- 思い出のマーニー 23©2ch.net
805 :見ろ!名無しがゴミのようだ![]:2017/08/13(日) 14:44:29.92 ID:8EApJyfI - ちょっと退屈な長文、失礼します。スルーしてください。
テレビ放映も2回目、メアリの公開もあって、マーニーに対する好意的な記事も目立ってきた。 それでも、優等生信子に対する杏奈の暴言への疑問を持つ感想が後を絶たない。 杏奈の絶望を誘う「あんたはあんたにしか見えない」という台詞を誘導するための信子への侮辱。そのために、先に杏奈をキレさせる必要があった。 なぜ杏奈はキレて暴言を吐いたか。 杏奈は「ほっといてよオーラ」を全身から醸し出していたが、普通の人に分かる訳がない。 杏奈は醜い自分に似合わない浴衣姿で、前日から行きたくなかった祭へ、一緒にいたくない同年輩のグループと同行していた。 この時点で憂鬱マックスである。 優しく尋ねてきた信子に少し応えて、ほんの少し心を開こうとした。ところが、信子は友達のおふざけの絡みを制し、少し踏み込んだ内容の質問にする。 ふざけた「かっこいい男子」の方がマシな質問だったが、信子の親切、あるいはお節介に逡巡する。 だけど、信子は友達の声かけに反応し優先する。杏奈は再び心を閉ざす。映画冒頭の美術教師とのやり取りと同じである。発作を起こさなかっただけマシだった。 ほっといてよオーラマックスの杏奈はグループ離脱を試みたが、信子に捕まってしまう。バカ正直に短冊に記入した心の秘密を暴露される。 そして、トドメは目の色の指摘。褒め言葉なんか耳に入らない。目の色の指摘は「お前は普通じゃない」との同義である。 我を忘れて杏奈は暴言を吐いた。 杏奈はほっといてよオーラを出していたし、信子から逃げようとしていたので、信子もほっといて欲しいことは分かってると思っていた。そして、人を動物に例えるクセで信子は「豚さんかな?」と思っていた。 それゆえ、出てきた言葉が「いいかげんほっといてよ、太っちょ豚」になった。 大人と信子のお節介への怒り、興味本位だけで本当の自分を知ろうとしない他人への怒り、自分自身の醜さへの怒り、それを指摘した悪口(杏奈には褒めてないように受け取った)での怒りマックス。 劣等感丸抱えの自己卑下の感情は普通の人には分かりづらい。 このシーンが理解できない人は、ある意味幸せな人生を無難に送っている訳で、羨ましい人たちなのだ。
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