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4 :暫編第一軍[sage]:2019/09/05(木) 20:54:11.72 ID:fWxkC1kI - 前スレの最後で少し出ていたレインボー5の件ですが、海軍に関する主要な部分はこちらで読めるようになっています。
http://www.ibiblio.org/hyperwar/USN/rep/Rainbow5-USN.html 数年間の戦略に関する部分と開戦直後の作戦に関する部分に分けて記述されています。要約すると 原則部分 日本が参戦していなくてもこれを防ぐため連合国の部隊を展開することが必要である。 もし日本が参戦すれば極東の軍事戦略は守勢である。 米国は極東のへ軍事力を増強する意図はないが、日本の経済力を弱め、 マレー障壁の防衛を支援する目的で日本の戦力をマレーシアから逸らすため太平洋艦隊を攻撃的に使用する。 米国が大西洋と地中海地域で戦力を増強し、 それにより英連邦が極東に必要とする戦力を開放できるようにする。
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5 :暫編第一軍[sage]:2019/09/05(木) 20:55:44.88 ID:fWxkC1kI - より具体的な作戦部分はフェーズに分けていますがこれも簡単に要約すると
日本の参戦前フェーズT ・動員を完了し作戦の準備。 ・基地や海上での艦隊の保全。 ・要請があった場合の兵力の移動。 ・潜水艦や航空機によるパトロール。 ・赤道以南東経155度までの英艦隊の支援。 ・ミッドウェイ、ジョンストン、パルミラ、グアム、ウェーク等の基地の設営と防衛。 ・上陸作戦訓練のため第2海兵師団をハワイへ移動。 ・日本の奇襲攻撃に備える。 日本の参戦直後フェーズTA(上記に追加して) ・北太平洋の日本船舶と戦力の掃討。 ・領土防衛の為の戦力の連携。 ・マーシャルへの偵察と襲撃。 ・可能であれば巡洋艦による日本船舶への攻撃。 ・マーシャル占領の準備。 その後の段階フェーズUとその後 ・マーシャルに保護された艦隊基地の占領と確立。 ・西進の準備として必要に応じその他のマーシャル諸島の占領又は無力化。 ・他の日本の陸上基地と海上交通への攻撃。 ・トラックに高度な艦隊基地の占領と確立。
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7 :暫編第一軍[sage]:2019/09/05(木) 21:03:49.67 ID:fWxkC1kI - 付属文書のマーシャルへの偵察と襲撃計画は日本の参戦直後に実施されるフェーズTAに属しますが、
この時点ではマーシャルの占領までは意図していません。 しかしエニウェトクへの上陸に向けた準備と訓練は継続するとされていますから、フェーズUの準備ですね。 当面はこの地域での日本の戦力、特に偵察能力を破壊し、 将来のマーシャル占領へ向けた準備としつつ合わせてマレーへ向かう日本海軍の兵力を牽制することが目的です。 当然この作戦はジョンストン等の哨戒機の支援を受けて行うことになっています。 一応「状況が良好の場合」にはTF2の任務として兵員を揚げて敵の設備と兵員の排除も加えられてはいますが、 TF2には地上部隊は含まれていません。 考えられるのは北太平洋で陽動を行った後にTF2を増援することになっているTF3に「可能であれば」割り当てられる約150名の海兵です。 史実でも似たような小規模襲撃と迅速な撤退をやりましたね。 マーシャル、カロリンの占領もその後の計画には加えられていますが、 フェーズUとその後の部分になっていて、将来の話の段階です。 公式にはマーシャル偵察と襲撃計画の時点では艦隊決戦を意図していないことになります。 しかしキンメルやマクモリスが艦隊内の試案として、これを利用して艦隊決戦に持ち込むつもりだったのではないか? というのが他氏の提示されていた「オレンジ計画」エドワード・ミラー著 の見解でした。(根拠史料は見つからなかったそうです) 現在の目で見れば完全に甘いのですが、南方作戦へ日本が数隻の戦艦を割くなら、 太平洋艦隊に残された9隻の戦艦でも勝算ありとするのもわからないではありません。 但しマーシャル沖で戦うと米軍の基地機は殆ど哨戒機しか届きませんから、 史実を知る我々から見て空母の圧倒的劣勢(3対6)で勝敗は明らかのように思われます。
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9 :暫編第一軍[sage]:2019/09/05(木) 21:21:32.95 ID:fWxkC1kI - 上記はすごく端折ってますから、興味のある方は原文の方へ是非。
潜水艦についてももうすこし具体的な記述もあります。
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