- 第79期順位戦 part106
559 :名無し名人 (ワッチョイ 8601-vYIt)[sage]:2021/01/16(土) 18:42:32.26 ID:sDyDrFEA0 - ――森九段は1985年から理事を務められてました。苦労されたことはありますか。
「昭和60年〜昭和62年のときですね。私は渉外担当の理事でした。当時、読売新聞社が大型棋戦を作りたいという話が出ていて、いろいろな折衝の末に誕生したのが竜王戦なんです。苦労したのは、歴代名人の承諾を取ること。会長の大山先生(故・大山康晴十五世名人)は反対されていて、『まず、ときの名人の中原さん(十六世名人)、升田さん(故人・幸三実力制第四代名人)の許可をとってから話を持ってきてください』と言われたんです。中原さんは私に任せるとおっしゃってくださいました。ただ、升田先生は名人より上なんて考えられないと反対されましてね」 「最終的には、賞金額の1位は謳っていいけれど、序列は同格ということで話はまとまった。それが苦肉の策だったんですね。昭和62年のときでした。翌年からは私も将棋に集中して王位戦の挑戦者になりました。本当は竜王も取りたかったんだけどね(笑)。大変でしたが、新棋戦が誕生して将棋界が活性化したのはよかったと思いますね」 https://www.shogi.or.jp/column/2017/08/post_225.html
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