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日出づる処の名無し
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479 :日出づる処の名無し[sage]:2020/08/12(水) 19:29:14.98 ID:sK240ngM
東芝、「薄氷の選任」車谷社長に待つ次の難題
https://news.yahoo.co.jp/articles/62cbb0de94c3835a372179390e224030e183895a

8/12(水) 6:01配信 東洋経済オンライン
 まさに薄氷の勝利だった。
 東芝が7月31日に開いた定時株主総会で、車谷暢昭社長兼CEOの取締役選任案への賛成比率は57.96%にとどまった。
 総会ではアクティビストファンド(モノ言う株主)とされる外資系投資ファンド2社がそれぞれ独自の取締役候補を提案して東芝と対立。車谷氏は過半数を獲得して取締役に選ばれたが、ギリ
ギリの信任となった。

■エフィッシモの候補は4割超を獲得
 東芝が8月4日に関東財務局へ提出した臨時報告書で判明した。車谷氏への反対比率は18.96%だった一方、総会当日の議決権比率で約15%保有していた筆頭株主のエフィッシモ・キャ
ピタル・マネージメント(シンガポール)の創業者で、旧村上ファンド出身の今井陽一郎氏が43.43%の賛成を集めた。反対は54.77%だった。
 エフィッシモはほかに、弁護士の竹内朗氏と元花王執行役員の杉山忠昭氏を候補に提案しており、賛成比率はそれぞれ41.95%、37.68%だった。もう1つの3Dオポチュニティー・マスター・
ファンド(シンガポール)が提案した2人の候補者の賛成比率はいずれも31.14%だった。
 エフィッシモは、東芝のグループ会社で1月に発覚した架空・循環取引を問題視。東芝が公表した調査報告書が不十分でガバナンス上問題があるとして、独自の取締役候補を提案してい
た。ゴールドマン・サックス証券日本法人出身の長谷川寛家氏らが設立した3Dも、「形式だけではない本質を伴うコーポレート・ガバナンスを整備すべき」と指摘し、2人の社外取締役の選任
を要求するとともに、車谷氏に反対の議決権を行使すると言明していた。
 2019年の株主総会で東芝は、アクティビストファンドからの推薦を含めて外国人取締役を4人、取締役12人のうち10人を社外取締役にする取締役選任議案を提案した。これが支持されて
車谷氏への賛成比率は99・43%にも達したが、2020年はアクティビストファンドからの提案にいずれも反対を表明していた。
 そのため、総会前には一時、「車谷氏の再任は(再任に必要な過半数である)50%スレスレの攻防になる」(ファンド関係者)との声もあがっていた。
 さらに、アメリカの議決権行使助言会社、インスティチューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)とグラスルイスの判断も注目を集めた。機関投資家に影響力のある両社がエフィッ
シモ側の提案に賛成したり、東芝側の提案に反対すれば、車谷氏の再任が危うくなる可能性があった。

■東芝の攻防ラインは「55%」
 だが、ISSもグラスルイスも株主総会の約2週間前に、東芝側の提案に賛成し、株主提案に反対する意向を表明。「これで潮目が変わり、ほとんどの機関投資家が東芝側の賛成に回った」
(総会関係者)ようだ。
 機関投資家はさまざまな企業に長期投資しており、一定の議決権行使ルールや助言会社の意見に沿うのが一般的だ。東芝の大株主5社(エフィッシモ、ファラロン・キャピタル・マネジメン
ト、ハーバード・マネジメント、3D、キングストリート・キャピタル・マネジメント)はアクティビストファンドとされ、経営陣に短期的成果を迫り、投資先企業の株価を上げた後、株式を売却して出
ていくのが常套手段で、議決権行使助言会社の判断には左右されないとされる。
 大株主5社の議決権比率は合計で33%超とみられ、5社がすべて車谷氏の再任に反対するというのが東芝やファンド関係者の多くの見立てだった。関係者の話を総合すると、東芝は車谷
氏への賛成比率として55%を攻防ラインに想定していたようだ。
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480 :日出づる処の名無し[sage]:2020/08/12(水) 19:29:53.90 ID:sK240ngM
479のつづき

 株主提案もあり、議決権行使率を例年よりやや高めの73%程度と仮定すれば、大株主5社の33%超がすべて反対した場合、反対比率は45%になる。逆にそれ以外の出席株主がすべて
車谷氏に賛成すれば、賛成比率は55%になる計算だ。また、エフィッシモの今井氏は5社がすべて賛成すれば、賛成比率は45%になる。
 実際に蓋を開けると、議決権行使率は73%で、車谷氏の賛成率は約58%、今井氏の賛成率は約43%だった。東芝にとっては目標ラインをどちらもクリアしており、数字上は薄氷の勝利に
見えても、「東芝にとっては想定以上に良い結果では」(総会関係者)という声も聞こえる。
 東芝の想定よりも良い結果となったのは、「一部の大株主が議決権を行使しなかったのでは」(ファンド関係者)とみられている。ただ、臨時報告書などをみると、エフィッシモは車谷氏につ
いて賛成でも反対でもなく、棄権している可能性が高い。棄権でも出席扱いとなって分母が大きくなるため、車谷氏の賛成比率を下げて実質的に反対票と同じ効果を持つ。

■東芝からは今後に楽観論も
 さらに、東芝関係者からは「(車谷氏の賛成比率は)今回の総会が底だろう。来年以降の総会はこんなにひどくはならない」という楽観論も聞こえてくる。
 楽観論が流れる理由の1つは、エフィッシモが総会の前に東芝株の一部を売り、保有率を15.36%から9.91%に下げたと発表したことだ。東芝は、独立性の観点から社外取締役が属する
企業の東芝株保有率を10%未満にすることを規定しており、創立メンバーである今井氏を取締役候補にしていたエフィッシモを「利益相反の可能性がある」(太田順司・東芝監査委員会委
員長)と批判していた。エフィッシモがこれに応じた形で、東芝にとっては反対票が減ることにつながる。
 第2に、東芝は年内にも東証1部復帰への道が見えているからだ。東芝の株価は、新型コロナショックが本格化する前の2019年末から2020年初めまでは4000円近くで推移しており、2部に
降格した2017年当時と比べて1000円ほど高い。1部復帰でTOPIXなどの株価指数に採用されれば、新たな投資資金を呼び込めるため、市場関係者からは「株価6000円も視野に入ってくる」
との声も上がる。
 株価が上昇すればアクティビストも東芝株を売却しやすくなり、その代わりに長期的な視野を持つ機関投資家が安定株主となってくれるとの期待が東芝にはある。
 3つ目が株主還元強化の当てがあることだ。東芝は6月下旬、約40%を保有する半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス(旧東芝メモリホールディングス)株を売却し、その手取
り金の過半を株主に還元すると発表した。キオクシアは年内にも東証1部に上場が予定されており、「時価総額は数兆円になる」(市場関係者)とされている。キオクシアの上場と保有株の売
却を原資に、相当額の株主還元がなされると予想されており、株主の不満を抑えられるとみている。
 もっとも、株価を上げるにはこうした小手先の手段よりも、業績そのものを上げることが王道だ。三井住友銀行出身の車谷氏にとって再建計画「東芝ネクストプラン」の1年目にあたる2020
年3月期は、パソコンなど不採算案件の売却やリストラ効果を大きく出すことに成功し、営業利益は前期比3・7倍の1304億円と堅調だった。ただ今後は将来の成長をどう描くかが問われてい
る。
 エフィッシモは今回、「残念ながら提案が承認されなかった。しかし、東芝の一段の成長と企業価値向上には、コンプライアンスおよびコーポレートガバナンスの徹底的な改善が必要だ。
(中略)大株主の立場から東芝を支援し、建設的なエンゲージメントを行っていく」とコメント。東芝株については短期ではなく中長期で保有していく姿勢を見せている。
 東芝は8月12日に2020年4〜6月期の決算発表を予定している。新型コロナ影響をどれだけ跳ね返せるのか。東芝とモノ言う株主の戦いはまだまだ続きそうだ。
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481 :日出づる処の名無し[sage]:2020/08/12(水) 19:30:24.98 ID:sK240ngM
4割が廃業危機「伝統工芸職人」の新しい突破口
高齢化が進みIT導入もなかなかできていない
https://toyokeizai.net/articles/-/366774

馬渕 次郎 : スタートアップライター2020/08/07 5:15
年内に4割の事業者が廃業する恐れがある――。
伝統工芸品の企画販売を手掛ける、和える(東京・品川区)の調査によると、伝統産業に携わる全国の367事業者のうち、2020年4月の売り上げが前年同月比50%以上減少したと答えた割
合は全体の56%を占めた。
このまま需要が回復しない場合、「40%の事業者が年内に廃業を検討せざるをえない見通し」という。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に日本の伝統工芸職人が危機に直面しているの
だ。
「3月から売り上げは前年の半分に低迷したまま。回復の見通しは立たない」。1887年創業の和ろうそくの老舗、有限会社中村ローソク(京都市)の田川広一代表(57)はため息まじりに話す。

工房には未出荷の在庫が積みあがる
和ろうそくは櫨(はぜ)の実など植物性原料を使い、職人が1本1本手作業で作っている。主に京都のお寺に出荷しているが、新型コロナウイルスの感染拡大で拝観や法要で使われるろうそ
くの需要が急減した。例年、京都で行われている祇園祭などのお祭りも軒並み中止となり、観光客向けの絵ろうそくの出荷も滞った。工房には未出荷の在庫が積みあがる。
同社ではパートを含めて11人が勤務。人件費や材料費の支払いは先行して発生するため、作った製品が売れないと、借り入れを増やさざるをえない。コロナの収束がいっこうに見えぬ中、
「このまま需要が回復しなければ、事業の縮小や廃業も考えないといけない」と田川さんは危機感を募らせる。
伝統工芸業界は卸会社や百貨店などを通じた実店舗での販売に依存していたことが、打撃を大きくしている。インターネット販売に取り組む事業者の割合は全体の2割にとどまる。伝統工
芸職人は高齢化が進んでおり、IT導入が遅れていることが背景にある。この結果、顧客も中高年層が多くなり、若い世代の開拓が遅れているのだ。
危機打開に向け、スタートアップ企業がオンライン化の支援に乗り出した。「つるっとした麺類も食べやすい 漆箸」「おかずをおしゃれに魅せる 瀬戸焼の長い器」――。和えるが4月29日に始
めたサイト「aeru gallery(あえるギャラリー)」には日々の暮らしで使える伝統品が90点近く並ぶ。販売価格は2000円〜5000円程度が中心だ。
初めてネットで販売する職人もスムーズに出品できるよう、写真の撮影、商品名・説明文の作成は和えるのスタッフが行う。伝統工芸になじみがない若年層でも商品名を見るだけで日常生
活での利用シーンを想定しやすい。
「コロナで自宅で食事を取る機会が増えたことで、食器や箸はいいものを使いたいという人が増えている」。和えるの矢島里佳代表はこう指摘する。自宅でのオンラインのミーティングに備え
て、和紙のインテリア商品を購入するなど、新たな生活様式に伝統工芸品を取り入れる需要が出ているという。

職人が実演するオンラインイベントも
ただ、写真や文章だけでは、作っている過程や職人の思いまでは伝わりにくい。そこで和えるは一般のユーザーが 「aeru gallery」に出品している職人の工房をオンラインで訪問できる取り
組みも始めた。
「和ろうそくの火は油で消せるんです」。ウェブ会議システムZoom(ズーム)を通じて職人の田川さんが実演してみせると、映像を見ていた参加者からは「これすごい!」「勉強になることばか
りで感動しています!」などとコメントが寄せられた。これは7月18日夜に開かれた中村ローソクの工房訪問イベントの1コマだ。
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482 :日出づる処の名無し[sage]:2020/08/12(水) 19:31:05.89 ID:sK240ngM
481のつづき

イベントには全国から約50人が参加。和ろうそくにまつわる歴史を学んだ後、ろうを鍋で溶かし、型に流して、職人が手作業でろうそくの形に仕上げる様子を閲覧した。Zoomを通じて疑問点
を直接職人に質問することも可能だ。
東京都に住む大学生の山田璃々子さん(19)は「aeru gallery」を通じて「和ろうそくはじめてセット(小)」(税込1980円)を事前に購入し、イベント当日は職人の指導の下、自身のろうそくに火を
灯した。「伝統工芸品は使うまでのハードルが高いが、職人さんに使い方まで教えてもらえるのがよい」と満足そうに話す。
中村ローソクではオンラインでの販売比率は現状10%程度。顧客層は年配の人が多く、「若い人とコミュニケーションを取る機会はほとんどなかった」(田川さん)。和えるとの協業をきっかけ
にネットでの注文も徐々に増えており、将来はオンライン販売比率を50%に引き上げたいという。
和えるはこれまでオンライン工房訪問を4回実施した。同社の従業員は20〜30代が中心で、年配の職人と若年層を結びつける役割を果たす。京都と東京に実店舗も運営しているが、個人
向けではネット経由の売上高は全体の7割を占めているという。
「日本では危機が起きたときに伝統文化は優先順位が下げられがちだが、文化がなくなると心が貧しくなる。こういうときにも安定して文化へも投資できるお金の回し方を提案したい」と矢島
代表。この一環で自然エネルギーによる電気を事業者や一般家庭に販売し、電気料金の1%を日本の伝統文化を支えるための資金として使う「aeru電気」も始めた。

京都の伝統工芸品販売支援の動きも
「丹後ちりめん」で知られる京都府与謝野町の与謝野町染色センターなど2施設は7月中旬から同電気を利用し始めた。自治体への導入で信用力を高め、1万世帯への普及をめざす。
また、手作り品の売買サイト「Creema(クリーマ)」を運営するクリーマ(東京・港区)では京都の伝統工芸品のオンライン販売を支援する事業を始めた。5月に開設した特設サイト「京都 手し
ごと紀行」には、京焼のコーヒーカップや清水焼のお皿など器を手掛ける14事業者が参加した。
クリーマの強みは月間3000万人超が訪問するというサイトの集客力だ。買い手の中心は「他にはない自分だけのお気に入りの品を探したい」という20代後半〜40代の女性。職人は商品の
写真などを用意するだけで手軽に出品でき、クリーマの担当者が写真の撮り方や紹介文の内容をアドバイスしている。
オンライン化のメリットは販路の多様化だけではない。クリーマの場合、出品に際して月額固定費はかからず、販売代金の10%の手数料(フード、自社海外サイト除く)を同社に支払うだけで
よい。「30%前後」とも言われる百貨店の販売手数料と比べて安く、事業者が受け取る手取りも増える。
実はオンラインで伝統工芸品を売ろうという構想は「コロナ以前」からあった。しかし、単価が高い伝統工芸品は「対面販売でないと売れない」というのが業界の通説だった。職人側も「いいも
のをつくれば売れる」と考え、販売は百貨店や専門店に任せることが多かった。

実店舗依存からの脱却が成長のカギ
ふたを開けてみると、売れ行きは好調で「第1弾に参加した事業者の8割が『とても良かった』との回答があった。中には月100万円以上を売り上げる事業者もいる」(丸林耕太郎社長)。クリ
ーマは器以外にもオンライン販売の対象を拡大し、7月17日には西陣織のネクタイや清水焼のアクセサリーなど26事業者が加わった。
伝統工芸品業界は職人の高齢化、後継者不足が深刻化しており、「コロナがなくても5〜10年以内には廃業が増える」との見方があった。コロナ禍によって時間の猶予はなくなっている。もの
づくりの伝統を大切にしながら、実店舗に依存する「一本足打法」から脱却できるかが、事業継続のカギとなりそうだ。
☆☆☆  行動する国産品愛好会Part25 ☆☆☆
483 :日出づる処の名無し[sage]:2020/08/12(水) 19:31:32.18 ID:sK240ngM
三菱パジェロはなぜ、輝きを失ったのか SUVのパイオニア消滅の衝撃 (1/3ページ)
https://www.sankeibiz.jp/workstyle/news/200811/wsa2008110700001-n1.htm

秋月涼佑 2020.8.11 07:00
 三菱自動車のかつての主力車種「パジェロ」生産終了のニュースは衝撃的でした。
 今や世の中はSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)全盛、街を走ればファミリーカーの標準型が、かつてのセダンタイプから置き変わったかのような状況です。集合住宅の駐車場もハ
イルーフから埋まるのが当たり前とのこと。そんな時代だからこそ、まさにそのSUV黎明期に最も輝き市場勃興のパイオニアと言って良いブランドの完全撤退、生産終了にショックを受けず
にはおれません。
 最も売れたのが1991年に登場した2代目パジェロ。初代(1982年発売)後期での人気を引き継ぎながらも各部格段にブラッシュアップされ、車体全体は武骨なのにツートンカラーの塗装の
質感やボディパネルのふくよかでありながら精巧そうな品質の良さが印象的でした。ヘビーデューティーなのにホテルに乗り付けても違和感のない高級感は、奇しくもバブル崩壊の頃に上
市されましたが、企画時期の高揚感による副産物だったかもしれません。
 当時のRV(レクリエーショナル・ビークル)ブームけん引役となり現在のSUV時代の先鞭をつけます。パリダカールラリー参戦などプロモーションもパジェロのコンセプトにピッタリでした。と
にかく、並みいる有力車種を抜き去り月間販売台数1位の快挙を成し遂げ、カーオブザイヤー特別賞(1991年)に輝いたのですからその成功は歴史的と言って過言でないはずです。

 ルーチン化したモデルチェンジがプロダクトの魅力を壊す
 でもそんなビッグブランドが、SUVブランド全盛の時代低迷し続け、ついには市場から完全撤退、生産終了というのですから、穏やかではありません。なぜパジェロは急速に輝きを失ってし
まったのでしょうか。
 もちろん原因は単純でないはずですし、メーカーである三菱自動車による度重なる不正の影響も少なからずあると思われますが、ここではブランディング、マーケティングの視点から一点、
ルーチン化した「モデルチェンジ」がブランドの魅力を壊してしまったのではないかという仮説を考えてみたいと思います。
 パジェロは3代目(1999年)、4代目(2006年)とモデルチェンジを繰り返すたびにむしろ存在感を失っていった印象があります。しかもフルモデルチェンジの間には何度となくマイナーチェンジ
が繰り返されます。このモデルチェンジのためのモデルチェンジ、日本メーカー定番の仕事の進め方とさえ言えるかもしれません。例えば家電業界でも毎年画期的に進化したわけでもない
のに新発売として各社が無理やり新製品を繰り出すことが、結果として製品のマンネリ化を招いたのではないかとの指摘があります。 
 もちろん、自動車のように大きなプロダクトともなれば、社員、販売会社、サプライヤーなど関わる会社、人間は驚くほどたくさんいます。本当にモデルチェンジを計画するとなれば、少なく
とも数年前から綿密詳細な行程表を作り段取っていかなければまったく対応できないのが現実ではあります。ただし、この走りだしたら容易に止めることができないプロセス自体がモンスタ
ーのように関係者を圧迫していくのもまた事実ではないでしょうか。

キープコンセプトの成功事例
 というのも最近同じSUVの世界で、何よりキープコンセプトをアピールした成功事例が注目されています。
 メルセデス・ベンツGクラスは、1979年軍用車を民生用にして発売されて以来営々39年間基本骨格を変えないままに販売され続け、ようやく2018年にドアノブと数点の部品以外は新設計と
いう実質的なフルモデルチェンジがなされました。が、なんと見た目は従来車種と限りなく同じデザインが採用されたことで、逆に世界を驚かせました。
 また軽オフローダーとして人気のスズキジムニーは、同じく2018年に4代目が先祖返りしたかのようなオフローダーらしいスクエアボディで登場し、グッドデザインベスト100に選ばれるなど、
高く評価支持されています。


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