- 羽生善治は大山康晴に追いつくことができるのか?25
595 :名無し名人 (ワッチョイ c3ad-XsSN)[sage]:2020/10/02(金) 07:02:13.08 ID:Scvt7zcq0 - A級10期以上の棋士が谷川世代の前後に谷川と高橋しか輩出されていないと指摘した
この世代は四段昇段の条件がもっとも緩く10年間にプロ棋士が52名も増えた時代だ プロ棋士が増えれば才能が高い人が漏れなくプロになれて10年以上トップを張れる棋士の数が増えるとかそういうことにはならなかった 10期以上のA級棋士の数はプロになった棋士の数とは比例していないのだ プロ棋士が少なかった大山世代の前後で10期以上のA級棋士が8名(花村・升田・丸田・松田・原田・大山・加藤博:灘)が出ていることからも明らかだ A級在位10期以上は連続在位のほうがまれなので、陥落して次の棋士の代になっても復帰できた、いわば、時代を超越して強かった棋士だ 彼らを在位期間が長い順に並べると、上位の棋士の多くが、大山との対局数が多かった棋士であることが判明する つまり、時代のレベルをA級在位期間が長い棋士の数で確かめると、見事に大山時代と重なるのだ
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596 :名無し名人 (ワッチョイ c3ad-XsSN)[sage]:2020/10/02(金) 07:03:56.35 ID:Scvt7zcq0 - 名人・A級在位期間
1大山康晴 44期 2加藤一二三 36期 3谷川浩司 32期 4升田幸三 31期 5中原誠 29期 6羽生善治 28期 現役A級 6塚田正夫 28期 8二上達也 27期 9木村義雄 26期 八段〜名人 9米長邦雄 26期 11佐藤康光 24期 現役A級 11丸田祐三 24期 13有吉道夫 21期 14森内俊之 20期 現役 15三浦弘行 19期 現役A級 16灘蓮照 17期 16内藤國雄 17期 18大野源一 16期 18花村元司 16期 20桐山清澄 14期 20丸山忠久 14期 現役 22久保利明 13期 現役 22郷田真隆 13期 現役 22高橋道雄 13期 現役 25青野照市 11期 現役 26渡辺明 10期 現役A級 26森下卓 10期 現役 26松田茂行 10期 26加藤博二 10期 26原田康夫 10期
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600 :名無し名人 (ワッチョイ c3ad-XsSN)[sage]:2020/10/02(金) 07:39:59.75 ID:Scvt7zcq0 - 丸山や郷田より時代を超越して強かった昔の棋士は多い
これだけ多くの傑出した棋士を相手に一つの時代を築いた大山はまさに別格の棋士にほかならない 大山康晴 44期 加藤一二三 36期 升田幸三 31期 中原誠 29期 塚田正夫 28期 二上達也 27期 木村義雄 26期 八段〜名人 米長邦雄 26期 丸田祐三 24期 有吉道夫 21期 灘蓮照 17期 内藤國雄 17期 大野源一 16期 花村元司 16期 桐山清澄 14期 現役 丸山忠久 14期 現役 久保利明 13期 現役 郷田真隆 13期 現役
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601 :名無し名人 (ワッチョイ c3ad-XsSN)[sage]:2020/10/02(金) 08:19:38.39 ID:Scvt7zcq0 - 藤井二冠の竜王挑戦を49歳の丸山九段が制止して、さすが羽生世代は棋力が落ちても底力があると見直された
しかし、それ以上のことを昔の棋士はやっている 羽生を下した最年長棋士は68歳の大山だが、大山は別格としても「丸山越え」の棋士は多い 羽生に底力を出して勝った棋士 中原60歳 加藤59歳 米長54歳 有吉53歳 内藤は丸山と同じ49歳で羽生に勝っている
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610 :名無し名人 (ワッチョイ c3ad-XsSN)[sage]:2020/10/02(金) 11:20:26.71 ID:Scvt7zcq0 - >>602
勘違いしていないか? 昔も今も毎年A級から2名陥落してB級1組から2名がA級に昇級する この新陳代謝を繰り返している だから、プロ棋士の数が少ないとA級に残りやすいなどという論理は成り立たない プロ棋士の数が増えるとA級まで昇級して10期以上在位するトップ棋士も増えるかというと、そんなことはないことを谷川世代が教えている 大体、A級棋士になれるかなれないかという将棋の才能は将棋を覚えて数年の伸びで決まっている 門戸を広げてもA級棋士が増えることはほとんどない 郷田は、なぜ羽生世代に才能ある棋士が多いのかと聴かれて「単純に子供の数が多かったから」と答えている それが第一で、あとは将棋に夢中になれる環境とか、切磋琢磨できる相手が近くにいるとかが大事な要素だと語っている
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611 :名無し名人 (ワッチョイ c3ad-XsSN)[sage]:2020/10/02(金) 11:51:46.24 ID:Scvt7zcq0 - 郷田は師匠の大友九段に最初に会ったときから「プロになれ」と言われていた
1982年、受験者同士で指す一次試験は6勝3敗、現役の奨励会員と指す二次試験は2勝1敗で合格した ーー現役の奨励会員に勝ち越さなければいけないのは大変ですよね。 郷田 いや、それが違うんです。当時の奨励会員には申し訳ないけど、二次試験のほうがはるかに楽でした。
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614 :名無し名人 (ワッチョイ c3ad-XsSN)[sage]:2020/10/02(金) 13:06:48.24 ID:Scvt7zcq0 - >>612
奨励会員は少数精鋭でなく数が多いほど強い棋士は昇級スピードが上がる 1級までは6連勝とか9勝3敗とか、三段までは8連勝とか12勝4敗とかのいいとこ取りが弱い相手が多いほどしやすくなる 少数精鋭の場合は互いに星を潰し会うので昇級しにくい 現在は三段リーグだが、9連勝や13勝4敗で四段になれていたときは、自分より強い奴がサッサと四段昇段していなくなるので、強い順にトコロテン式に四段になることができた 三段リーグになってからは原則年に4人しか四段になれなくなったが、これでも東西決戦があった時代より楽で、A級まで上がれるような棋士がプロになれないことはない
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616 :名無し名人 (ワッチョイ c3ad-XsSN)[sage]:2020/10/02(金) 15:40:24.72 ID:Scvt7zcq0 - >>615
昔の棋士という表現には真実性の欠片もない 棋士という者は1時間の勉強で勝てるならそれ以上やらない 1時間の勉強で勝てなくなれば当然勝てるようになるまで勉強する それこそ棋士の本質というものでトップ棋士ほど負けず嫌いだからそれは今も昔も変わらない ・・・・・ 高段棋士は、技術の差はまずないといっていい。差が出るのは、新しい技術を創り出す熱意があるかどうか、にかかっている。一つくらい得意を持っていても、さして役に立たない。お互いにプロであるから、すぐに研究されて通用しなくなってしまう。 ・・・・・ 私は、将棋の載っている新聞は全部とっていて、毎朝ていねいに読む。読むといっても観戦記を楽しむのではない。いま、誰がどんな将棋を指しているか、将棋の流れはどうなっているかを注意する。 新しい手には応手を考えておく。それが、プロの勉強の仕方である。 ・・・・・ 常に手を変え、品を変えて、新しいものを創っていかないことには、その地位を守り通すことはできない。人と同じことをやっていては駄目で、常に、自分にしかない独自のものを持っていないことには、勝ちをつづけることはできない。 (大山康晴『勝負のこころ』抜粋)
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