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慶太
名無しさん@そうだドライブへ行こう
バーキン7について

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バーキン7について
1 :慶太[]:2019/11/18(月) 10:51:38.78 ID:zN4gLL770
最初にバーキン7についての私の考えを一通り述べさせて頂きます。
少し長くなりますが述べたいことが多いのでご容赦ください。
その後でご質問、反論には必要性に応じて回答します。

ポルシェ356にはレプリカが大変多いんですが、しかし356の場合にはこのクルマは既に販売されておらずしかも入手も難しいことから、356のような 格好の車の新車に乗りたい、と言う人の願望に
答えるという大義名分が一応成り立ちます。
従ってスーパーセブンのようにケータハムからまだ新車が販売されているのに多数のレプリカが 存在した
という例は異常なことなのです。
バーキン7、ウェストフィールド、タイガー、フレイザー、カナディアン、さらには日本のミツオカなど多数存在しました。

こうなった理由の最大のものはセブンがキットカーだったという事です。
英国には多数のキットカーメーカーがありますが、オリジナルデザインでヒットするものを作るという事は
かなりリスクを伴う事であり、つい名車のレプリカに走りやすいという事情があります。

そうした中でセブンは同じキットカーであり造りやすいという事情から多くのキットカーメーカーの
標的となりました。

なおケータハムは1973年にロータスから正式にセブンの一切合財を引き継いでいますから正当なセブンです。
これは現在BMWで造られているミニが本物のミニと見做されることと同じことです。
バーキン7について
2 :慶太[]:2019/11/18(月) 10:53:17.52 ID:zN4gLL770
ロータスセブンはシリーズ1からシリーズ4までありケータハムがロータスからセブンを継承したとき
には始めはその時生産されていたシリーズ4を生産しましたが、すぐにシリーズ3に戻し、これが成功して
売れ行きが上がりました。
ウェストやバーキンなどのレプリカはこの成功を見た後に出てきました。

レプリカを弁護しようとする者はケータハムがロータスから継承したのはシリーズ4だけであって、
従ってシリーズ3タイプのケータハムはロータスセブンのレプリカであると主張しました。

これは無理のある主張です。
ケータハムはセブン及びスーパーセブンと言う名称を継承しています。
つまりロータスからセブンおよびスーパーセブンという車そのものを継承したという事です。
継承したケータハムがその後シリーズ4をシリーズ5に発展させようがシリーズ3に戻そうが
継承した者の自由なんです。
ケータハムが継承したのはシリーズ4だけであるというのは何の根拠もない主張です。

ケータハムとバーキンとの裁判ではセブン及びスーパーセブンという名称はケータハムのみが
使うことが出来るとされました。
名称が使えるという事はそのクルマそのものを引き継いだという事です。

年に一度のジャパン・ロータス・デーにはケータハムにも参加資格が与えられています。
日本のロータスファンがケータハム・スーパーセブンをロータス・セブンを継承したものと認めている証拠です。
バーキン7について
4 :慶太[]:2019/11/18(月) 10:54:30.21 ID:zN4gLL770
ケータハムがシリーズ3タイプのスーパーセブンで成功するとその後種々のレプリカが生まれました。

バーキン7はロータスの創始者であったコーリンチャップマンの死後コーリンの妻であった
ヘーゼルチャップマンが南アのバーキンに作らせたレプリカです。

日本では90年代の始め頃にM社がバーキン7の輸入販売を始めました。
M社はバーキン7こそチャップマンの遺志を受け継ぐ本物のセブンであるとして「正統セブン」
「純粋血統」「蘇るチャップマンの遺志」と唄いました。

その要旨はチャップマンは南アでシリーズ3タイプのセブンを造る計画でいたが、急死したためにその妻である
ヘーゼルがチャップマンの遺志を継いでバーキンにシリーズ3タイプのセブンを造らせたというものです。

ケータハムについてはケータハムがロータスから受け継いだのはシリーズ4だけであるからシリーズ3タイプの
ケータハムはレプリカであるとし、ケータハムを良しとする人に関しては「いわしの頭も信心から」と侮辱しました。
これではケータハムの人が怒るのも無理はないと私は思いました。
ここにケータハムとバーキンとの間で「本物論争」が勃発しました。

M社の言い分は矛盾に満ちています。まずセブンの権利を持っていたのはロータス社でありチャップマン
個人でも、ましてやその妻のヘーゼルでもありません。
そのロータスから1973年にセブンはケータハムに引き継がれたのです。
これはセブンと言う車そのものが引き継がれたという事であり、シリーズ4だけが引き継がれたという事ではありません。
その証拠にケータハムがすぐにシリーズ3タイプに変更したときにロータスからは何もクレームは来ておりません。

ケータハムとバーキンの裁判は南アで行われましたが、セブンと言う名称はケータハムのみが使うことが
決まりましたが、ケータハムが要求したバーキンの製造中止は決まりませんでした。

これは元々ケータハムはセブンの意匠登録などはしていなかったことと南アの裁判所が南アの希少な自動車産業を
守りたい考えたためとみられます。
イギリスでケータハムがウェストに対して行った裁判ではケータハムの主張が認められウェストはケータハム
との違いを出すために形状を大きく変更しました。
こうしたこともあってヘーゼルはイギリスを避けて南アに目を付けたのでしょう。
なおバーキン以前から輸入されているウェストとの間では論争のようなものはありません。
バーキン7について
5 :慶太[]:2019/11/18(月) 10:55:39.27 ID:zN4gLL770
LOTUS SEVEN(デニス・オーテンバーガー著 二玄社 1985)によるとシリーズ4のデューンバギーのような
スタイルはセブンファンには不評だったとあります。
私もシリーズ4を 初めて見たときには「これは一体何なんだ」と思いました。

LOTUS SEVENによるとケータハムから販売されたシリーズ4は僅かに60台とされています。
すぐにシリーズ3に戻されたわけですね。

という事はケータハムのグレアム・ナーンはセブンをロータスから引き取ったその時にすでにシリーズ3に
戻す腹積りでいたものと思います。
従って「シリーズ4だけを継承する」と言う契約をすることはあり得ないことです。

LOTUS SEVENにはセブンがロータスからケータハムに引き継がれたときの状況がかなり詳しく書いてありますが、
ケータハムはロータスから「セブンの一切合財を引き取った」とは書いてありますが、シリーズ4だけを引き取った
などとはかけらも書いてありません。

M社が言ってるチャップマンがシリーズ3を売り出すつもりでいたなどと言う話も全く矛盾だらけの話です。
ケータハムがシリーズ3に戻して成功したのを見た後に自分も同じシリーズ3を売り出してケータハムと競う
などと言うみっともないことはチャップマンのプライドが許すわけがありません。
M社の言い分はチャップマンを侮辱する言い分です。

そもそもチャップマンはシリーズ3の伝統的な言ってみればありきたりなスタイルはあまり好きではなく、
それゆえに新奇性を持たせたシリーズ4を出したんです。

また当時のチャップマンはロータスの経営からは遠ざけられておりF1ティームの運営だけを任されていました。
従ってシリーズ3を売り出すなどと言う仕事をする権限はなかったのです。
バーキン7について
6 :慶太[]:2019/11/18(月) 10:57:05.05 ID:zN4gLL770
仮にグレアム・ナーンがセブンを引き取った時にすぐにシリーズ3に戻す腹積りがなかったとしても、
シリーズ4だけを引き継ぐという契約をすることはあり得ないことです。何故ならシリーズ3の権利が
ロータスに残った場合ロータスはいつシリーズ3の販売をするか分かりません。そうなったらケータハムは
立ち行かなくなります。シリーズ4が不評だったことは周知のことだったんですから。

M社はバーキン7をロータスシリーズ3を引き継いだとして「正統セブン」「純粋血統」「蘇るチャップマンの遺志」
と宣伝しましたが、このクルマは完全なケータハム・スーパーセブンレプリカでした。
輸入開始当時のバーキン7についてその証拠を挙げます。

その1
向こうから走ってくるバーキン7を見た場合それはバーキンなのかケータハムなのかケータハムの
オーナーでも区別が付きませんでした。そっくり瓜二つだったのです。区別する唯一の個所はテールランプだけでした。

その2
ロータスシリーズ3はアルミ部分も塗装した全塗装が主でしたが、ケータハムはアルミ部分は無塗装でした。
バーキンも同じ無塗装でした。

その3
ロータスシリーズ3はACBCのロータスバッジを付けてましたがケータハムは7をデザインしたセブンバッジ
を付けていました。バーキンもケータハムそっくりのセブンバッジでした。

その4
ケータハムのノーズコーンは完全な左右対称ではなく右すぼまりでした。
バーキンも右すぼまりでした。


バーキン7と言う名称は車名です。
これをケータハム・スーパーセブンのように社名・車名で言えばバーキン・バーキン7となります。
なんとも珍妙ですね。
バーキン7について
7 :慶太[]:2019/11/18(月) 10:59:11.57 ID:zN4gLL770
ケータハムがシリーズ3タイプのスーパーセブンで成功するとその後種々のレプリカが生まれました。

バーキン7はロータスの創始者であったコーリンチャップマンの死後コーリンの妻であった
ヘーゼルチャップマンが南アのバーキンに作らせたレプリカです。

日本では90年代の始め頃にM社がバーキン7の輸入販売を始めました。
M社はバーキン7こそチャップマンの遺志を受け継ぐ本物のセブンであるとして「正統セブン」
「純粋血統」「蘇るチャップマンの遺志」と唄いました。

その要旨はチャップマンは南アでシリーズ3タイプのセブンを造る計画でいたが、急死したためにその妻である
ヘーゼルがチャップマンの遺志を継いでバーキンにシリーズ3タイプのセブンを造らせたというものです。

ケータハムについてはケータハムがロータスから受け継いだのはシリーズ4だけであるからシリーズ3タイプの
ケータハムはレプリカであるとし、ケータハムを良しとする人に関しては「いわしの頭も信心から」と侮辱しました。
これではケータハムの人が怒るのも無理はないと私は思いました。
ここにケータハムとバーキンとの間で「本物論争」が勃発しました。
バーキン7について
8 :慶太[]:2019/11/18(月) 11:00:05.49 ID:zN4gLL770
M社の言い分は矛盾に満ちています。まずセブンの権利を持っていたのはロータス社でありチャップマン
個人でも、ましてやその妻のヘーゼルでもありません。
そのロータスから1973年にセブンはケータハムに引き継がれたのです。
これはセブンと言う車そのものが引き継がれたという事であり、シリーズ4だけが引き継がれたという事ではありません。
その証拠にケータハムがすぐにシリーズ3タイプに変更したときにロータスからは何もクレームは来ておりません。

ケータハムとバーキンの裁判は南アで行われましたが、セブンと言う名称はケータハムのみが使うことが
決まりましたが、ケータハムが要求したバーキンの製造中止は決まりませんでした。

これは元々ケータハムはセブンの意匠登録などはしていなかったことと南アの裁判所が南アの希少な自動車産業を
守りたい考えたためとみられます。
イギリスでケータハムがウェストに対して行った裁判ではケータハムの主張が認められウェストはケータハム
との違いを出すために形状を大きく変更しました。
こうしたこともあってヘーゼルはイギリスを避けて南アに目を付けたのでしょう。
なおバーキン以前から輸入されているウェストとの間では論争のようなものはありません。
バーキン7について
9 :名無しさん@そうだドライブへ行こう[慶太]:2019/11/18(月) 11:01:52.53 ID:zN4gLL770
当時の自動車雑誌の在りようを見てみます。

カーマガジン
私の記憶ではロータス社にバーキンに対して何か認証を与えたのかと言う質問状を送りました。
その回答は「認証は何も与えていない」だったと記憶します。
上のようなことがあったためもありカーマガジンはケータハムを正当なセブンとして扱っていました。
90年代のある年にはスポーツカーの人気投票でケータハム・スーパーセブンがトップになっています。

カーグラフィック
ケータハムを終始一貫して正当なセブンと見做していました。
何しろ二玄社から85年に出したLOTUS SEVENにはケータハムはロータスから「セブンの一切合財を引き取った」
とあるんですから。

オートジャンブル
95年に始まったこの雑誌はレプリカに好意的でありvol.3の「ポストケイターハムを探せ」には次のような記述がありました。

「Mr.グラハム・ニアーンが故コーリンチャップマンと懇意だったとか、ロータス・シリーズ3を実質的に
販売していたのは、当時ロータスのディーラーであったケイターハムカーズのみだった、とかいわれる歴史的な
お話のために、ケイターハム=ロータスというような図式がいつのまにか出来上がってしまっているが、
ロータスはロータスであって、ケイターハムはロータスではない。なのに、なぜケイターハムがロータスの正統
のように言われているかといえば、そのスピリットにおいてケイターハムがロータスに一番近いからである」。

ここでは73年にケータハムが正式にセブンを引き取ったことは完全に無視されています。
ところが時間が進み98年のvol.23ではケータハムについて「すべての原点、ロータス・セヴンの継承者」
と表現してます。
真実の前に屈したという事でしょう。
バーキン7について
10 :慶太[]:2019/11/18(月) 11:03:29.00 ID:zN4gLL770
Wikipediaで「ロータスセブン」を検索すると次のような記述があります。

1982年に、創始者コーリン・チャップマンが心臓発作で死去すると、ロータスを継いだ妻のヘイゼル・チャップマン
は人件費の安い南アフリカに支社を設立し、現地へ移民したイギリス貴族バーキン卿の起こした「バーキン」
というレプリカ専門メーカーのもとで、製作が容易なシリーズ3セブンの再生産を任せる計画を立てた。
ロータス社は、シリーズ4のもろもろおよび、セブンの販売権はケーターハムへ譲渡しているが、シリーズ3
以前の設計図などの売却はしていないので、バーキン社はシリーズ3の生産・販売すること自体は問題がなかった。


これはおかしい部分が沢山あります。先ずコーリンの死後ヘーゼルがロータスを継いだという点です。
コーリンはロータスの社長でしたがヘーゼルは社長を継いではいません。
コーリン自身も社長ではありましたが晩年は経営の中枢から外されていました。
従ってヘーゼルはコーリンが所有していたロータスの株式は継いだでしょうが経営に深く参画することなどは
なかったのです。
南アのハーキンにシリーズ3を造らせるというのもロータスでは出来なかったからですね。

しかもそのバーキンは「レプリカ専門メーカー」とあります。
「セブンの販売権はケーターハムへ譲渡している」ともあります。
だったらケータハムで販売しているものが本物で、バーキンはレプリカという事になりますね。
自ら墓穴を掘っているんです。

このWikipediaに書かれているものはなんとかしてケータハムをバーキン等のレプリカと同等なものに見て
欲しいと願う者が書いたものです。
ケータハムを正当なセブンと考えているものは面倒だから放置しているんですね。
「本物論争」は既に決着がついているんです。

M社ではバーキンの他にもフェラーリP4、ポルシェ550スパイダーやポルシェ356の レプリカ等も売ってました。
レプリカ大好きな会社だったんですね。
ネット検索では社長は2005年に脱税で逮捕されてM社は倒産したそうです。
私は「やっぱりね」と思いました。
バーキン7について
11 :慶太[]:2019/11/18(月) 11:04:51.11 ID:zN4gLL770
LOTUS SEVEN(二玄社1985)に書いてあるセブンがロータスからケータハムに移った部分の記述の要旨は以下の通りです。
著者のデニス・オーテンバーガーはアメリカ人でロータスの権威とされている人物です。
「」は原文のままです。


シリーズ4は1970年に売り出されたが徐々に生産台数は減少し、1973年には生産が中止された。
「チャップマンはセヴンを断念した。しかし、ナーンはまだ諦めなかった。ケイタ−ハム・カーズは、ロータスにある
セヴンの部品、ジグ、ボディの型、エンジン、というセヴンの一切合財を引き取った。1973年5月にロンドンの
パブロータスで正式に契約がかわされた。こうして数々の逸話を生んだ車はチャップマンの手を離れた。」
「ナーンとウェイクフィールドはまずシリーズ4の生産から始めた。」部品は当分の間続けられるほど揃っていた。
しかし次第に部品の供給は減少し1974年の夏シリーズ4の生産を断念した。結局シリーズ4は60台ばかり生産された。
「ケイタ−ハム・セヴン(シリーズ4)を生産していたもののナーンとウェイクフィールドの耳には、シリーズ3
までのいかにもセヴンらしいセヴンを望む声がちゃんと届いていた。実はシリーズ3の試作車がケイタ−ハム・カーズの
ガレージでつくられつつあったのだ。」
こうしてシリーズ3タイプの生産が始まった。

(チヤップマンとナーンが握手している写真の説明文)
「1973年6月。この日コーリン・チャップマンはケイタ−ハム・カー・セールスのグレアム・ナーンへセヴンの製造権を譲った。」


以上よりケータハムはセブンと言うクルマそのものを引き取ったことがわかります。
シリーズ4だけに限定して引き取ったと解釈できる記述は微塵もありません。
シリーズ4の生産を開始するとほぼ同時にシリーズ3の試作車に取り掛かっていたこともわかりますね。
バーキン7について
17 :慶太[]:2019/11/18(月) 12:46:43.42 ID:zN4gLL770
長かった事は謝罪します。
ゆっくりと読んで下さい。
7と8は4との重複ですのでとばして下さい。
マルカツは倒産したとネットに出てます。


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