- 阪神タイガース17-317 “挑む”広島追撃 [無断転載禁止]©2ch.net
194 :代打名無し@実況は野球ch板で[]:2017/06/29(木) 12:28:56.75 ID:nT11LmlK - 阪神OB藪恵壹が考える、藤浪晋太郎「完全復活」へのメンタル管理術
6/29(木) 11:30配信 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170629-00010004-sportiva-base ――4月4日のスワローズ戦で、5回を投げて9四死球。畠山和洋選手への死球から乱闘騒ぎ が起きるなど、開幕から藤浪投手の「異常事態」が続きました。 藪 藤浪晋太郎のどこが悪いのか。いろいろと取材してみると、どうやら右バッターに思い切っ て投げることができないようです。ボールが引っかかりすぎたり、抜けたり。スワローズ戦で乱 闘がありましたが、ああいうことがあると特に気になるでしょうね。 本人は、自分でもコントロールがいいとは思っていないし、性格的に繊細なので、どうしても 過敏になってしまう。しかし、私はあまり深刻にとらえていません。もし、キャッチャーが古田敦 也さんや谷繁元信さんのように経験豊富ならば、荒れ球を有効活用していると思うから。リー ド次第ですが、「どこに投げるかわからない」というのは、バッターにとって嫌なものです。特に 悪いところは見当たりませんし。 ――大阪桐蔭高校を卒業してプロ1年に10勝(6敗)、2年目は11勝(8敗)、3年目には14勝(7敗) をマークしました。4年目の2016年こそ7勝(11敗)に終わりましたが、4年間の成績は田中将大 投手(46勝)に匹敵するほどです。 藪 藤浪の過去の成績を見ると、年間の登板数の約半分は勝っています。もし15勝以上した いならば、33試合には登板しないと難しい。そうすれば、16勝、17勝が見えてくる。そうするた めには、1試合の球数を減らして、中5日で投げられるようにしないといけない。フォアボールを 少なくするのが彼の課題です。彼は勝ち運を持っているピッチャーなので、1年間通して投げら れさえすれば、勝ち星は計算できるはずなんですが……。いまは、ボールの感覚を失っていて、 それを探しているのではないでしょうか。
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195 :代打名無し@実況は野球ch板で[]:2017/06/29(木) 12:31:50.83 ID:nT11LmlK - >>194
――WBCの影響もあるのでしょうか。 藪 昨シーズンのオフからずっと、WBC用のボールを使って練習していました。NPBのボール に戻っても、すぐに感覚が戻らないのは仕方ない。シーズン初めはかなり、軽く感じたのではな いでしょうか。 ――そのうちに感覚を取り戻せるのでしょうか。 藪 ピッチングフォームを修正したほうがいいという声もありますが、私は何も変えなくていいと 思っています。もし右バッターが気になるようならば、プレートの一塁側を踏んで投げればいい。 それだけで、ずいぶん景色が変わってくると思います。立ち位置を少しだけずらすことで意識 が変わるのではないでしょうか。私も右バッターに近いサイドに立ちすぎて、ぶつけてしまうこと がありました。 大切なのは、いいボールを投げたときのフォームでいつでも投げられるようにすること。右バ ッターでも左バッターでも関係ありません。もし「また当ててしまうんじゃないか」と思うとしたら、 それはバッターを見てしまうから。キャッチャーミットだけを見ればいい。タイガース時代に私は、 監督の野村克也さんに「的当てでいいんだよ」とよく言われました。「キャッチャーミットだけを見 て投げろ。その間にバッターがいるだけだから」と。でも、どうしても意識しちゃうんでしょうね。 ――藤浪投手にとって、プロ野球選手になって初めてぶつかる壁かもしれません。 藪 選手登録では197センチ、89キロとありますが、身長も伸び、体重も増えています。体の変 化がピッチングに何らかの影響を及ぼしているのかもしれません。 いまの状況は、コントロールをよくすることについて考える時間ができたと受け止めればいい。 今後の投球術について考えるのには、いい時間だと思います。不調になったときは、まわりか らいろいろなことをアドバイスされます。自分が聞きたいと思ったことは聞けばいいし、変えよう と思ったところは変えればいい。納得できるかどうか、その見極めが大事です。藤浪がプロ1年 目から結果を残すことができたのは、自分が正しいと思うことをやってきたから。そこはブレず にやってほしい。
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196 :代打名無し@実況は野球ch板で[]:2017/06/29(木) 12:33:42.93 ID:nT11LmlK - >>195
――「イップスではないか」という人もいます。 藪 そうですね。でも、その点で投球よりも気になるのは、短い距離の送球です。あれだけ長い 手足をうまく使っているし、器用なほうだとは思いますが、バント処理に不安があるのは事実で すね。足攻めの得意なカープはわざと藤浪に捕らせるようなバントを多用しています。投球以 外の不安な要素をなくさないと、自信を持ってマウンドに上がることはできません。これも今後 の課題でしょうね。 藤浪は、これまでは自分の才能で勝つことができた。でも、ずっとそのままで生き残っていく ことは難しい。「どうすればいいボールが投げられるか」を、とことん考えてほしい。60センチほ どのプレートをどう使うのか、どうしてマウンドが高くなっているのか。そういうことを突き詰めて 考える貴重な時間ですね。壁にぶつかったことを良しとして、考え方や鍛え方を見直せば、もう ひとまわり大きな藤浪晋太郎が見られるんじゃないでしょうか。 昔に戻る必要はありません。ツーシームもカットボールもありますが、160キロのフォーシーム を磨いてほしい。原点に戻ることが大事です。 ――タイガースは今シーズン、ここまで2位。投手陣は12球団でもトップクラスの防御率を誇っ ていますが、藤浪投手抜きで戦い抜くことはできますか。 藪 いや、藤浪の力がなければ、絶対に優勝することはできません。オールスターゲーム明け に戻ってきてくれればいい。タイガースの浮沈は彼の後半戦の頑張りにかかっています。 いまはとにかく、体と心の変化に対応する時期。メンタルはズタズタになっているでしょうが、 悩む必要はありません。なるべくシンプルに考えてほしい。大切なのは「ジャストスロー」―― 投げることだけに集中することです。
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