- 食人の考古学
42 :神の言葉だけでも生きていけないということである[]:2013/09/14(土) 02:52:11.64 ID:lv2JpT1s - 一般的に、もっともカニバリズムを禁じているのがキリスト教を国教とする国々であるが、
これは、カニバリズム自体が許されざる行為として明確に規定されたため、死んだほうがマシという、 人間の生存本能を脅かすような教えが浸透してしまったためである。 そのため、19世紀におけるアイルランドのジャガイモ飢饉において、100万人以上の人々が何も食わずに死んでいったのは、 アイルランドが、生粋のカトリック国家であることが大きい。 なお、死にたくない人間がアメリカやオーストラリアに逃げ出したことも、その後の世界を大きく変える一因となっている。 ちなみに、飢饉の最中、小麦は豊作だったが、全部イギリスに輸出された。 同じように、20世紀、ウクライナではスターリンによる農業の集団営農化政策によって2度の大飢饉が発生。 特に、ホロドモールと呼ばれる1933年から始まった飢饉では、数百万人におよぶ餓死者を生み出すこととなった。 この場合も、実は人々が生きていけるだけの収穫はあったのだが、スターリンが食料を輸出して外貨を稼ぐために、 住民から食料を強奪。結果、20世紀最悪とされる飢饉を引き起こしたと言われている。 もっとも、ウクライナではアイルランドとは違い、カニバリズムが行われている。 これは、共産主義が宗教を否定したおかげであるといえる。。
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