- 許銘傑のオレが豊田さん!第11部 [無断転載禁止]©2ch.net
326 :代打名無し@実況は野球ch板で[]:2017/08/07(月) 23:12:43.75 ID:J5iEpEX8 - ティグレス・デ・アラグア ノ カブレラデス
(以下、通訳さんの訳) こういう言い方をすると「お前が偉そうなことを言うな」とお叱りの言葉を受けそうなのですが いよいよ福良監督の野球観が分からなくなってきました。 もちろん、そこには理想と現実のギャップというのもあるのかもしれませんが。 まず、二番に強打の左打者を入れる。 これは吉田正尚の起用法のことですが、これはわりと前例のあった起用だと言っていい。 古くは、根本陸夫さんが采配を振るっていた福岡ダイエーホークスのカズ山本(山本和範)さんがそうでしたし、 中日ドラゴンズで二軍監督をしている小笠原道大さんも、 日本ハムファイターズ時代(北海道移転前の話です)には二番で起用されていたことがあります。 二人の共通点は「バントをしない二番打者」ということでした。 考えてみれば、左の強打者を二番で起用するというのは、実に理に適っています。 走者がいる場面で引っ張ることができれば、一・三塁の形を作れること。 それから左打者の特権でもある一塁ベースに近いこと、つまり併殺打になりにくいのです。 (もちろんこれには、ある程度の走力があるということが条件ですが…) また、これは名捕手の野村克也さんの言葉なのですが、 「左打者が打席に立っていると、捕手は二塁への送球が投げにくい」のだそうです。 ということは、盗塁の成功率も上がるということです。
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327 :代打名無し@実況は野球ch板で[]:2017/08/07(月) 23:13:16.06 ID:J5iEpEX8 - 近年、強打の左打者と言えばマーティ・ブラウンがやっていた
「出塁率の高い選手を順番に並べる」という思想に基づき、二番に前田智徳を起用したことがありました。 結論から言うと、これは失敗でした。 日本人特有の「打順に基づく役割の意識」(つまり、二番打者は細かいことをしなければならない)から 前田さんが打撃を崩してしまい、いつまでも打線が機能しなかったことがあります。 時系列が前後してしまいましたが、逆に上手く言っていたのが嶋重宣さんです。 山本浩二さんが監督だった2004年に赤ゴジラとして大ブレイク、 この時はどちらかと言えば打順の兼ね合いもあって、あいているところに起用されたというのが本当のところですが それでも打順を意識することなく打ち続けていたのだから大したものです。 この2004年のことがありましたから、マーティ就任後「二番は前田でなく、嶋でええじゃろ。」と カープファンの間で議論があったとかなかったとか。
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328 :代打名無し@実況は野球ch板で[]:2017/08/07(月) 23:14:15.48 ID:J5iEpEX8 - 二番に強打の左打者を入れるということは、比較的妥当性のある戦略だと言えるのですが、
俺がオーダーを見てひっくり返ってしまったのは、やはり「一番・T−岡田」です。 明らかにホームランバッターである(しかも盗塁・走塁は期待されていない)選手が一番で起用されるのは ホームランタイトルを争う時期になって、少しでも打席を増やそうと首脳陣が配慮をしてくれたときに ようやく実行されるぐらいのものです。 それがまさか、この時期に、悲しいかなタイトル争いとも無縁の状況である(これが一番イカン!) T−岡田が一番になるというのはよほどのことです。 一見、送りバントを重用する福良監督らしからぬ無謀な采配に写るのですが これはよくよく考えてみると、バファローズのチームのバランスの悪さと同時に 苦しい状況を表しているとも言えます。 そして、冒頭でも述べた福良監督の野球観が分からなくなってきたというところにつながります。 とはいえ、強打の選手を一番に入れるということが、全く無いわけではありません。 例えば、福良監督の現役時代にはタイ・ゲイニーという選手が在籍していましたし、 一発狙いだったのか知りませんが、カル・ガルシアも一番を打っていたことがある。 (ガルシアにはそれなりの脚力もありました) 一番T−岡田、二番吉田正尚。 賛否両論あることは承知ですが、機能している以上はブレずに続けてもいいと思いますねえ。 もちろん、諸手を挙げて賛成とは言えないのですが、紙面が尽きました。
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