- 劇場版「空の境界」 Part74 [無断転載禁止]©2ch.net
81 :見ろ!名無しがゴミのようだ![]:2017/10/12(木) 14:07:54.69 ID:MuUrUGRm - 過疎だな。
みんな劇場版HFスレにでも言ってるのか。 ラノベ板の奈須きのこスレは落ちてるし、笹井の解説文でも貼るか。 偽の世界と偽の私に耐えられず「真実」 を求めてしまう倒錯が、20世紀という 世界戦争と大量殺戮の時代に帰結した。 いや21世紀の今日でも、自分探しや ヒーリングやスピリチュアリズムの 流行のなかで、微温的で小粒の荒耶は 無数に生まれている。真の私など存在 しないが、それでもわれわれは真の私 を求めざるを得ない。 こうしたダブルバインドはわれわれの 時代の宿命だが、それへの果敢な挑戦 として「空の境界」は書かれている。
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82 :見ろ!名無しがゴミのようだ![]:2017/10/12(木) 14:15:29.60 ID:MuUrUGRm - トーマス・マン「トニオ・グレーゲル」
を典型として、しばしば教養小説では 俗物の父親と理想家の息子の対立が 描かれる。 この構図が「空の境界」では 荒耶宗蓮(非日常)と黒桐幹也(日常) の対立となる。(中略) 少年(幹也のこと)の前に「神」(第三の人格「両儀式」)は一瞬だけ現れ(終章)消えてしまう。
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83 :見ろ!名無しがゴミのようだ![]:2017/10/12(木) 14:38:03.05 ID:MuUrUGRm - なにも言えない受動性の極みに
立ち続けること。 それが、いわば幹也の「行」なのだろう。 神的な領域を能動的につかみとることは できない。それは荒耶宗蓮の道、 観念的倒錯のみちなのだから。 人は「神」の到来を待ち望むことしかできない。それしか可能でないとしても、人は 「根源の渦」を忘れてしまうわけにはいかない。 荒耶宗蓮と黒桐幹也の対立は、(中略)真の世界と真の私に向かう二つの態度、二つの道の対立だったのだ。
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84 :見ろ!名無しがゴミのようだ![]:2017/10/12(木) 14:44:29.21 ID:MuUrUGRm - 以下、我流解釈
セカイの真の姿、真の私に通じる器=両儀式を巡る、二つの異なるカタチの探求者=幹也と荒耶の相克こそが、「空の境界」という物語であったと言えよう。
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85 :見ろ!名無しがゴミのようだ![]:2017/10/12(木) 15:59:49.97 ID:MuUrUGRm - >>41
色々小説を読んできたが、「空の境界」以上の読後感を与えてくれる名作に今だ出会えていない。 「こころ」や「カラマーゾフの兄弟」「罪と罰」「変身」「異邦人」など名作との評価の高いものも読んでは見たがね。 君が何か知っていれば教えてほしいな。アンチ君。 いや、マジで。
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