- 阪神タイガース17-6 オフの戦力補強
184 :代打名無し@実況は野球ch板で[]:2017/12/18(月) 13:03:21.32 ID:IWfTYOUd - 桑原謙太朗選手 インタビュー
Q:2017年のシーズンは、どのような気持ちで迎えられましたか? 桑原: 昨年の1年間はずっとファームにいて、一度も一軍登録されませんでしたから、今年も 自分にチャンスがあるかどうかは正直わからないなと考えていました。ですから、と にかく自分がやれることをきっちりやって、巡ってきたチャンスを逃さないようにと 挑みました。結果的にオープン戦でいい成績を残すことができ、勢いがついて1年間を 通して一軍で頑張ることができたと思います。自分でも変わったことを実感できたと いうか、一体どうしたんだろう?って正直驚いています(笑)。あっという間のシー ズンでした。 Q:ご自身を変えるために何か特別なことをされましたか? 桑原: 昨年のオフに、若い選手たちがやっていたウエイトトレーニングに僕も参加させても らいました。自分ができることをやろうと思って、スクワットやバーベルで下半身の 強化をはじめたんです。ウエイトトレーニングはシーズン中もずっと続けていて、こ れが今シーズンのピッチングに繋がったと感じています。 Q: シーズンを振り返って、印象に残った出来事やゲームはありましたか? 桑原: シーズンの序盤で、印象に残ったゲームが二つあります。一つは、3月31日にマツダ スタジアムで行われた広島との開幕戦です。僕は6回、7回とまたいで登板したんです けど、7回に新井(貴浩)さんにホームラン打たれてしまったんです。でもその翌日の 試合で新井さんと対戦することになったんですけど、ライトフライで抑えられたのは うれしかったですね。前日に打たれた嫌な気持ちを一気に切り替えることができまし た。もう一つは京セラドームの 4月5日のヤクルト戦。7回1対1の状況で、秋山(拓己) のあとにノーアウト、一・二塁で交代して登板してからバントで二・三塁にされたの ですが、そこから後続を抑えることができました。絶対に点をやれないシーンで踏ん 張れたことが自分の自信になって、そこから気持ちが乗っていけたと思います。
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185 :代打名無し@実況は野球ch板で[]:2017/12/18(月) 13:06:45.72 ID:IWfTYOUd - >>184
Q:金本監督やコーチってどんな方々ですか? 桑原: 金本監督は、一言で例えるなら「厳しい」っていうイメージでしょうか。監督からは たまに声かけていただくくらいの感じで、直接話をする機会は少ないですね。ピッチ ングコーチの金村(曉)さんや香田(勲男)さんにはよく声をかけてもらって、色々 とアドバイスをいただいていました。特に今シーズンの終盤には、疲れも出ていたの で来季は優勝してクライマックスシリーズを勝ち抜くために、もっと鍛えて体力も付 けていってほしいと言ってもらっています。 Q:秋季キャンプには参加せず自己調整されたそうですが、どんなふうに過ごされたん ですか?また、身体を休めることはできましたか? 桑原: 安芸のキャンプには行きませんでしたが、鳴尾浜でチームの秋季練習に入って、全体 のメニューの中で動いていたので自己調整っていうイメージはそんなになかったです ね。でも、自分でどういう準備をしたらいいかを考えて、ダッシュで走り込みの量を 増やしたほか、体力面の強化とフォームの修正などを行いました。 身体を休めることに関しては、秋季練習に入る前にちょっとしたオフがあったので、 そこでゆっくりできたなーっていう感じはありましたね。特にやりたいことはなかっ たので2日間休みましたけど、またすぐ練習やなーって休み明けをイメージしながら 過ごしていました。 Q:チームメイトですごいと感じる選手は? 桑原: 先輩方はすごい人たちばかりです。間違いないですよ。後輩でいうと、榎田(大樹) 選手ですね。榎田選手は今年1年、ファームの試合では結果を出してきたんですが、去 年ケガをして、今年もほぼ一軍での試合のチャンスがありませんでした。そんな苦し い思いをしている中でも、淡々と僕はやるべきことをやりますとしっかり準備して過 ごしていたので、僕は見ていてすごいなあと思っていました。
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186 :代打名無し@実況は野球ch板で[]:2017/12/18(月) 13:10:38.98 ID:IWfTYOUd - >>185
Q:今年は、野球人生における一つのターニングポイントになりましたか? 桑原: そうですね、ターニングポイントかどうかはわかりませんけど、今年に関しては開幕 を一軍でスタートして67試合に登板して、43ホールドポイントを挙げさせていただき ました。その結果、最優秀中継ぎ投手賞というタイトルを獲得できたので、チームに 貢献することができたんじゃないかと思っています。そんなふうに一年を振り返って みると、自分にとって今年はターニングポイントになったのかもしませんね。 Q:タイガースに移籍してこられて3年。当時はどう感じられましたか? 桑原: タイガースに入団が決まった時は、「あ、タイガースに行くんだ」みたいな現実感の ない感覚でした(笑)。プロ野球選手として横浜ベイスターズの一員になった時は、 将来自分が阪神タイガースでプレーすることになるなんてまったく思いもしませんで したから。でも、優勝争いもするすごいチームで投げるチャンスをもらえて気合が入 りましたね。 実際いざマウンドに立ってみたら、ファンの大声援と熱気に押されてものすごく力を もらいました。自分のことで精いっぱいで、なかなか甲子園の雰囲気を味わっている 余裕はなかったんですが、リリーフカーでグラウンドに出る時とかに、「頑張れ」と か色んな声援が聞こえるんですけど、そんな時は本当にありがたいなあって思いまし たね。 Q:中継ぎの役割は日々準備が大切だと思いますが、何か心掛けていることはあります か? 桑原: 今年1年は、イニング間で硬くなった体をほぐすイニングストレッチを意識して必ずや っていました。甲子園球場の場合は、早めに行って朝は決まってトレーナー室に顔を 出していましたね。試合に臨むまでの過ごし方や準備はその日の調子などによって異 なって、ある程度何か動いたりすることもあれば、比較的ゆっくり過ごすこともあり ました。 でも、日々の体調管理や精神的な自己管理はもちろん大変ですが、ピッチャーは中継 ぎにしても調子の良し悪しじゃなくて、マウンドに行ったらとにかくチームのために 抑えないといけない。結果がすべて、そういった気持ちで勝負に臨むことを心掛けて います。
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