- 【M4シャーマン】汎用戦車 6【T-34】
353 :名無し三等兵[sage]:2020/06/27(土) 16:47:37.05 ID:joYTKVfX - T-34の圧延装甲砲塔(タワー)は、初期のハリコフ工場で、ウラルに避難したら
制作治具がなく鋳造設備に入れ替わっていて、やむなく鋳造タワーにした らしいのだが車体より評判の悪いよわい鋳造砲塔ってこの事だよね そのわりに圧延タワーの初期T-34はクルスクあたりまでひつこく見るような気がすんだけど やはり生存性が高いのでしょうか
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357 :名無し三等兵[sage]:2020/06/27(土) 18:34:40.59 ID:joYTKVfX - スターリンやT34の防盾は圧延鋼を丸めたタイプに見えますが
実は鋳造だったりするんでしょうか
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359 :名無し三等兵[sage]:2020/06/27(土) 20:09:06.18 ID:joYTKVfX - なるほどありがとう
スターリンになると他のソ連戦車装甲より5%ほど固く 鋳造のほうが圧延より硬いから対貫通はすぐれてると書いてあった
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363 :名無し三等兵[sage]:2020/06/27(土) 20:52:05.54 ID:joYTKVfX - 圧延(鍛造)は炭素量を大きくできない、だから炭素量は
ティーガーの圧延装甲でも0,5%ほどで 鋳造は製法の違いで炭素量を多くできる(だいたい3倍まで) それでかたくなる ただし割れやすくなるのが難点、割れると対弾性能は低くなる 割れない場合は、硬い分、鋳造のほうが対貫通はすぐれてる というのがスターリン戦車の考えらしい 1942年にスチール並みに割れにくい黒鉛球状鋳鉄も開発されてる 量産ベースに乗ったのはドイツでも1950年代、切削コストが上がるため 結局これも多用はされないがトラックのホイールハブなど強度を 要する部分は球状鋳鉄がつかわれる 戦車の装甲は・・コストが上がるんじゃ、つかえないか
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366 :名無し三等兵[sage]:2020/06/27(土) 21:33:05.33 ID:joYTKVfX - ソビエトの装甲は一般にブリネル硬さ420、ISの装甲は450と
固くなっていた、 ニッケルの代わりにマンガンを使うことで炭素量はさらに上がり 鋳造装甲は鋼鉄よりも抗湛性すぐれるが、ひきかえに割れやすい 欠点があった ティーガー2vsスターリン、デブット・ヒギンズ著(3080円)より
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367 :名無し三等兵[sage]:2020/06/27(土) 21:55:22.82 ID:joYTKVfX - 戦車の装甲は内部への砲弾侵入を防ぐために一定の硬度を持っていないといけない
だが同時に その衝突エネルギーを柔らかく緩和する、装甲の形状を保ってないといけない つまり硬すぎてひび割れてもいけない ティーガーUのばあい、車体正150ミリ、砲塔正面は180ミリとまず厚くすることで対策された 装甲硬度は砲塔正面でブリネル硬さ220となる、車体側面は275 このようなぶあつい均質装甲板を製造するのはなみたいていのことではなく 結果として極小の結晶、ベイナイトが装甲内部に発生して、戦車砲が命中したときに われやすくなる。 このような場合命中時の衝撃エネルギーで装甲を剥離させスポールという小片を撒き散らす ティーガーUの砲塔は正面に傾斜しているうえに装甲厚みは180ミリもあり さらにがんじょうなザウコップ、豚の鼻という防盾をそなえる、この数字をみれば、 正面からの命中は規格外の重装甲に負けてはじかれることが理解できる 重くて硬い装甲は、命中した砲弾のほうが耐えきれずに粉々に砕ける利点もある ティーガーUの正面装甲は連合軍には破壊不可能だった
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368 :名無し三等兵[sage]:2020/06/27(土) 21:58:08.94 ID:joYTKVfX - スターリン重戦車の砲塔の鋳造装甲は、ティーガーU砲塔の正面装甲の
二倍に達するブリネル硬さだった
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370 :名無し三等兵[sage]:2020/06/27(土) 23:21:35.11 ID:joYTKVfX - 組織中のグラファイト(黒鉛)の形を球状にして強度や延性を改良した鋳鉄
スチール並みに割れにくいダクタイル鋳鉄があればねえ、 ついでに25_でなく250ミリだったら?
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