トップページ > 将棋・チェス > 2013年09月25日 > db4Gj4jw

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名無し名人
米長邦雄永世棋聖のカッコいい話をまとめるスレ

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米長邦雄永世棋聖のカッコいい話をまとめるスレ
1 :名無し名人[]:2013/09/25(水) 14:58:35.52 ID:db4Gj4jw
米長先生のカッコいい逸話をまとめましょう
米長邦雄永世棋聖のカッコいい話をまとめるスレ
2 :名無し名人[]:2013/09/25(水) 15:00:20.02 ID:db4Gj4jw
【女流棋士について】

将棋の才能に男女差はありません。
私の弟子の中で一番才能があったのは林葉直子でした。
「女流棋士」ではなく男性と同じ「棋士」になる、それもタイトルをいくつも獲るような強豪棋士になるほどの才能でした。
しかし、そうはならなかった。

あるときから彼女の将棋に対する姿勢が変わってしまった。
難しい将棋の勉強をするよりも、女性としての魅力で「女流らしい仕事」をするほうが楽に儲かる、そう氣付いてしまったのです。

彼女は女流棋士として十分活躍しただろう、と言う人がいますが、それは違います。
「女流にしては」活躍した、それだけです。
羽生と比べて、佐藤と比べて、森内と比べて、あるいは他の男性強豪棋士と比べて、彼女は活躍したでしょうか。
将棋の研鑽を怠らなければ、彼らに並ぶほどの活躍をしていたのです。
私は師匠として残念で仕方ない。

彼女の才能を潰してしまったものは何か。
女性というだけで下に見て男性との競争をさせない構造上の問題でしょう。
私はこれを変えたい。
当然、抵抗はあります。
女流に競争なんて必要ない、今のままでいいんだ、今さら将棋の勉強なんてしたくない、と。

しかし、現在の女流棋士は男性棋士のように文化の担い手として尊敬されうる存在でしょうか。
女性としての価値を除いて、一人の将棋指しとして扱われているでしょうか。
未来の才能ある女性が、プロの名に恥じない意氣で将棋に取り組み、将棋普及担当としての「女流棋士」ではなく「真の棋士」として活躍し、男性からも尊敬されるようにする。
そのために、私は将棋連盟会長としてこの仕事をやりとげなくてはならないのです。

  日本将棋連盟会長・永世棋聖 米長邦雄
米長邦雄永世棋聖のカッコいい話をまとめるスレ
4 :名無し名人[]:2013/09/25(水) 15:01:46.75 ID:db4Gj4jw
【米長哲学】

相撲、野球、競馬、サッカー・・・。
近年、様々なプロスポーツで八百長疑惑が囁かれている。
そんな時代にあって、「絶対に八百長はない」とすべてのファンが声を揃えて断言する組織がある。
日本将棋連盟だ。

実は、将棋界にも個人の事情で勝ちを譲る八百長紛いの対局が存在した時代があった。
そんな慣習に涙を流しながらも抵抗した男、それが若き日の米長邦雄永世棋聖だ。
例え消化試合であっても、相手にとって重要な対局ならば、将棋人生のすべてを賭して全力で負かしに行く―。
後に日本将棋連盟の会長となった彼の信念「米長哲学」は、今も将棋界の金科玉条である。

第24期順位戦、プロ棋士最上位であるA級への昇級を争うB級1組に米長は所属していた。
すでに昇級も降級もなくなった米長の最終局の対戦相手は、現在2位の大野源一。
58歳の大野にとって、おそらく棋士人生最後のA級昇級のチャンスだ。
一方、大野と昇級を争っていたのは、中原誠と芹澤博文の2名。

その芹澤が最終局の前日、米長にこう言った。
「俺は今年昇格できなくてもまだ来年がある。大野先生はラストチャンスだ。上手く負けてやれ」
しかし対局当日、米長は通常タイトル戦でしか着用しない羽織袴の姿で現れ、驚く棋士たちに向かってこう言い放った。
「自分にとっては消化試合だ。しかし、大野先生にとって重要な対局ならば、将棋人生のすべてを賭して全力で負かしに行く。それが、プロだ」

年長者である大野の最後のチャンスを奪おうとする米長の姿勢に、ベテラン棋士たちからは不満の声が漏れた。
しかし、米長は涙を拭いながらも全力で指し、そして勝った。
昇格を逃した大野は二度とA級に戻ることなく引退し、大野に代わってA級昇級を決めた中原は2年後には名人位を奪取した。
一方の米長は、この翌年、見事A級に昇級し、のちに名人となった。

徹底した勝負を是とする米長哲学は現在すべての棋士に当たり前のように共有されている。
しかし、この哲学は決して当たり前のものではないのだ。
「負けてやれ」との言葉に屈せず、涙を拭いながらもベテラン棋士に引導を渡した。
この日の米長の勇気ある行動が、今日も将棋界の人気を支えている。
米長邦雄永世棋聖のカッコいい話をまとめるスレ
6 :名無し名人[]:2013/09/25(水) 15:06:35.72 ID:db4Gj4jw
米長は四人兄弟の末っ子。
兄の3人は全員が東大卒である。

そんな兄を評した米長の一言。
「兄達は頭が悪いから東大へ行った。自分は頭が良いから将棋指しになった」
米長邦雄永世棋聖のカッコいい話をまとめるスレ
7 :名無し名人[]:2013/09/25(水) 15:08:25.87 ID:db4Gj4jw
「矢倉は将棋の純文学」
将棋ファンで知らぬものはいないこの言葉も米長によるものである。
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17 :名無し名人[]:2013/09/25(水) 18:34:58.46 ID:db4Gj4jw
投稿者:米長邦雄  投稿日: 3月30日(火)14時58分10秒

将棋という伝統文化と教育とをどう結びつけてゆくか。
官民そしてプロ・アマ、全てがひとつになって、普及、教育、文化として取り組むようにするためにはどうするべきでしょう。
これが私の人生のテーマと信じています。
米長邦雄永世棋聖のカッコいい話をまとめるスレ
18 :名無し名人[]:2013/09/25(水) 18:38:20.22 ID:db4Gj4jw
公約 投稿者:米長邦雄  投稿日: 6月10日(木)13時53分22秒
100人の声に賛同してもらえたとしたら、それは何も仕事をしていない証拠です。
30人に賞賛され、10人に反対され、50人が良く分らないというのが理想です。
米長邦雄永世棋聖のカッコいい話をまとめるスレ
19 :名無し名人[]:2013/09/25(水) 18:53:33.02 ID:db4Gj4jw
会長としてコンピュータ将棋のボンクラーズと対戦したところ惨敗。
「責任を取って引退する」と申し出たところ、谷川専務から「引退者の引退は前例がありません」と慰留される。
米長邦雄永世棋聖のカッコいい話をまとめるスレ
20 :名無し名人[]:2013/09/25(水) 19:03:23.82 ID:db4Gj4jw
最後の時(2012.11.25)

 秋の落日は早い。やがて冬になり、春がくるのが待ち遠しいという人は幸せである。そのまま、凍てつく氷の中で人生を閉じるという人達もいるのだろう。
 最近、自分はいつ、どのような形で人生を投了することになるのか考えるようになりました。一日でも長く、大いに笑い、健康な日々を過ごしたいと願ってはいるのですが、いつかは必ずその日がやってくることも覚悟しておかねばならない。
 その最後の時にむけての過し方、そして、その演出、私が今考えていることをポツリポツリと話していきたいと思います。
 アッと驚く告別式、墓石の削り料一回1000円、等々、私が今考えている事、思いついたことをとりとめもなく綴ってみたいと思います。
 死後の記者会見が出来ないものかどうか。
米長邦雄永世棋聖のカッコいい話をまとめるスレ
21 :名無し名人[]:2013/09/25(水) 19:04:44.48 ID:db4Gj4jw
最後の時(2)(2012.12.2)

 最後の時。先週こういう出だしだったもんで、心配してくれた知人、友人が多かったです。その中でも忠告してくれる人がいて、告別式のあり方、不謹慎なお墓などは止めた方がいいという、超真面目な人が居りました。以後氣をつけます。

 人生は必ずいつか終わるもの。どのような形で投了するのか、あるいは投了させられるのか。最近はそんなことを考えるのが多いのも又事実です。痛みもなく苦しみもなく、寿命を全うできれば、これが一番幸せではないかと思い至るようになりました。
 悟りを開いた高僧になった訳ではありませんが、「人生すべて感謝である」これが今の心境です。私はガンを患っていますが、これもことの成りゆきで、人生はなるようにしかならないのだと達観しております。
 しかし、人生の達人にお会いして、それではまだだめだと教えられました。この世には無駄なことは何もなく、ガンになったことすら感謝すべきであると諭され、はっと氣づかされました。
 私自身の人生を振り返ってみると、60才までの勝負師人生、その後の経営者としての人生に分けられるような氣がします。60才までのことは大方の人が知っていることでしょうから、60過ぎからの会長職としての仕事の成果、内容、等々を書き綴ってゆきたいと思います。

 次いで、俗人の生前指示についても書いておきたい。相続、告別式の手配等です。
 全てが感謝といっても、やっぱり俗人ゆえに葬式に来てもらいたくないという人間がいます。これをインターネットで公表していいものかどうか(ま、そんなことはしませんけどね)。この感情も含めて、感謝なのでしょうか。
米長邦雄永世棋聖のカッコいい話をまとめるスレ
22 :名無し名人[]:2013/09/25(水) 19:09:26.95 ID:db4Gj4jw
決算(2012.5.26)

 ワーイ。黒字になったぞ。公益社団法人日本将棋連盟の第一回決算報告は黒字。正しくは正味財産増になりました。
 今回からは会計基準を大きく見直しましたので、今までのものとは比較が出来ません。ありとあらゆるものをプラスとマイナスとに分け、その差額を出したのです。このやり方ですと、全てが一目瞭然です。
 史上初といっては大げさでしょうが、20年くらいの間では初の黒字でしょう。

 5月23日の合同理事会でも、外部理事の人に褒めてもらいました。大阪の月例報告会では棋士に承認された。これからスタートです。
 棋士が一丸となってスタートを切る。そのために委員会を30くらい設立して、誰かが2、3の委員会に入るように勧めています。
 私の会長としての最大の仕事はひとつ片付いた。もうひとつ。義務教育への導入。これに全力を注入してゆきます。


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