トップページ > 将棋・チェス > 2021年01月09日 > PMAW0lc8

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名無し名人
羽生善治は大山康晴に追いつくことができるのか?★27

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羽生善治は大山康晴に追いつくことができるのか?★27
464 :名無し名人[sage]:2021/01/09(土) 10:34:07.75 ID:PMAW0lc8
羽生マジックと言えば動画ではどうしてもNHK杯が中心になるが、悪手が多いのもNHK杯だ
形勢不利からの逆転は相手に悪手があるからできる
人間はソフトに勝てないし、ソフトで解剖されたらどんな妙手で逆転しても相手が間違えさえしなければ負けていたことになる
だから、逆転した棋譜にも感銘できる棋譜と感動しない棋譜がある
羽生ファンの中で評価が高いNHK杯での郷田戦の△86銀(2013年)はどんなに凄い手かと棋譜を並べると強いアマレベルの普通の手でしかなくガッカリすること間違いなしだ
普通に強いアマなら△86銀より△88銀で詰ましているだろうし、桂が2枚でなく1枚なら88銀でないと詰まないので本筋は88銀だった
詰ますときに駒のタダ捨ての手筋は朝飯前のことなのにこんな手で感心する羽生ファンのレベルは相当に低い
郷田の悪手は10手前の61金だが、羽生が誘ったわけでなく羽生に悪手を咎める好手が出たわけでもなく自分で勝勢をフイにしただけだった

2007のNHK杯中川戦も羽生ファンの中では98角が妙手ということらしいが何の変哲もない手で中川が67馬としていたら楽勝だった
本譜の順でも羽生が桂を入手した手が後手玉詰めろなので、△26歩が頓死の悪手
△26歩でなく△19龍と香を取って上部への逃げ道を作り詰めろを解除さえすれば問題なかった
郷田戦にしても中川戦にしても相手が勝手に間違えて勝勢をフイにしてしまっただけで、大山の神吉戦のような手で逆転を引き寄せたのとは意味合いが違う
早指しののNHK杯ではよくある将棋でしかない
もちろん、羽生にも感心する好手は山ほどあるだろうが、こうした将棋を羽生マジックの好局にあげるのはピントがずれていると言わざるを得ない
羽生善治は大山康晴に追いつくことができるのか?★27
467 :名無し名人[sage]:2021/01/09(土) 11:05:40.63 ID:PMAW0lc8
解説
郷田戦
ここで▲61金としたのが敗着となる郷田の悪手で評価値1000以上で優勢だったのが羽生に△57角成とされてたちまち後手勝勢に変わってしまった
https://i.imgur.com/8m8RQCo.png

郷田は▲61金でなく▲32飛または▲22飛でもよく、受けに回っていてもよかった

羽生マジックと称賛されている17手詰の途中△86銀が出た局面
https://i.imgur.com/rxuzEyn.png

ここからアマレベルでわかる13手詰の追い詰めで、初手は同じ捨てゴマでも△86銀より△88銀がしっかりしている
羽生善治は大山康晴に追いつくことができるのか?★27
468 :名無し名人[sage]:2021/01/09(土) 11:26:19.42 ID:PMAW0lc8
解説
中川戦
羽生が▲98角とした局面
https://i.imgur.com/VZx7e9A.png

ここまで後手中川の勝勢が続いていて、この▲98角より▲39玉のほうが粘りがあるし、▲98角と打つなら先に▲54銀のほうが面白かった
中川は▲98角には△67馬として合駒を請求して安全勝ちできた(評価値は後手6000)

98角から6手進んだ局面
https://i.imgur.com/ctBjp9T.png

ここで、中川は△26歩としたため▲22銀以下17手詰の頓死を食らっている
△19龍として15への逃げ道を確保しておけば頓死することもなかった

最後まで羽生に逆転勝ちを仕掛けたような見所はなく、NHK杯のようなテレビ将棋だと詰ましての逆転勝ちは大向うの受けがよいだけで、よくある詰まして勝つ将棋の一例でしかない
羽生善治は大山康晴に追いつくことができるのか?★27
469 :名無し名人[sage]:2021/01/09(土) 11:33:13.00 ID:PMAW0lc8
こうした棋譜はあげてもきりがない
絶対的に強いソフトと違って棋士の強さは相対的な強さにすぎないということを指摘したまでで別に羽生をけなすつもりはない
大山にしても羽生にしても棋士の中では強いということは勝率やタイトル戦の成績でわかることで、機械的な棋譜解析からわかるものではない
羽生善治は大山康晴に追いつくことができるのか?★27
477 :名無し名人[sage]:2021/01/09(土) 14:12:59.90 ID:PMAW0lc8
確かに桂1枚では詰まなかったよね
それでも△88銀でも同じ手順で詰むので渡す必要もない銀一枚を相手に渡すのを褒めるのはやめたほうがいい
羽生善治は大山康晴に追いつくことができるのか?★27
480 :名無し名人[sage]:2021/01/09(土) 14:26:40.56 ID:PMAW0lc8
羽生の棋譜で鑑賞しがいがある棋譜の一つに千日手になった王座戦第5局がある(2012-10-03 先手渡辺竜王)
次の局面で羽生の放った△66銀はあまりにも有名だ
この手は後手玉の詰み手順にある▲66桂を消すのが狙い(▲同歩なら後手玉の詰めろが消える)で、この手で千日手に持ち込むことができた
惜しむらくは一手を稼ぐ手筋の△71金捨てでも千日手に持ち込むことができた点だ
https://i.imgur.com/hfH30rD.png

ここまでは普通に理解できるところだが、ソフトに解析させると実は渡辺に勝ちがあったことがわかる
もちろん、棋譜にケチをつけるつもりはさらさらない
ソフトで解析することで将棋の奥の深さの一端を掴めるから将棋もソフトも素晴らしいのだ
ポイントになる局面は△66銀の数手前、116手目の局面にある
https://i.imgur.com/5Xy9wCB.png

渡辺はここで▲88金打はとしているがこの先は千日手だった
ところが、ここで▲88飛なら渡辺の勝勢だったのである
その違いは以下△92金▲76銀△同歩▲79金△77歩成▲71角と進むと見えてくる
ここから、△82銀▲83金△同金▲同銀成△同玉▲82桂成△74玉となる
変化A図
https://i.imgur.com/IlzpUXo.png

この局面は先手玉に詰めがないので一手の余裕があるのが大きく先手勝勢である
ところが88の駒が飛車でなく金だったら△85桂打以下先手玉は詰まされてしまうのだ
変化B図
https://i.imgur.com/wUFHQVM.png

つまり、この変化(▲88金打の場合は▲83金の替わりに▲83飛とすればよいだけで後手の持駒が金2枚か飛車金かの違いだけ)は先手に一手の余裕がなく先手負けである
88飛の強防を逃したばかりに先手は千日手もやむなしになったのだ

棋譜を解析するとこうした幻の一手に見所がある場合が多い
この棋譜の幻の88飛とか、竜王戦第3局で羽生が指せなかった▲94角とか、こうした幻の手を当たり前のように指せる棋士が現れたときこそ絶賛に値する棋士ということになるだろう
羽生善治は大山康晴に追いつくことができるのか?★27
481 :名無し名人[sage]:2021/01/09(土) 15:50:45.82 ID:PMAW0lc8
羽生の王座戦と似た意味合いの凌ぎの筋は大山と米長の王座戦にもあった
1969-04-03 先手米長 後手大山

A図
https://i.imgur.com/H7GLueT.png

B図
https://i.imgur.com/MPtLRa6.png
羽生善治は大山康晴に追いつくことができるのか?★27
482 :名無し名人[sage]:2021/01/09(土) 16:45:13.91 ID:PMAW0lc8
A図は▲56桂で詰んでしまうので先に△56桂と捨てるのがこの一手で▲同銀△65歩で凌ぐことができている
以下▲86桂と追撃されても△82桂で受かっている
大山将棋が魅せるのは、この局面に誘導したのが米長でなく大山だからだ

大山は凌ぎ切れると読めば相手に攻めを強要して分かりやすい局面にすることを意図して指している
A図はB図の12手前で大山はここで△54金を選んだときから先ほどの局面を見切っていた
いや、それより前に36に角を打ち据えたときから構想していたのだろう
△54金と出られたら▲73馬成△同龍▲同桂成△同玉▲23飛△53歩▲85桂△63玉▲73金△64玉▲66銀打と進行する危なっかしい変化は想定内だ
実戦もこのように進んだ
この変化が恐いと思えば△54金とは指せないがそこで△56桂とすれば凌げるところまで読むのが受けを好む大山であればこそと感心する一局だった
羽生善治は大山康晴に追いつくことができるのか?★27
483 :名無し名人[sage]:2021/01/09(土) 16:49:30.32 ID:PMAW0lc8
攻めを誘って凌いで勝つというのは大山の棋譜の随所に見られる
代表的な棋譜は中原との名人戦第2局の△81玉だろう
https://i.imgur.com/wEPnAFP.png

これで何とか凌いで勝ちと見切るのは相当に勇気がいる
大山は随分前から指し切り勝ちを目論んで中原の攻めを誘ったのだ
その局面が16手前の△65歩だった
https://i.imgur.com/lCgD6E2.png


以下▲55銀△53金▲33歩成△54歩と進んだ
こうなると中原の銀は助からないので中原は暴れるしかない
もちろん中原も承知で勝算があればこそ攻めに出たわけだ
▲86桂△73玉▲74銀△72玉▲73銀打△同桂▲同銀成△同玉▲85桂△72玉▲73飛は気持ちのいい攻めで普通こんなふうに攻められて寄らないわけがない
だからこの変化を普通の棋士なら避けるものだ
大山だけがこの先の変化も読み切っていたからノータイムで▲93桂が角取りで王手になる△81玉と逃げ平然としていたわけである
羽生善治は大山康晴に追いつくことができるのか?★27
484 :名無し名人[sage]:2021/01/09(土) 17:10:31.17 ID:PMAW0lc8
>>352
大山の受けは相手の攻めを意図的に誘っていることが多い
1966-12-13 十段戦第5局もそうだった
https://i.imgur.com/1zrO4JY.png

この局面で普通に受ける手は角の効きを止める△64歩だが、大山は△54歩として角切りを催促している
当然の▲73角成に△同桂でなく△同銀とするのが角があれば△68馬以下先手玉が詰むのを見越した強手で、二上は61龍と離れ駒の金を取ることはできない

偶然だが、大山が相手の攻めを催促して勝ちをものにしたのは、名人戦の△54歩も十段戦の△54歩も100手目だった
羽生善治は大山康晴に追いつくことができるのか?★27
485 :名無し名人[sage]:2021/01/09(土) 17:20:31.73 ID:PMAW0lc8
>>484
訂正
352は以前のスレのゴミ
▲61龍は▲61飛成の誤り


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