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暫編第一軍
新・戦艦スレッド 102cm砲

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新・戦艦スレッド 102cm砲
892 :暫編第一軍[sage]:2020/01/15(水) 21:02:34.83 ID:D31k/FQF
>>888
 他氏ご紹介のアリゾナの図面でも黒色火薬庫はあそこにしか見つかりませんね。
 日本の旧式戦艦でも黒色火薬庫は艦首近くの水線下という後部砲塔群からは不自由に思える場所に置かれています。
 即用分は別として、他の黒色火薬は危険物として一括して管理されていたように思えます。
特に平時では即用はほとんど置かないので保管されている割合も高いでしょう。
 あとはその黒色火薬について、アリゾナメモリアルや
https://wwiiafterwwii.wordpress.com/2017/05/07/twilight-of-catapult-aviation-after-wwii-pt-1/(カタパルトの説明サイト)、
そしてフリードマンがなぜカタパルト用として他の黒色火薬と区別した書き方をしているかですが…
一緒保管されていれば共に爆発の原因になりそうなものですが。

 そういえば世艦の「第二次大戦のアメリカ戦艦」(1999)でも同様にカタパルト用黒色火薬説を採っていますね。
新・戦艦スレッド 102cm砲
893 :暫編第一軍[sage]:2020/01/15(水) 21:17:05.76 ID:D31k/FQF
 ついでにアリゾナ異説について。

 「大日本帝国の興亡」(トーランド著日本版1971)では、艦首甲板を貫いた爆弾により燃料貯蔵区で火災発生、
規定に反してここに貯蔵されていた黒色火薬700kgを爆発させ、これが更に無煙火薬の爆発を引き起こしたとしています。
 同じ著者の「米軍敗走の180日」(日本版1972)でも同様の経緯。

 「太平洋海戦」(佐藤和正1988)でも艦首部の燃料区で火災が起き火薬庫の爆発としていますが黒色火薬については触れていません。

 燃料区が根本の火災源とする見方もあるようです。
新・戦艦スレッド 102cm砲
900 :暫編第一軍[sage]:2020/01/15(水) 22:23:27.34 ID:D31k/FQF
 https://en.wikipedia.org/wiki/USS_Arizona_(BB-39)
には礼砲とカタパルト用の黒色火薬に関する言及がありますが、ここはフリードマン本を参考にした部分のようですからひとまず置くとして、

The Naval History and Heritage Command explained that black powder might have been stockpiled outside the armored magazine.
 >>893で触れた規定に反して保管されていた黒色火薬に関する言及のようです。
トーランド説の出所の可能性がありますね。

 あと有名どころですからご存じの方も多いと思われますが、
https://www.navalhistory.org/2012/12/07/december-7-1941-the-destruction-of-the-battle-line-at-pearl-harbor
 これ、「海軍水雷史」などに一部が抜粋されているものの原文ですね。
 水雷防御の方に重点を置いていますからアリゾナについてはそれほど突っ込んだ内容ではありませんが、
水平爆撃の貫入経路で黒色火薬庫に爆弾が達する可能性に疑問を持っているようです。
 個人的にはウエストバージニアに命中した不発の徹甲爆弾がsecond deckで止まってしまったということの方が気になります。
計算上は余裕で貫通しそうなものですが、個体差があるのか艦攻の投下高度が低かったのか。
 信じられているより低い高度で爆撃が行われた可能性もありますね。
新・戦艦スレッド 102cm砲
901 :暫編第一軍[sage]:2020/01/15(水) 22:38:24.73 ID:D31k/FQF
>>895
 別に私は黒色火薬がカタパルト用だと断定してはいませんよ。
 むしろ色々な用途の伝火薬として使用される黒色火薬の中で何故カタパルト用だけ特定して原因説があるのか疑問に感じている位です。
 一緒に保管されているとしても共に爆発の原因にされる筈です。
 言及することさえ否定するのは研究として如何なものかと。
どなたかと一緒くたにして感情的になられていません? ここは艦上的にまいりましょう。

 .そして既に書いたように、即用分とは別に黒色火薬庫に保管分があった可能性もまだ否定できない可能性を残していると考えます。
(自説とは異なりますが)
 黒色火薬(褐色も含む)は装薬に着火するための伝火薬として艦砲にも使用される筈ですが、
日本の旧式戦艦でも艦首近くに黒色火薬庫が置かれているのです。
 後部砲塔にも即用分は置かれていないと急場に間に合わないので即用分は先に出されているでしょう。
 カタパルトについても同様ではないかと言うことです。
 艦の後部に即用分があっても当然だと思いますが、
だからと言って前部には保管分が置かれていないということにはならないのです。

 原因をカタパルト用と区別する理由が不明なので疑問を持っていますが、
だからと言ってまだ可能性を潰しきれていないのではないかということです。
 先行研究に対する批判は可能性を潰しきることで証明される筈ですから。

 ではでは。


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