- 国家安全保障政策/国家戦略研究スレッドPart4
684 :JTAC[sage]:2020/06/27(土) 13:00:26.48 ID:dkyok6dx - >>683
"DIME"(外交、情報、軍事、経済)の中でトレードオフすべき「戦略」次元の課題だと考えます。 国が「情報環境」を操作するとはそれほどの大事だと。 外交戦略、情報戦略、軍事戦略、経済戦略を寄せ集めた国家戦略の部分として。 望ましい状態をめざす。
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685 :JTAC[sage]:2020/06/27(土) 13:04:42.04 ID:dkyok6dx - 例えば、「経済」とのトレードオフについて。
国が率先して「ナラティブ」を撒いているとしたら、市場に対する負のインパクトはでかいです。 「信用(クレジット)」で成り立ってるので。
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686 :JTAC[sage]:2020/06/27(土) 13:16:02.38 ID:dkyok6dx - 外交にだって負の影響がありいます。
イラク戦争前に、アメリカはイラク侵攻の正当化のため、「イラクがNBC兵器を保有してる」という一発ギャグをばら蒔いた。 国連決議までは至りませんでしたが有志連合、コアリージョンの形成に成功した。 ですが、後にそのナラティブは嘘だとばれた。 「サダム政権撃つべし」の国際世論と、「嘘によるアメリカの信用失墜」はトレードオフ関係にあったと言えるでしょう。 そしてトランプ政権。 あのハッタリ親爺のディールは、もはや誰も真に受けていない。 外交関係は、あまり「冗談」を言わない上院の方に注目してますね。
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687 :JTAC[sage]:2020/06/27(土) 13:26:04.34 ID:dkyok6dx - そして軍事。
作戦次元の"maneuver"の一環の「情報作戦」は肯定しますが、国内外のcognitiveの操作を軍隊が「情報環境作戦」としてやるのは反対です。 階層組織なので、国家戦略上の統制を機微にできるとは思えない。 実は本質的に「分権」型の組織なのです。 だから、Auftragstaktik。
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688 :JTAC[sage]:2020/06/27(土) 13:32:53.34 ID:dkyok6dx - 国として、情報環境の操作に手を出すとしたら、それは専門の「情報機関」であるべきだ。
そして、それは国家戦略全体を俯瞰できる外務省の統制下で、指揮系統は首相直轄であるべき。 常識的な回答だと思います。
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689 :JTAC[sage]:2020/06/27(土) 13:53:47.29 ID:dkyok6dx - 一方で、taskの面で軍隊が情報機関をsurpotするのは有りだ。
他の行政支援のsurpot operationと同じ。 また、人材供給面で、情報機関の人間は軍隊からの退役組にならざるを得ないですね。 これも常識的かと。
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690 :JTAC[sage]:2020/06/27(土) 14:06:23.18 ID:dkyok6dx - アメリカ軍が「情報環境作戦」に言及してるのは、「CIAの下請け」にフラストレーション感じてるからではないかと。
アフガニスタンで中央軍とCIAには、路線対立がありました。 中央軍は現実路線で「タリバンとの和平」をブッシュ政権のときから主張してたのに対し、 情報機関とは思えない「マッチョ路線」のCIAは、無人機でタリバン高官を片っ端から抹殺することを主張した。 恐怖路線です。 悪いことに、戦略的センス0のオバマ政権も乗っかった。 そして、CIA路線に懐疑的な中央軍司令官を更迭した。 その結果が今のテイタラクです。 ありていに言えば、命からがらアフガンから逃げ出すハメになりました。 どう取り繕ってもね。 完全にベトナムの二の舞いです。
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691 :JTAC[sage]:2020/06/27(土) 14:14:16.79 ID:dkyok6dx - 軍隊の「情報環境作戦」問題は、巨像アメリカのローカルな問題で、
日本のような小国では「情報機関」のあり方の問題で、軍との関係は、機微な調整メカニズムを作ればよい。
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692 :JTAC[sage]:2020/06/27(土) 14:20:10.21 ID:dkyok6dx - ルトワック曰く
「CIAがターゲットを消すときは何ヵ月もかけて衛星写真とって評価する分けの分からん体制だが、 モサドの場合は、その日の内に依頼を受けた特殊部隊がボックスカーで目標に接近して吹っ飛ばし、その日の内に帰る」と。 やけに生々しいw
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