- 国家安全保障政策/国家戦略研究スレッドPart18
601 :JTAC[sage]:2022/07/24(日) 10:16:07.25 ID:18yilXH4 - 【遠征前進基地作戦(Expeditionary Advanced Base Operations:EABO)】
米海兵隊は機動戦を放棄するのか? Is the Marine Corps abandoning maneuver warfare? Maneuverist Paper No.19 by Marinus https://milterm.com/archives/2445 (抜粋) 遠征前進基地(EAB)は、遠くの目標に対艦ミサイルを発射する火薬庫のような役割を果たす。 ネットワーク化されたセンサーシステムが目標を探知し、ネットワーク化された米海軍指揮官が交戦の判断を下す。 遠征前進基地(EAB)は、米海軍の艦船や米空軍、米海軍、米海兵隊の航空機に搭載されている多数の発射セルを補強する、ネットワーク上の発射装置のひとつに過ぎない。 新しいコンセプトはうまく説明できるかもしれないが、いくつかの大きな欠点がある。 まず、根本的な問題である。これは、戦いが決闘するキル・ウェブに還元され、巨大なランチェスター方程式としての戦いであり、純粋な数学形式の消耗戦(attrition warfare)であることを指摘する必要はほとんどない。 これは、戦争を基本的に技術の衝突とみなす米海軍や米空軍では珍しくない考え方を反映しているが、MCDP 1「用兵(Warfighting)」で述べられている戦争の本質とは根本的に矛盾しているのである。 第二の問題は、諸兵科連合の機動(combined-arms maneuver)を軽視していることである。 遠征前進基地作戦(EABO)は、遠距離で敵の前進を打ち負かすことを前提とした火力ベースのコンセプトである。 このようなコンセプトの下では、戦術的な作戦は無意味になる。 (遠征前進基地(EAB)の指揮官がセキュリティ目的の陣地占領や再配置の自由度は、機動(maneuver)とは言い難い)。 しかし、これが非現実的であることは分かっている。 歴史が物語るように、ある時点で敵部隊は味方の接近阻止バリアを突破し、そうなれば、劣勢で孤立した米海兵隊の小部隊は、カノン砲や戦車の支援なしに生き残りをかけて闘うことになるのだ。 (続)
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602 :JTAC[sage]:2022/07/24(日) 10:16:51.36 ID:18yilXH4 - (続)
第三に、遠征前進基地(EAB)のセキュリティが問題となる。 遠征前進基地(EAB)は移動性、隠蔽性、低シグネチャによって、探知されないことに依存すると予想される。 遠征前進基地作戦の暫定マニュアル(TMEABO)によれば、遠征前進基地(EAB)は小規模、簡素、一時的なものである。 これは、人民解放軍(PLA)の武器交戦圏内に準備された配置は、発見され破壊されやすいという理論に基づいている。 この論理には問題がある。 第一に、一定期間その場所に留まった定着地には、インフラが蓄積され始める。 ベトナムの火薬庫がそうであったように、当初は仮設であったものが、時間の経過とともに、安全性、快適性、機能性を徐々に高め、より精巧なものとなっていった。 想定されているように、遠征前進基地(EAB)の待機部隊が敵対行為に先立って安全保障協力活動に従事する場合、その存在は現地住民によく知られることになる。 その住民には、ほぼ間違いなく人的情報源が潜入しているだろう。 第四に、後方支援も問題である。 補給任務やその他の兵站面での接触は、遠征前進基地(EAB)の位置を知られる危険性がある。 だからこそ、遠征前進基地(EAB)はほぼ自立した存在であることを意味しているのだ。 YouTubeで米海兵隊基本学校(TBS)の中尉が豚の屠殺やローストについて教えているのを見たが、現地での持続可能性とは、主に作戦上の請負支援を強化し、現地経済で生活していくことだと理解している。 安全保障協力活動がそうであるように、自立には大きな作戦上の安全保障上のリスクがある。 現地住民との交流により、遠征前進基地(EAB)はヒューマン・インテリジェンスによって発見される可能性がある。 遠征前進基地(EAB)は、ハイテク・センサーで検知された場合と同じように、ピンポイントで検知される可能性が高い。 (続)
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603 :JTAC[sage]:2022/07/24(日) 10:26:03.53 ID:18yilXH4 - (続)
遠征前進基地作戦(EABO)のコンセプトを実現するための戦力デザインにおいて、米海兵隊戦力デザイン2030は劇的な構造変更を要求している。 米海兵隊の精神的支柱である地上機動部隊を基本とする歩兵大隊は、人数、兵力ともに大幅に削減される。 米海兵隊の声明によると、この決定は作戦上の必要性を分析したものではなく、予算削減の欲求によって行われたものである。 現役の大隊の数は24から21に減らされる。そのうち、第3海兵師団に常駐するのは1個だけである。 第1海兵師団は12個歩兵大隊を有するが、そのうち6個は海兵沿岸連隊(MLR)と海兵隊遠征部隊(MEU)のローテーションに充てられ、他の任務のために6個大隊しか残されていない。 第2海兵師団は8個歩兵大隊を有するが、そのうち4個は海兵沿岸連隊(MLR)と海兵隊遠征部隊(MEU)のローテーションに充てられ、他の要件に対応するための連隊はほとんど残らない。 明らかに、米海兵隊総司令官の指針は、地上機動(ground maneuver)を支援するための火力からの転換を示している。 このタスクには、大規模で持続的な地域火力が必要であり、1発あたり200万ドル近くする精密ロケットやミサイルには適さない。 カノン砲の砲列の数が減れば、制圧、マーキング、照明、隠蔽といった従来の火力支援任務の遂行能力はほぼゼロになる。 さらに、米海兵隊員の誰もが知っているように、戦車はアセットの目録から完全に排除された。 戦車の廃止、カノン砲の大幅削減、歩兵大隊の数と規模の大幅縮小は、米海兵隊が将来、高烈度の地上戦闘(ground combat)に参加する意思がほとんどないことを明確に示すものである。 敵の位置を確認し、接近し、撃破するという歩兵の任務は、明らかに過去のものとなるだろう。 米海兵隊の歩兵は、ロケット/ミサイル砲列や航空・兵站アセットの警備部隊(security force)に過ぎなくなるだろう。 その結果、「すべての米海兵隊員はライフルマンである」という米海兵隊の基本的な信念が損なわれるほど、その精神と文化に深刻な影響を及ぼすだろう。 皮肉なことに、再編の表明された目標の1つが、西太平洋での海軍作戦に最適化された米海兵隊沿岸連隊(MLR)を除いて、 残りの米海兵隊は、高烈度の諸兵科連合戦闘(combined arms combat)ができない警察部隊constabulary forces()にすぎず縮小しているように見えるため、20年にわたる対反乱から移行することである。 最後に、米海兵隊は、新能力がオンラインになる前に能力を切り離すことで、受け入れるリスクを考慮しなければならない。 米海兵隊が最終的にどのミサイルを購入するにせよ、その能力が実用化されるのは数年後である。 しかし、部隊廃止(divestments)は現在進行中であり、場合によってはすでに完了している。 現在の米海兵隊は、わずか2年前の米海兵隊よりも能力が低下しており、能力の削減を続けている。もちろん、これは国家安全保障を損なうものである。 (続)
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604 :JTAC[sage]:2022/07/24(日) 10:28:40.72 ID:18yilXH4 - (続)
もし、遠征前進基地作戦(EABO)が米海兵隊の将来になるのであれば、遠征前進基地作戦(EABO)を支援するために戦いのドクトリンを変える必要があるのだろうか? MCDP 1「用兵(Warfighting)」に反する戦争の本質に関する仮定に基づけば、遠征前進基地作戦(EABO)のコンセプトには機動戦(maneuver warfare)の必要性はほとんどない。 ドクトリンが変わると信じている。 遠征前進基地作戦(EABO)は、技術的・手続き的な熟練と制約された任務の遂行における限られた自由度に基づくドクトリンによってより良く機能すると考えるが、 それは国家が米海兵隊に期待し、必要とするものではないとも考えている。 歴史が物語るように、次の闘いを正確に予測する実績は非常に乏しい。 中国が脅威であることは間違いないが、次の戦争が西太平洋で中国とハイテクで闘うことになると結論づけるのは、ほど遠い。 しかし、遠征前進基地作戦(EABO)や米海兵隊戦力デザイン2030によって、米海兵隊は他の任務の遂行の実力(ability)に支障をきたす一方で、まさにその闘いに全力を注いでいるように思われる。 米海兵隊は、米陸軍と区別なく採用された長い戦争期間から脱却するたびに、その存続を危ぶまれた歴史がある。 米海兵隊総司令官は、将来の安全保障環境との関連性を高めることで、米海兵隊を守っていると考えているのは間違いないだろう。 米海兵隊総司令官は、大胆な行動をとることで、賞賛に値するし、また、賞賛を受けている。 大胆さは機動戦(maneuver warfare)の信条だが、遠征前進基地作戦の暫定マニュアル(TMEABO)と米海兵隊戦力デザイン2030は、 米海兵隊を可能性の低い特定の戦争に最適化したニッチな部隊に変質させ、歴史が語るさまざまな種類の危機や紛争に対応する能力を失わせる危険性があることを、我々は懸念している。 米海兵隊から危機対応や戦闘任務を遂行する能力を奪うことで、米海兵隊総司令官は米海兵隊を無用の長物、あるいはそれ以上の存在に追いやることになりかねない。 MCDP 1「用兵(Warfighting)」の助言にあるように、「大胆さは、無謀さにつながらないよう、判断力をもって抑えられなければならない」 (終)
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605 :JTAC[sage]:2022/07/24(日) 10:36:10.82 ID:18yilXH4 - >米海兵隊は、新能力がオンラインになる前に能力を切り離すことで、受け入れるリスクを考慮しなければならない。
>米海兵隊が最終的にどのミサイルを購入するにせよ、その能力が実用化されるのは数年後である。 >しかし、部隊廃止(divestments)は現在進行中であり、場合によってはすでに完了している。 >現在の米海兵隊は、わずか2年前の米海兵隊よりも能力が低下しており、能力の削減を続けている。 >もちろん、これは国家安全保障を損なうものである。 全く同意見ですね。 ただ、もう、どうしようもないね。 軍種としての「アメリカ海兵隊」は、ほぼ滅亡した、という認識でよろしいかと。 ブレーキはかからず崖からダイブしてしまいました。 同盟国としては、この現実をファクトとして受け入れなければばらない。 沖縄に駐留している第3海兵遠征軍も日に日に終焉に向かっているという事実です。 あっけないものです。 その穴は「我々で埋める」しかない。
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606 :JTAC[sage]:2022/07/24(日) 10:39:10.94 ID:18yilXH4 - ただし、3MEFが戦域で担っていた朝鮮有事、台湾有事への対応。
これは「知ったことではない」。 あくまで、沖縄から先島までのプレゼンスによる抑止効果の話だ。
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607 :JTAC[sage]:2022/07/24(日) 10:45:08.21 ID:18yilXH4 - さらに恐ろしいのは、EABOのドクトリンとしての日本への波及だ。
日本にも、実際の作戦戦闘がどうなるか考えもせずにパワポの絵だけで分かったような気になってる小役人多数。 絶対にこんなもの(EABO)波及させるわけにいかん。 災害派遣びすら対応できないボーイスカウト、いや、ボーイスカウト未満のユルキャン専門学校になっちまいますわ。 アメリカは、海兵隊が滅びても、まだ陸軍がいますが、日本で陸自が滅びたらバックアップはありませんぜ?
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608 :JTAC[sage]:2022/07/24(日) 10:55:01.31 ID:18yilXH4 - ウクライナ戦争をどう評価してるんかね?
海兵隊司令のバーガーの投稿を見るに、ピカピカ!キラキラ!という無人機やジャベリンやイーロン・マスクの部分だけ見て「我が意を得たり!EABOマンセー!」と小踊りしてるようですが、 作戦全体を見ると、千数百キロの戦線で相変わらず緊要地形を巡って塹壕戦だったり、砲兵戦だったり、戦車戦だったりと至って見慣れた戦闘が延々と継続されてる。 そして、互いに機動戦の要素を欠いてるが故に延々と消耗戦をやってます。 まぁ、特に真新しい様相は何もありませんね。 今後、滅びゆく海兵隊に言うべきことは、 「お前ら、もう、M777は不要だよね?くれ!弾とセットで置いてけ。」と。
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609 :JTAC[sage]:2022/07/24(日) 10:59:32.14 ID:18yilXH4 - 「父親達の星条旗」
https://warnerbros.co.jp/img/title/info/art/path/2175/1000575731_j1.jpg もう「この」海兵隊は存在しなくなる。 全く別の何かになるね。 一旦、海兵隊のエートスを否定したら、二度と復元できないだろう。 ・・・・勝ったなw(ニヤリ
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610 :JTAC[sage]:2022/07/24(日) 11:08:29.90 ID:18yilXH4 - 「自由で開かれたインド太平洋戦略」は、太平洋にインド洋をくっつけることで、インドも加えて「支那をワンオブゼム」にするとありますが。
よーく考えると「アメリカもワンオブゼム」にするという・・・w 「戦後の国際関係を睨んだ構想」と言えなくもないとw そういう意味では、長い目で見れば「アメリカ海兵隊の滅亡」も悪い話ではないのかもしれない。 短期的には激烈に苦しいですが。 支那が台湾侵攻について、かなり真剣に考えるようになったのも、第3海兵遠征軍の退潮も考慮に入ってるだろう?
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611 :JTAC[sage]:2022/07/24(日) 11:21:15.26 ID:18yilXH4 - 自由で開かれたインド太平洋戦略(wiki)
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%94%B1%E3%81%A7%E9%96%8B%E3%81%8B%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E6%B4%8B%E6%88%A6%E7%95%A5 「自由で開かれたインド太平洋戦略(じゆうでひらかれたインドたいへいようせんりゃく)は、 2016年(平成28年)8月に、当時の内閣総理大臣・安倍晋三が提唱した日本政府の外交方針。英訳は「Free and Open Indo-Pacific Strategy(略称:FOIP)」」 これさぁ・・・どうなん?<安倍晋三が提唱 故人を美化したいのは分かるが、牽引者の谷内氏を「飛ばした」のは安倍だろ? 側近の今井補佐官や、二階幹事長ら親支那「バランサー」派の主張を了として。 事実の改変は許せんな。 対支那の安全保障が安倍政権下でどれだけ冷遇され無視され嘲笑されてきたと? セキュリティダイアモンドもFOIPも安倍政権下では開店休業状態だったのが大きな事実でしょ? もっぱら、支那とは経済重視で安全保障はほとんど無視。 コロナ直前までそうだったろ? 安倍首相「桜の咲く頃、習氏を国賓に」 https://www.google.com/amp/s/mainichi.jp/articles/20190627/k00/00m/010/233000c.amp 安倍首相、「日中新時代」構築に意欲 習主席の国賓訪日も要請 https://www.reuters.com/article/%E5%AE%89%E5%80%8D%E9%A6%96%E7%9B%B8-%E3%80%8C%E6%97%A5%E4%B8%AD%E6%96%B0%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%80%8D%E6%A7%8B%E7%AF%89%E3%81%AB%E6%84%8F%E6%AC%B2%E3%80%80%E7%BF%92%E4%B8%BB%E5%B8%AD%E3%81%AE%E5%9B%BD%E8%B3%93%E8%A8%AA%E6%97%A5%E3%82%82%E8%A6%81%E8%AB%8B-idJPL4N23Y33G 事実は事実として受け入れないと駄目だよ。
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612 :JTAC[sage]:2022/07/24(日) 11:48:40.01 ID:18yilXH4 - 「AI」ってさぁ?本当に分かってる?
誤差逆伝搬(バックプロパゲーション)の多層ニューラルネットワーク、実は昔からある、そういうもんだよ? 気が遠くなるほど試行錯誤して「学習」させるものだ。 そのプロセスは、確かに人間が一々、認知できないものかもしれんが、「結果」は極めて明確なものだ。 そうでなければ、評価関数が作れないし、バックプロパゲーションも信頼できるものにならない。 「学習プロセス」を無視して変なパワポの絵作って悦に浸ってないか? 「学習プロセス」の工程表を欠くAI関連のプロジェクトは「全て金ありきの詐欺」と断じてもよい。
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613 :JTAC[sage]:2022/07/24(日) 12:05:48.51 ID:18yilXH4 - 常に「今のエキスパートシステムを脱していないローカルなAI」の限界で「頭が痛い」というのが本当のところだろう。
最近のブームは、実装ハードがちょこっと良くなってきたので「馬鹿でも理解できる成果」が出てきただけで。 つい、先日まで「錬金術」だの何だのと「ボロクソ」に言われてたような。 だが、まだ基礎理論からして「汎用」にはほど遠い。 おそらく、マルチエージェントや遺伝的アルゴリズムのアプローチで汎用性を獲得しいていくんじゃないかと思っていますが。 研究課題の本質をターゲットにして、そこに「投資」しようという思想がなぁ・・・・。 なんか、すぐ、蛸壺掘るやつが居ますね。 ポジションに関する。 オープンに本質を追い求めていく研究体制にしないと脱落しますぜ? それは、ことの重大さから言って許されない。 この研究は、国家の命運を左右します。 「マンハッタン計画」ですよ。
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614 :JTAC[sage]:2022/07/24(日) 14:38:52.06 ID:18yilXH4 - ウクライナ、ロシアの「高価値目標」100カ所超を破壊 米分析
https://www.cnn.co.jp/usa/35190856.html 「ウクライナ軍の攻撃対象となっているのはロシアの指揮所や弾薬集積所、防空施設、レーダー、通信拠点、長距離砲の陣地。 ただし米国の分析では、ロシアは依然として1日あたり「数万発」の砲弾を発射しているという。」 「高価値目標(ハイバリューターゲット)」は、「敵の作戦遂行に必要な能力上で価値が高い目標」です。 作戦のフェイズによって変化していきます。 今、現在、ロシア軍は大きな作戦を発動してないようなので「高価値目標」なるものは、あまり存在しないと思う。 「米陸軍の定義」によると、ですがw それを無理繰り「高価値目標」いうとるのは、一握りのHIMARSで「蚊が刺した程度」にしか戦況に寄与してないことを隠すための「レトリック」でしょう? だんだん、「政治的にやってる感を醸し出す」ことが目的になりつつあるな。 現接触線で「終戦」かな・・・ ただ、ロシア側が、また狂った攻勢をかけてくる蓋然性もあるね。 今のプーチンは「病理的な意味」で読めんよ。
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615 :JTAC[sage]:2022/07/24(日) 14:45:32.16 ID:18yilXH4 - アメリカ側の発表が、だんだんアフガニスタンのときと雰囲気似てきたね。腰が引けてる感じが。
メンツも同じだし。 腰抜けバイデン政権の間は、まともな戦争指導は期待できんか。 バイデン「退却!たいきゃくぅ!」 こんな奴、いますよ。 ストレスに耐えられなくなる奴。 それが、最高司令官てのが悲劇ですね。 まだ任期が2年強残ってるんだよね・・・
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616 :JTAC[sage]:2022/07/24(日) 14:49:44.72 ID:18yilXH4 - >今のところロシアは高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」を1基も破壊できていない
本気だったら航空攻撃かけてきますよ。 それをしないってことは、ロシア側から見てさほど脅威でもないと。 べつに、普通のロケット砲だもんね。
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617 :JTAC[sage]:2022/07/24(日) 20:09:15.61 ID:18yilXH4 - ロシアの攻撃キャンペーン評価、7月23日
https://www.understandingwar.org/backgrounder/russian-offensive-campaign-assessment-july-23 「ウクライナ軍は、7月23日の時点でヘルソン州で反撃を開始する準備をしている、または開始している可能性がありますが、反撃の進行状況とテンポに関するオープンソースの可視性は限られており、イベントに遅れをとる可能性があります。 ウクライナのヘルソン州行政顧問のSerhiyKhlanは、7月23日、ウクライナ軍がヘルソン州の不特定の入植地を押収したと述べたが、ウクライナ当局が公式声明を発表するまで、反撃の進行について沈黙を守るようウクライナの民間人に求めた。 外交政策国家安全保障記者ジャック・デッチは7月22日、不特定の米国国防高官が、ウクライナ軍が7月15日から22日の過去1週間に、ヘルソンの不特定の「ロシア占領下の村の一部」を奪還したと述べたと報告した。 最前線に沿っていくつかの不特定の領土の進歩をしました。 最前線とヘルソン市の間の地域は田舎であり、主に部隊の移動や交戦について報告する可能性が低い小さな集落で構成されているため、この地域の地形の制御は、オープンソースの報告に証拠が表示されることなく変更できます。 さらに、ロシア当局は、ウクライナの領土獲得について報告するインセンティブを持っていません。 したがって、ISWが比較的わずかな遅れでロシアの攻撃作戦について報告することを可能にする情報のダイナミクスは、この状況では逆転します。 ISWは、これらの制約の範囲内で、ウクライナの反撃の進捗状況を最大限に報告します。」 ウクライナがへルソン正面で反撃を始めたようなのは事実のようです。
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618 :JTAC[sage]:2022/07/24(日) 20:16:52.69 ID:18yilXH4 - ウクライナのへルソン正面の反撃がうまく行ってくれると良いのですが。
だが、各正面1個機械化旅団基幹。 縦深戦力という点で厚みが薄い。 後は領土防衛隊か。 戦術次元の反撃の累積ですね。
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619 :JTAC[sage]:2022/07/24(日) 20:19:05.33 ID:18yilXH4 - 切ないよね。目と鼻の先にへルソン市があるのに届かない。
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620 :JTAC[sage]:2022/07/24(日) 20:21:31.76 ID:18yilXH4 - ウクライナ側も今回の攻勢は情報管制してるようで、ISWの更新も今回は遅れそうです。
戦闘の山場はまさに今。
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621 :JTAC[sage]:2022/07/24(日) 21:19:44.05 ID:18yilXH4 - へルソン正面のロシア軍は、開戦時にゥ兵科軍が約3個(9個旅団以上)いました。
その後、損耗し疲労もし、また長期攻囲戦になったマリウポリへの増援も抽出され戦力は低下してるとは思う。 ただ、それでも正面のウクライナ軍と同等以上の戦力はもち、また、へルソン周辺に築城する時間もあった。 それを同規模の戦力でウクライナは突破しなければならない。苦しいね。 さらに、今、他の戦線が暇なので、予備戦力が転用されてくる公算大。 だから、ロシア側に対応する時間を与えないよう縦深戦力を投入して一気に作戦次元の突破につなげる必要があるのですが。 残念ながら、それはない。 もっと、重装備の供与が進んでいればな・・・
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622 :JTAC[sage]:2022/07/24(日) 21:22:39.72 ID:18yilXH4 - ナゴルノ・カラヴァフでは、イスラエルの「ハーピー」ストライクUAVがアゼルバイジャンの縦深地域の打撃に威力を発揮したのですが。
イスラエルのやつら、ウクライナにハーピー売るの拒否しやがった。 ロシアと経済的結びつきが強いからと。
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623 :JTAC[sage]:2022/07/24(日) 23:24:16.46 ID:18yilXH4 - 東京五輪からはや一年。
もう随分昔のように感じます。 激動すぎて。 「東京五輪開催の場合の死者20万人」 https://youtu.be/NwxHp0FvGN ただし、あの反対運動してた連中は許せん。 選手に嫌がらせしてた連中もいた。 刑事性があるんじゃないか? 厳しく詮議すべき。 まさに「認知領域」の戦いでしたね。
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624 :JTAC[sage]:2022/07/24(日) 23:32:57.46 ID:18yilXH4 - そして、北京五輪のときはダンマリだ。
分かりやすくて、分かりやすくて。 北京五輪の後、秋の党大会までの間に習近平は台湾に攻め込む蓋然性があると考えられていた。 ところが、何と攻め込んだのはプーチンで攻撃目標はウクライナ。 ロシアの孤立化を見て、支那は台湾問題をトーンダウン。 そして、世界経済はデカップリンクされ、さらに、日本では安倍元首相が暗殺されるという。 剣呑な情勢であることは認知しいていたが、このストーリーは予測できなかった。 具体的なインシデントの予測は当然無理ですが、戦略的な環境変化の「帰結」については精度を高めて行きたいものです。 「今宵は星の巡りも良いようです。」
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625 :JTAC[sage]:2022/07/24(日) 23:44:06.33 ID:18yilXH4 - ただし、今の「危機の時代」もやがては終わりますよ。
長ければ10年。早ければ5年。可能性が高いのは2029年くらいかね。あと7年。 (リーマンショック2009年から20年) プーチンと習近平が死ねば確実に。 その戦後秩序「フォースの覚醒」から逆算して戦略を立てるんだ。 これを見極めて、使える予算を割り出して、どかんと資金調達に成功した陣営が勝ちます。
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