トップページ > 将棋・チェス > 2012年09月04日 > PionR5Iz

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名無し名人
アマ強豪の山田茂樹さん その2

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アマ強豪の山田茂樹さん その2
744 :名無し名人[]:2012/09/04(火) 14:54:57.40 ID:PionR5Iz
ぼくはチャムの体を求めた。
チャムは「私、もう彼氏がいるの」と言って拒んだ。
でもかまわず、ぼくはチャムに愛撫を続けた。
抵抗は最初あったけど、すぐに受け入れた。
チャムの短パンを脱がせて、
触るとすでに入れる状態になっていて
ぼくたちは、ひとつになった。

肉体的な快感はもちろんあったけど、悲しかった。
ずっと喜び合って、求め合ってきたぼくとチャムに
こんなときがきてしまうなんて。

翌朝、チャムは大阪から友達がくるということで
広島に行ってしまった。
夜からは彼のところにいるから、部屋には戻らない、と。
アマ強豪の山田茂樹さん その2
745 :名無し名人[]:2012/09/04(火) 14:56:33.30 ID:PionR5Iz
ぼくもたくさん、悪かった。
だけどチャムもあまりに一方的だ。
この広い世界で、ただ会って話すだけでも、すごく縁のあること、
とチャムは言った。
もしそうであるなら、ぼくたちがあれだけ愛し合って一緒にやってきたなら
その関係は決して簡単に切り捨てることのできるような縁ではないはずでしょう?
ねえ、チャム、ぼくを助けてよ。
自分も助かるための努力をするから。
まずは連絡、ちょうだい。お願いです。
アマ強豪の山田茂樹さん その2
746 :名無し名人[]:2012/09/04(火) 14:57:57.69 ID:PionR5Iz
チャムはいつもと同じ6時ちょっとすぎ帰ってきた。
部屋に入ってくる。
チャムが完全に部屋に入りきったのを確認。
声をかける。
逃げられたり、大声をだされないように
「落ち着いて、落ち着いて、静かに」と言う。
チャムはなんとか冷静に対処してくれて騒がないでくれた。

チャムの部屋の包丁をぼくが別の場所に移しておいたのを
目ざとく見つけて、どこかにチャムはどこかに隠した。
いろいろ話した。
ぼくは手をついて、お願いだから・・・と話した。
チャムも私こそお願い・・・となった。

チャムの彼氏から電話がかかってきた。
電話は許したけど、そのあと携帯の電源を切った。

話は難しかった。
途中チャムが逃げようとしたりした。
自分は押さえつけてもってきたロープを出した。
チャムは「しばりなさいよ」と言った。
「私をモノみたいに東京にもってかえればいい。
モノみたいな意思のない私でもいいの?」といった。
そして、自分で足にロープをまいたりした。
チャムを縛ろうとしたけど、苦しそうな顔をみて
どうしても縛りきれず、形だけまくような感じになった。
アマ強豪の山田茂樹さん その2
747 :名無し名人[]:2012/09/04(火) 14:58:57.18 ID:PionR5Iz
チャムのことを殴りたい、あるいは電気ショックでも
と頭ではいろいろ考えていたけど
実際目の前にいるチャムはやっぱりかわいいし
愛しているから、とてもそうすることはできないのだった。

長期戦の様相になってきた。
チャムは体操ならときどきしてあげるから、
今すぐは無理だけど、ちょっとたったらまた会ってあげるから
みたいな話をしてくれて、もうやめよう、と言ったけど
その場を逃れたくて言っているだけだと思った。
チャムを押さえ込み抱きしめつづけた。
ほしい、と思った。

夜の11時くらいだったか、事態がかわった。
チャムの部屋の呼び鈴を鳴らす音がする。
チャムは「車を勝手に止めているから注意にきたのよ」と言った。
それで動かせば解決するだろうと思って、外にでて応対した。
きたのはチャムの彼氏だった。

チャムの彼氏は一見して、自分とすごく似た感じの人だった。
やっぱりこういうタイプの男が好きなのか、と思った。
アマ強豪の山田茂樹さん その2
748 :名無し名人[]:2012/09/04(火) 14:59:55.36 ID:PionR5Iz
難しい状態になった。
男はとりあえずチャムと話したい、という。
でもある意味、ぼくは助かった、という感じがした。
ここで引き下がれば、事件にならないで終われるかも。。。

今、思えば、なんて気が弱いとも思うけど
やっぱり怖いし、不安だし、誰かを傷つけたくないし
もちろん自分も傷つきたくないし、
警察沙汰とかになるのも嫌だったから
何か退くきっかけを探していた気持ちもあった。

結局、引き下がってしまった。
チャムを彼に譲り渡し、おめおめと帰ってしまった。
わざわざ東京からでてきて、なんて弱いんだろう。

帰りの道はずっと高速道路を走り続けた。
何度も日の当たるパーキングで仮眠をとった。
苦しい、苦しいドライブで永遠に続くかと思った。

でもなんとか死ぬことはなく、家にたどり着いた。
もううちには帰れないと思っていたから、不思議だった。
机の上には、行く前においていった書置きがそのまま残っていた。


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