日) 15:18:56.32 ID:S7LlmRKe - チタンに限らずなんだけど基本金属は
機械的性質の伸びが大きい(柔らかい)と衝撃に強いが繰り返し応力に弱く 伸びが小さいもの(硬いもの)は逆に衝撃に弱いが繰り返し応力に強い ひとえにクラックと言っても繰り返し応力が原因の疲労によるものと 強い衝撃が掛かって破断するものとあるので分けて考える必要があります 因みにこの辺の仕組みは転位を調べてみて下さい 破壊のメカニズムも分かって面白いですよ
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546 :ツール・ド・名無しさん[sage]:2016/02/21(日) 16:01:32.97 ID:S7LlmRKe - >>543
ただアルミでもヤング率は70ほどありますし(チタンは100) チタンに比べ質量更に少ない上に加工性が高いから 個人的にはA7075のラグもありかなと思います
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548 :ツール・ド・名無しさん[sage]:2016/02/21(日) 16:11:02.75 ID:S7LlmRKe - >>545
ヤング率は構造で補えますからね クロモリなら薄くアルミなら厚くって感じに それでもチタンが使われるのは 高級感(実際値段高い)の部分大きいと思います あと接着に関しては今は良いプライマーと接着剤があるので問題ないです
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549 :ツール・ド・名無しさん[sage]:2016/02/21(日) 16:16:45.20 ID:S7LlmRKe - >>547
疲労強度も変形を少なくする構造にすれば大丈夫です アルミは質量が小さいのでそういうのは得意ですから ただしなやかな物を求めるとクロモリやチタンになりますね
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553 :ツール・ド・名無しさん[sage]:2016/02/21(日) 16:36:57.64 ID:S7LlmRKe - ここ最近、次世代のスカンジウム添加アルミ合金が出てきていて
溶接可能材で引張強度500mpa以上 非溶接材で700mpa以上という高性能 更にチタン合金より材料コストが安いという夢の様な素材があります ただアルミだけに降伏点不明瞭からくる疲労特性の問題がつきまといますが それを差し引いても魅力あります 一方チタンでも技術革新あるのですが どうしても値段と加工性がネックとなって自転車に使うのは難しいですね これが簡単にパイプに出来るようになれば面白いのですが...
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