- 【将棋】級位者用 棋譜診断スレ part31
322 :名無し名人[sage]:2013/08/07(水) 07:22:22.75 ID:XVLuErgH - >>316
20手目、7六の歩を狙う△7四飛に、▲4五歩と飛車の横利きで受けた場面。 本譜は△3四飛と戻ったため、▲4七銀と、後手の2手損になりました。 相手だけ2手連続で指したようなもので、その分こちらの準備が遅れるのですから、 不利になるのは当然です。 一手損角換わりや振り飛車の4筋途中下車など、手損を気にしない戦法はありますが、 それは何らかのメリットがあるからです(一手損角換わりなら、△8五歩を保留できる、など)。 今回のようにメリットのない手損は単なる「損」です。 ではどうすればよかったか。22手目では△3六歩と突く手筋がありました。 ▲同歩なら飛車の横利きが消えるので△7六飛と歩を取れます。▲同飛なら△8八角成〜△2七角。 7六の歩を守るためには▲2二角成△同銀▲6五角ですが、△3三桂と桂馬を活用して後手が指せます。 後手陣は飛車に強い陣形ですので、飛角交換は歓迎です。 37手目▲4四歩には、△5四歩と突き返すのが正着です。▲4三歩成は△同銀で、先手は銀を引き返すしかありません。 歩をぶつけられたときは、まず取らない手から読んでみる癖を付けるといいでしょう。 考えた上で取るのはOKです。手拍子で取らないように。 43手目▲4五金で、飛車が死にました。ここで△4四飛は、▲同金△同銀で角道を止めつつ 被害を最小限に抑えた手ですが、やや大人しい手です。 この場面で考えることは、飛車は先手の守りの金と交換したのだという発想の転換です。 そうしますと、角をさばく△3六歩という手が見えてきます。 本譜の進行では1三の角が使えません。使えない駒が1つあればそれは1枚駒損しているのと同じです。 53手目▲3七桂は実は疑問手です。角に睨まれ、打った桂馬が動けません。 なので△5四銀と引いておけば何事もありませんでした。 正着は▲4九香で、以下△1九角成▲4五香となり、次に▲4三香成があって先手優勢です。 59手目▲2四歩も、△同歩は▲同飛でかえって攻めが速くなります。 繰り返しになりますが、歩がぶつかった時は取らない手から考えてみましょう。 と金は作られますが、活用するまでに3手掛かるので、それまでに先手玉に迫れば勝ちになると考えましょう。
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- 【将棋】級位者用 棋譜診断スレ part31
323 :名無し名人[sage]:2013/08/07(水) 08:17:15.92 ID:XVLuErgH - 68手目▲5七歩成に△同銀と取った場面。
ここはいきなり△6五桂と打つのがよかったです。 ▲6六銀だといずれ本譜に合流するわけですが、本譜と決定的に違うのは「手の余裕」です。 本譜だとこの後△5六歩▲同銀△6五桂▲同銀△同歩となりますが、 ここまで先手後手ともに他の手を指す余裕はありません。 しかし69手目から△6五桂▲6六銀となった時、後手は6五の桂を取られる間に 何か別の1手を指す余裕がある、というわけです。 仮に△5一歩と打ったとしましょう。▲6五銀△同歩となったときの盤上を見てください。 同じ進行なのに後手の△5一歩が余計に指されていますね。 このように、攻める場合は手番を握る攻めを意識しましょう。 98手目△5六角から玉に迫っていきますが、▲8八玉に△7八金と精算するのは得策ではありません。 詰みがある場合は別ですが、詰みが無い場合は攻め駒を足す、もしくは攻め駒を残す攻めが有効です。 ここでは△7七銀成▲同桂に△8九金▲9八玉(▲9七玉は△8八銀▲8六玉△8四香▲8五金(銀)△同香▲同玉に、 △9三桂▲8六玉△8五金(銀)▲同桂△7七銀でぴったり詰む)に、 △8八銀と詰めろを掛けるのがいいでしょう。 後手玉は▲7一銀とされても、△9三玉と逃げて際どく詰みません。 本譜は角を渡してしまったために、いつでも△7一角と放り込まれて詰みそうです。 歩がぶつかっても、簡単にはとらないこと。大駒のさばきを考えること。 攻めるときは手番を握る、攻め駒を残す。 これらを意識して指してみてください。
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- 将棋倶楽部24-低級者が集うスレ▽107
375 :名無し名人[sage]:2013/08/07(水) 18:18:58.41 ID:XVLuErgH - 棋譜がないと意見のしようがない
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