- 日本と紀元前中国王朝の関係性
732 :出土地不明[]:2014/09/09(火) 17:06:07.84 ID:3RCGuDxT - 殷王朝は、日本の古代王権の性格と以下の点で非常によく似ている。
1.婚姻制と王位継承 王統の間で近親婚(族内婚)、つまりイトコ婚が行なわれており、姉が嫁入りするとき妹も一緒にひきつれて行った。 王位継承は兄弟相続で直系ではなかった。継続上二つのクラスがあり、 甲乙のクラス、次に丙丁のクラスが継ぐというように交替の形で行なわれた。 2.神話 天地創成以来の神話をもち、その神々の子孫として王統譜が構成されている。 3.王朝の形成 各地の部族の首長を政治的秩序のもとに組織するために、(「部」的な)職能的部族として王室に奉仕させる形態で進められた。 4.文身・入墨の風習 文身の俗は東アジアを中心とする太平洋沿海諸民族のもので、内陸には存しない。 5.玉や子安貝を霊的なものとして珍重した これも中国大陸のなかでは殷だけに特徴的に見られる。そして、あらゆるものが霊的な存在であるとの汎神論的な世界観をもつ。 殷は、ゆたかな農耕社会を基礎として成立し、まつりを季節的なリズムとして営み、多くの神々とともに生きてきた。 なお沿海族はえびす、夷という。夷という字は腰を曲げた字(右図)。普通の人なら直立するが、 日本人も沿海の人も、みな夷居(イキョ)してお辞儀をする、それで夷という。
|