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141 :John Appleseed[]:2014/03/06(木) 01:06:05.25 ID:X7Sr+doX - 【IT】アップルの「植民地支配」が日本にもたらしたもの ビデオ撮影で海外に移植された日本の匠の技術 [13/08/30]
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1378558876/ 【書評】『日本型モノづくりの敗北』(著:湯之上隆) [13/12/14] ■"移植"される日本の匠 アップルは技術に対するこだわりも徹底しているわけですが、そこでは技術が堂々と"移植" されることすらあったのだとか。たとえば2005年に新潟県燕市の中小企業の作業場で確認 されたという、彼らの姿勢を象徴するような出来事がそれを代弁しています。2001年に 発売された「iPod」の裏蓋を職人がひとつひとつ手作業で磨きあげていた、知る人ぞ知る 磨きのプロの仕事場。 しかしこの日は、小型のビデオカメラを片手に、朝から晩まで、じっと彼らの動作を撮影 している男が立っていた。 「ちょっと作業風景を撮影させてほしい」 アップルに金属部品を収めている地場の金属加工メーカーから派遣されてきたというこの男は、職人たちに近寄ると、彼らの手元にレンズのピントを合わせていった。(中略)親方の 小林は、このビデオ撮影が何を意味するのか、直感的に理解していた。 (38ページより) つまり、iPodの仕事は手作業ではこなせないほど増えていたため、もっと安い人件費で、 大量に磨けるところへ移転させようとの目論みだったということ。ビデオに録画された匠の 技術は、どこかアジアの別の国に"移植"されたのです。 「iPodを磨く作業のビデオ撮影は3日間続きました。でも注文をくれる地場の親会社から 頼まれたら、我々は断れませんからね」 ビデオ撮影を受け入れてからほどなくして、小林はこの仕事から手を引いた。そしてピーク 時には地元の研磨業者約20社が1日で1万5000〜2万台も磨き上げていたiPodの仕事は、地元 から消えてしまったのだ。 (39ページより) 特筆すべきは、これが決して特別なケースではなく、同じような立場に置かれることに なった企業が数多く存在するということです。たとえば大手でいえば、「iPhone5」のタッチ パネル式液晶パネルをつくっていたシャープの亀山第1工場もそれにあたります。 (後略)
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