- 棋〇B〇総合スレPart8
101 :名無し名人[sage]:2020/10/16(金) 00:54:29.99 ID:HhLCei1b - 新スレおめでとうございます。
このスレ終わる前にこのお話終われるかすぃら? 本当に寝狸磨の国が好きで書いてると戻って来たくなくなるほど書いちゃうんだけど、書いたものすべて載せると5ちゃんが潰れるだろうから自粛してます。 エネルギーくれる棋士の皆さんありがとうございます。 【今までのお話】 寝狸磨の国のお殿様とお小姓真恒は相思相愛なのに微妙な心のすれ違いでなんか変なことに。 真恒に「殿だから仕方なく相手してるけど普通の男だったら興味ないし〜」って言われたと思った殿の決断で真恒の永崎留学がほぼ決定? それをお洒落貴族甘彦様の説得のおかげと思った老中朝倉殿にご褒美の中邑殿を漁夫の利で与えられてしまった甘彦様の明日はどっちもこっちもにっちもさっちもアームストロング。
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102 :名無し名人[sage]:2020/10/16(金) 00:55:44.55 ID:HhLCei1b - 「ラッキ〜何にもしていないのに中邑殿ゲットでおじゃる〜♪…と浮かれられないわらわは貴族の風上にも置けない小者…」
「「「「甘彦様〜!大変にござります〜!」」」」 「プロ小姓の皆の衆、どうしたでおじゃる?」 「真恒様が永崎に留学あそばされると〜。どうか御止め下さるようご説得を〜!」 「しかし…」 「「「「しかしではございません!甘彦様は美を追求し醜を憎むお洒落貴族様ではないですか!どうか愛し合い想い合うお二人を別れさせぬようお力をお貸しください!」」」」 「で、でも恒殿がいなくなれば、そち達プロ小姓は主上をパトロンにするチャンスが出来るのではないのでおじゃるか?」 「ザワ・・・ザワ・・・」 「おりょ?急に空気がアウェーな感じになったでおじゃる」 「甘彦様はまさか本当にそのようなことをお考えで?」 「い、いや、一般論を訊いてみたまでじゃ」 「痩せても枯れてもわたくしたちプロ小姓は真に愛し合う方たちの間に入るような真似は致しません!」 「ま、麿が悪かったでおじゃる!美のために恒殿と主上を幸せにするでおじゃる〜!あああ、でも留学阻止したら朝倉殿が怒ってしまうかもしれないでおじゃる。なんと難しい局面でおじゃるか〜」 「では明日の朝早いので余は先に休む。皆のものは無礼講を楽しむがよい」 「…そんなこと言われたって、明日からお相手するのは我々ですよね?」 「はっはっは…まあそうですけど、真恒殿がいなかったら殿が何でも身の回りのことは一人で完璧にこなすから小姓たちは楽ですよね」 「でも執政面で真恒殿以前の殿に戻られるんなら無礼講で浮かれてなんていられないですよね」 「え〜、でも真恒殿の影響で殿もあの頃からは変わったんじゃないかとあたしなんかは思うんですけどね」 「はっはっは、どうなんでしょうねぇ?」 「難しい局面は明殿に打開してもらうのが一番でおじゃる。明殿〜」 「え〜、知らねぇよ。そんなの二人に直接話させれば良いんじゃねぇの?」 「ブツブツ・・・でもそうすると麿が点数稼げないでおじゃる」 「アン? なんか言ったか?」 「何でもないでおじゃる〜」
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103 :名無し名人[sage]:2020/10/16(金) 00:57:16.85 ID:HhLCei1b - 「歯磨きしたし,厠にも行ったし、着替えも枕元に置いたし…」
「お休み前に失礼するでおじゃる」 「おお、甘彦様、如何いたした?てか何で殿様の寝所にフリーパス」 「細かいことは良いんでおじゃる。恒殿が留学すると聞いたが、主上はそれでいいでおじゃるか?」 「それが真恒のため、寝狸磨のためになるなら、余の感情は勘定に入れてはならぬと思うておる」 「…主上、今ちょっと巧いこと言ったとか思ったでおじゃろう?感情と勘定とか…」 「てへぺろ♡ しかし余の言葉に偽りはない。余が殿様だからと、忠義のために夜伽を受け入れていた真恒に報いるには真恒の今後に有利になるように采配してやるしかないではないか」 「主上、真恒殿は主上一筋でおじゃるよ」 「わかっておる。真恒は忠義ものだからな。殿さまだからと慕われるより只の男として愛されたかったのは余のわがままじゃ。この世には叶わぬ願いもある。それは真恒の落ち度ではない。真恒はこれまで意に沿わぬ事であろうによく仕えてくれた。」 「…主上〜(´・ω・`)…」 「中邑殿ゲットのために動いてきた麿じゃが主上のあんな悲しい顔を見るのは耐えられないでおじゃる〜。二人の関係修復に努めるでおじゃるよ…」 「「「甘彦様、頑張って〜!」」」 「でももう今晩は美容のために寝るでおじゃる」 「山元、で、どうだった?」 「はい、わたしが伺った時には殿はすでに洗顔もお着換えも済ませておられましたので、朝餉のお世話だけをいたしました」 「…そっか〜、やっぱり…」 「ひゃ〜、参りましたよ〜」 「お、なめちゃんおはよ〜。遅刻だね〜」 「おはようございます。ここに来るまでに殿にお会いしてしまいまして、遅刻印を押されてしまいました」 「え〜、あれ復活したの?」 「はい。無届の遅刻三回で無断欠勤一日、無断欠勤三日で浪人になるからって…。遅刻や欠勤の際は医師の診断書などを持参するようにと」 「今までならスルーだったのになぁ」 「寝狸磨御法度に書かれてるから守らなきゃいけないんだけど今まで緩々だったからな〜」 「はぁ〜恐れていたことが…」
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104 :名無し名人[sage]:2020/10/16(金) 00:58:24.28 ID:HhLCei1b - 「なんだか城の中の雰囲気が悪いでおじゃる…」
「そっか〜?俺は何にも感じないぜ」 「失礼する。母より綿鍋殿あての託物がある」」 「おお殿様、なんか恒が永崎に留学するんだって? 「それが寝狸磨にとっての最善なら仕方あるまい」 「まあ、そうだよな〜。為政者はその観点で動くよな〜」 「母から…とよぴ君とゼンジー君の着物とのことじゃ」 「やった〜!」 「綿鍋殿…」 「ん?」 「綿鍋殿は一国の主として布人形と戯れるご自身をどう評価なさっておられるのか?」 「へ?」 「余の母も関わっているので心苦しいが、大の大人、しかも国主が少なくない金額をたかが人形の衣装のために税金から引き出すことに領民のコンセンサスは得られておるのか?」 「ア…うぅ…いや…」 「綿鍋殿が将棋の賞金で少なからぬ金額を国庫に返還していることは存じでおる。ただ、領民は将棋の強い綿鍋殿と切り離した、布人形で遊ぶのが趣味の殿様をどう受け入れておられるのか…それより何より、武士が人形と戯れていることにご自身で疑問は感じぬのか?」 「あうう…」 「彦〜、助けろ〜」 「どうしたでおじゃる?」 「あ〜あ、綿鍋殿も善魔の餌食に…」 「善魔?それは何でおじゃるか?」 「真恒殿を知る前の殿は、何をしても完璧すぎて全く悪を行わず規則を完全に守るけれど他人にも容赦がなくて、悪魔ならぬ善魔と呼ばれていたんです」 「そ〜なんだよ。もう人の痛い所ビシビシ最善手で突いてくるんだけど本人全く悪気ないんだよな。俺の布人形遊びに疑問呈されちゃって参ったぜ〜」 「それは常々麿も疑問に思っておったでおじゃるよ」 「あたしたち側近もアプレ真恒のまったりな殿に慣れちゃったから、昔に戻られてもやっていける自信がありません」 「やっぱ恒の留学無かったことにしないと寝狸磨だけじゃなく将棋連合にだって差し障り出るぜ」 「まぁ、善魔モードに入らないと心が守れないんでしょうけどね〜」 「どうしたものでおじゃるか…」
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107 :名無し名人[sage]:2020/10/16(金) 20:38:22.41 ID:HhLCei1b - 先生の解説毎週見られて…ウワーン素直に喜べない〜!
第33期 竜王戦 七番勝負 第二局 2日目 豊島将之竜王 対 羽生善治九段 10月23日(金) 08:30 〜 23:00 解説者:郷田真隆九段、佐々木勇気七段 聞き手:加藤桃子女流三段、貞升南女流初段 https://abema.tv/channels/shogi/slots/F2b1U5ZsattWCf
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