- 今年の阪神はやらかす18-1
413 :代打名無し@実況は野球ch板で[]:2017/12/08(金) 11:26:34.02 ID:D+CdSR51 - 優勝知らぬ「暗黒」浮き彫りに――猛虎党手製のカレンダー
www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/12/08/kiji/20171207s00001000196000c.html 【内田雅也の広角追球】熱烈な阪神ファンで、独自調査のデータを基にした手製カ レンダーを毎年作成しているデザイン研究家、大森正樹さん(50=兵庫県芦屋市、 会社員)による2018年度版がこのほど完成した。 新たな試みとして、阪神の過去9度の優勝(1937年秋、38年春、44年、47 年、62年、64年、85年、2003年、05年)を経験した選手(優勝シーズン に公式戦出場)を調べあげた。プロ野球初年度1936年(昭和11)から今年まで の阪神公式戦1万355試合で、1軍出場選手は754人。うち優勝経験者はちょう ど200人だと分かった。 現役選手で優勝の味を知るのは03、05年を経験している藤川球児、能見篤史、 鳥谷敬の3人だけとなっている。 大森さんは「近年何度か優勝のチャンスはあったが、ことごとく逃してきた。特に 08年、10年はもう少しだった。そうすれば今もV戦士と言うか、優勝の味を知る 選手がもっと多くいることになるのだが……」と残念がる。 振り返れば、18年ぶり優勝だった03年や、21年ぶり優勝だった85年も生え 抜きの優勝経験者は1人もいなかった。
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414 :代打名無し@実況は野球ch板で[]:2017/12/08(金) 11:27:56.04 ID:D+CdSR51 - >>413
調べていくうちに、大森さんは「優勝と優勝の間に深い谷をつくってしまった過去 が、いま再現されつつある」と危機感を抱き、何とか表現しようと工夫した。 カレンダーでは横軸に年度、縦軸に背番号をとり、754人を丸印で配置。背景は 黒地にし、優勝経験者200人には優勝年度ごとに黄、オレンジ、緑……など明るい 色をつけた。出場試合数に応じて丸の大きさを変えた。「色のある所(山)とない所 (谷)が分かれ、優勝の谷間が闇のように黒く浮かびあがります」 再び優勝経験者ゼロの暗黒時代に陥らないためにも、大森さんは「来年こそ優勝を」 と願う。 カレンダーはA2判2枚組(表裏4ページ)。付録のポスターとして歴代公式戦 (1軍)出場選手を出場順に一筆書きした上で虎マークを描いた“路線図”、来年の公 式戦日程を球場別の移動で示した“トラ”ベル・カレンダー、全公式戦1万355試合 を打順、守備位置別の出場試合数、曜日、得失点などを統計したグラフなどがある。 大森さんは06年から毎年、テーマを変えて阪神カレンダーを製作している。たと えば2010年度版は過去の月日別の勝敗(引き分け)を積算した上で勝率を書き込 むという資料性に富んだ労作だった。当時の成績でいえば、最強日は7月3日(31 勝12敗1分け、勝率7割2分1厘)、最弱日は9月12日(12勝26敗1分け、 3割1分6厘)だった。この成績はその後も継続して集計し、18年度版カレンダー にも付記されている。 カレンダーは非売品。毎年12月に友人・知人、さらには交流のある阪神球団首脳 にも配布している。
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415 :代打名無し@実況は野球ch板で[]:2017/12/08(金) 11:28:43.47 ID:D+CdSR51 - >>414
大森さんは1967年1月、東京で生まれ、育った。少年時代からデザインに興味 を持ち、プロ野球のテレビ中継や雑誌などで見かけた、美しい阪神の帽子やマークに ひかれてファンになった。 千葉大学工学部工業意匠学科を卒業し、鉄道会社に就職。阪神球団草創期からトラ マーク、球団旗、ユニホーム、「Tigers」のロゴなどをデザインした阪神電鉄 デザイン室(当時)のデザイナー、早川源一氏(故人)に関する研究論文も発表して いる。 日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)、日本デザイン学会会員。母校 の千葉大工学部デザイン学科や早川氏が出た京都工繊大で非常勤講師を務める。 大森さんと初めて会ったのは2008年11月の阪神ファン感謝デーだった。「こ んな人がいますよ」と当時、甲子園球場長だった揚塩(あげしお)健治さんが引き合 わせてくれた。阪神や野球の歴史に思い入れのある者同士。意気投合する様子に、隣 にいた奥様が「話が合う人がいたね」とほほえんでいたのを思い出す。その揚塩さん が12月から阪神球団社長に就任した。大森さんは「こんな日が来るとは」と喜び、 新球団社長にも優勝の谷間を埋めてほしいと願っている。 カレンダー作成とほぼ時を同じくして、年賀状も阪神タイガース関連のデザイン性 に優れたものを作成。喪中で年賀欠礼のはがきを出す知人でも「年賀状はいただきた い」と申し出るほどだ。 大森さんは「カレンダーも年賀状も相当な時間がかかり大変だが、楽しみに待って くれている人もいる。やれるところまでやり抜きたい」と話す。この情熱こそ、球団 歌にある「獣王の意気」猛虎魂なのだろう。 (編集委員)
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