- 林檎ファンの有名人 part6 [転載禁止]©2ch.net
150 :名無しにして頂戴[sage]:2016/10/02(日) 01:54:06.14 ID:kPZwwwYD - 吉岡聖恵 (いきものがかり)
いきものがかりの前に、主にジュディマリのコピーをやるバンド3つを掛け持ちしつつ、水野良樹の椎名林檎コピーバンド「2047」に参加 (超 寄り切り!押し出し!!上手投げ!!!参DAY!!!! 2016年03月13日)
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151 :名無しにして頂戴[sage]:2016/10/02(日) 01:56:16.48 ID:kPZwwwYD - 水野良樹 (いきものがかり)
「この無罪モラトリアムに僕は17歳の時に出会いました」 ―水野さん、高校生の時、このアルバム買ったんですか? 「買いましたね。17歳の時でしたけれども」 ―17歳の時の椎名林檎さんって、高校生にとってどんな存在だったんすか? 「いやー、今から振り返っても思うんですけど、多分ねえ、今もそうなのかもしんないけど、理解しきれなかったと思うんですよね、あまりにもすごくて」 「でなんかそのー、格好いいだろうなとか、何かこの人すごい人なんだろうなということは、何となく子供ながらに思ってたんでしょうけど」 「この情報量というか、その楽曲の素晴らしさだったり、椎名林檎さんが持っている才能だったりを、受け止めきれなかったんじゃないかなって、何となく思いますね」
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152 :名無しにして頂戴[sage]:2016/10/02(日) 02:00:09.73 ID:kPZwwwYD - >>151
―それでも繰り返し聞いてましたか? 「繰り返し聞いてましたね。何か本当にすごいこのアルバムは聞いていたし、実際そのー、当時バンドをやっていたので、バンドスコアみたいな奴を買ってですね、そこにもう林檎さんが書いたコメントとかも書いてあって」 「『あ、この人が弾いてるのか』とか。で、バンドスコアにステッカーがついてたんです。そのステッカーを携帯に貼ったりして」 「何かとにかく、何でしょうね、衝撃的な存在だったし、多分こう、僕らの今(2015年)、32、3を迎える世代ってのはまさにジャストミートで椎名林檎さんに衝撃を受けていて」 「この時代の今の僕らのミュージシャンって、あの、もちろん好き嫌いは多分あると思うんですけど、椎名林檎さんに影響を受けてないミュージシャンの人って多分いないと思うんですよ」 「多かれ少なかれ、椎名林檎以前・以後って全然違うと思うんですよ」 「例えば僕らの世代が、今ライブやレコーディングでお世話になる亀田誠治さんだったり西川進さんだったりカースケさんだったり森俊之さんだったり」 「そういう僕らが憧れる世代のミュージシャンが、この無罪モラトリアムを一つの大きなきっかけとして世に出てるような気がするんですよね」 「もちろんそれまでもたくさん名作を残してんだけども、本当の意味でレジェンドになった瞬間ってこのアルバムからのような気がしてて」 「亀田誠治さん、多分33歳で椎名林檎さんと出会ってるんですけど、ちょうど今の僕の年齢くらいの時なんですよ」 「多分、アイドルのアルバムをプロデュースしたり、色々なことをやりながら、その亀田さんが持ってるロックな部分だったり出しきれなかった部分を全部椎名林檎さんに注いだというか、その時に。そこで今の亀田さんのレジェンド・ネームを手にしたような」 「だから僕らにとっては椎名林檎さんの存在だけじゃなくて、そこへ参加してるミュージシャンの存在も本当にエポックメーキングだったというか、影響を与えていると思いますよね」
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153 :名無しにして頂戴[sage]:2016/10/02(日) 02:01:46.88 ID:kPZwwwYD - >>152
―へぇー。その、17歳の頃に出会って、その亀田さんと近い年齢となって、改めて思う椎名林檎さんのすごさってどうですか?」 「えー、いやあ、でもねえ。椎名林檎さん、今ももちろん現役で、実際歌ってるお姿を見たこともあるんですけども。変な言い方だけど、近づいちゃいけない存在だなと思いましたね(笑)、あまりにも才能がすごすぎて」 「そういうのは多分、ご本人は否定されると思うんですけど。椎名林檎さんって洋楽邦楽問わず、色んなジャンルの音楽だったり文化だったりを、ある時はすごく無邪気に、もうバンド女子のようにキャーキャー言いながら自分の中に取り込んでしまう。 で、ある時はそういう女子の面だけじゃなくて非常に音楽職人的な意味で自分の中に取り込んでしまう」 「とにかくすべてを自分という存在の中に取り込んで、それを再構築して全部椎名林檎にして世の中に出してしまうような人だと思うんですよね。その吸収してしまうってことのすごさが椎名さんのすごさでもあって」 「実際お会いすると、これなんか表現合ってるのかわかんないですけど、普通なんですよ。普通が恐ろしくて」 「僕ミュージックステーションかなんかでご一緒した時に、初めてお姿を見たんですけど。あの、普通の女性なんだけど、見てしまうことから逃れられないというか。どうしても目が行ってしまうというか。 で、座席にいる時は普通なんですけど、実際パフォーマンスする時に歌ってる瞬間の表情だったり、それがカメラに写ってる姿が絵になってるのはもちろんなんだけど、客席から見てる僕らから見ても全てが絵になってるんですよ。それが恐ろしくて。 『あ、完璧に椎名林檎になってる』みたいな。だからその恐ろしさがありますね」 ―いやあ、話を聞いてて思ったんですけど、やっぱ天才ですか? 「あの人が天才じゃないとほかの天才が困っちゃいますよね」
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154 :名無しにして頂戴[sage]:2016/10/02(日) 02:02:22.99 ID:kPZwwwYD - >>153
―いやあ、で、今までこのコーナーで、それこそ天才と言えば玉置浩二さんもいるし、吉田美和さんもいるし。 「うーん、そのー、でも天才も色々なタイプあって。玉置さんみたいに全てを発散する太陽のような存在というか、もうどんどん新しいものを作っちゃって自分で生み出して自分でパワーを発散してっていう天才もいれば、 椎名林檎さんみたいに、何て言うんですかね、全てを取り込んでしまうというか」 「本当に色んなクリエーターだったり色んなミュージシャンと椎名林檎さんってあいまみえているじゃないですか。でも、その凄腕クリエーターの人たちがみんな椎名林檎の世界観に取り込まれてしまうっていうことのすごさってあると思うんですよね。 それがあの人の天才としてのすごさというか。だからこそご本人は『いや、私は職人です』『椎名林檎を演じてるだけです』みたいなことをおっしゃるのかなと思うんですけど。その吸収してることの怖さが僕からするとすごいなっていう風に思うんですね」 「周りを巻き込むことの強さってあるんで。それは色々な形があるんですけど。愛されるって形もあれば、本当にそれぞれの才能だったりエッセンスだったりをすべて取り込んでまた再構築して自分のものにしてしまうというのも才能の一つなのかなっていう風に思います」 (『SATURDAY NIGHT J-POP』第19回 椎名林檎『茜さす 帰路照らされど・・・』松任谷由実『埠頭を渡る風』 2015年8月8日)
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