- F-35 Lightning II 総合スレッド 116機目
712 :名無し三等兵 (ワッチョイ 5f5f-VpI/)[sage]:2020/01/10(金) 01:27:08.36 ID:wL69Gf1X0 - >>711
> 戦闘機に当てられないミサイルなのは知ってたけど、2G程度の機動なら輸送機にだって楽々避けられませんかね? 2G機動で回避可能という計算結果は、次の3点を前提としている 1.インパクト時のフェニックスの飛翔速度(つまり終端速度)がM3ということ(これは前の投稿に書いた通り、単に私の勝手な推定) 2.ミサイルは直撃しない限り破壊効果を持たない(近接信管はない)、だからミサイルはインパクトのためには目標の機動に完全に追従できねばならない 3.目標とされた戦闘機はインパクト直前のギリギリまで引き付けて回避機動を行う この3つの前提のどれが一つでも違えば回避機動に必要なGは簡単に大きくなる 各々の前提が違えばどのようになるかを具体的に説明すると以下のようになる 前提1のフェニックスの終端速度が遅くなれば 同じ旋回半径の機動でもミサイルの受けるGは小さくなるのでフェニックスに戦闘機の回避機動はより大きなGで行わねばならない 例えばだが、フェニックスの終端速度がM2ならばフェニックスに機動限界の17Gを超えるGを強いるには戦闘機側の回避機動は4.5Gが必要 前提2の直撃だけでなく近接信管による破壊も可能となれば(そして実際のAIM-54は直撃信管と近接信管との併用だった筈) フェニックスは戦闘機の回避機動に完全に追従できなくても破壊できる範囲が生ずるのでフェニックスが目標破壊圏へと機動するGを小さくでき 上と同じく戦闘機側はより大きなGで回避機動せねばならない 前提3の戦闘機がのパイロットが恐がった為に)インパクトギリギリまでフェニックスを引き付けられずに早く回避機動を始めた場合、 フェニックスから見ると戦闘機の描く運動の角速度が小さくなる (目標の描く角速度は目標の接戦方向の移動速度をミサイル−目標間の距離で割った値なので引き付けられなければ距離が大きくなり角速度は小さくなる)と フェニックスにとっては戦闘機へと追随する機動の旋回半径を大きく取れるのでフェニックスの受けるGは小さくなる 従って戦闘機側はより大きなGで回避機動をしなければフェニックスを振り切れない
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713 :名無し三等兵 (ワッチョイ 5f5f-VpI/)[sage]:2020/01/10(金) 01:32:05.86 ID:wL69Gf1X0 - >>712訂正
誤> (目標の描く角速度は目標の接戦方向の移動速度をミサイル−目標間の距離で割った値なので引き付けられなければ距離が大きくなり角速度は小さくなる)と 正> (ミサイルから見た目標の描く角速度は目標の接線方向の移動速度をミサイル−目標間の距離で割った値なので目標がミサイルを引き付けられなければ距離が大きくなり角速度は小さくなる)と
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716 :名無し三等兵 (ワッチョイ 5f5f-VpI/)[sage]:2020/01/10(金) 03:44:23.07 ID:wL69Gf1X0 - >>714
戦闘機を後ろからミサイルが追尾している場合が戦闘機の回避機動とミサイルの追尾機動との関係を考える上で一番簡単だからね ついでに、712で注意した710での2Gという値の計算の前提2が実際のAIM-54では近接信管があるので破れている件について補足しておくと 近接信管によって直撃でなくても破壊圏が生ずるが、それ自体によるミサイルの追尾Gの低減はさほど大きくないと思う(定量的には計算していないが) その理由は近接信管の作動距離はさほど大きくないからだ ミサイルの追尾機動のGを低くする(逆に言えばミサイルを回避するための戦闘機の回避機動でのGを大きくする)最大の原因は 現実にはミサイルの接近が急激(何しろM3ならば秒速1キロつまりライフル弾の初速程度で接近してくる)なので パイロットはミサイルとの距離を正確に把握するのは実際上不可能となり ミサイルを(直撃でも近接信管作動距離でも)ギリギリまで引き付けられずに早く回避機動を始めてしまい その結果としてミサイルから見た戦闘機の回避機動の描く角速度が小さくなりミサイルは大きな旋回半径を使って追尾が可能になることにあると考えられる
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717 :名無し三等兵 (ワッチョイ 5f5f-VpI/)[sage]:2020/01/10(金) 03:52:19.01 ID:wL69Gf1X0 - >>715
それはミサイルの追尾アルゴリズムが相手の未来位置を予測する場合の話だね ここではあくまでもミサイルは敵機の現在位置へと追尾していく最も単純な追尾方法、つまり自明な追尾アルゴリズムの場合について考えている 自明でない追尾アルゴリズムを考慮して議論し始めると、追尾アルゴリズムとしてどんなアルゴリズムを選ぶかによって 追尾機動が変わり当然ながら追尾機動でのミサイルが受けるGも変わり、一意的な結論が得られなくなるからだ その理由は自明でない追尾アルゴリズムが算定すべき「敵機の未来位置」という位置は一意的でなくなるからだ ある時点までシーカーで得た過去の敵機の位置情報に対してどのような重みづけで将来の位置を計算するかによって算定される未来位置は変わってくるからね
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- 【XF9-1】F-3を語るスレ138【推力15トン以上】
816 :名無し三等兵 (ワッチョイ 1d5f-VpI/ [106.72.43.33])[sage]:2020/01/10(金) 20:42:15.15 ID:wL69Gf1X0 - >>803
> 操縦士が交代で飛行、空中給油も入れて超長時間飛行とかもあるかもなあ > 前にネタで言ったがSu-34のような並列複座、あるかもしれん 合理性ゼロの馬鹿馬鹿しい発想だな そこまでデカいとその戦闘機そのものの空戦能力はゼロ同然だ だったらば無人戦闘機への指令・管制はAWACSやAEW&C機と同様に中型輸送機ベースの機体で行えば良い そうすれば複座や四座の「戦闘機」と違ってオペレータを何人も搭乗させることができるから交代勤務でも何でも可能だし そもそもAWACSが無人戦闘機管制業務も兼ねても良いしオペレータを地上に配備しても良い
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