- 【米林宏昌】メアリと魔女の花 2 [無断転載禁止]©2ch.net
83 :見ろ!名無しがゴミのようだ! (ワッチョイ 4d39-OlK+)[sage]:2017/06/09(金) 00:33:08.16 ID:OH+5WnMB0 - >>76
指摘自体が間違ってるとは思わないが否定したいという感情が先走りすぎ 元々米林はマーニーの原作を持って来られた時に「これを映画にするのは無理」と一度断ってる 原作読んだならわかるだろうけど、マーニーの原作は映画という表現媒体を理解してる人間なら尻尾巻いて逃げ出す不良物件 内省的なテーマ、主人公が幼児、上下巻という長尺、物語の動きが弱い等 映画にして上手くいく要素がまるでない 映画というのはなるべく外面的なアクションで描くこと、主人公がドラマを通じて獲得するものを 抽象的なものじゃなく具体的な成果で表すことという鉄則がある マーニーは極めて小説的な小説なんだよ。地の文による心理の描写に支えられてる作品 クライマックスのなが〜い種明かしはもうそれ自体が映画向きじゃない 米林はこの難題さをわかってて、原作のエッセンスを維持しつつ映画用に話を作り直してる 元々下巻のプリシラとの友情や一家との交流なんて二時間の映画で描くのは無理 だから「マーニーと杏奈」に焦点を絞って改変した お前が『アレが無くなった』と指摘するのは事実だけど『代わりにコレを足した』ということを全く評価しないのはフェアじゃない 確かに映画版は台詞での説明が目立つ。種明かしのシーン以外にも義母との和解のシーンもちょっとサムい ただ、台詞の説明も多いけど映像だけで描写してるシーンも秀逸だからあなどれないんだよ 例えば宇多丸も絶賛したオープニングシーケンス。あれは丸々原作にないくだりだけど 物語を始めるための前提(舞台、人物)の説明をなb驍ラく短時間で演f像的な表現でbアなしてる 米林は映像と音を使って情感たっぷりに表現するのが上手い。マーニーは内省的なテーマとそれが合致して 荒削りなとこもあるが光るところもある良い作品になってた だからメアリみたいな元々内容の薄い冒険ものをやるとなると不安が残る
|