- 【新海誠】星を追う子ども 4
132 :見ろ!名無しがゴミのようだ![sage]:2011/05/21(土) 02:27:44.95 ID:M5HCjsjg - 2回目見てきた。以下感想。
長文失礼。ウザかったらIDをNG推奨。 モリサキとシンについて。 「妻を生き返らせたいだけ」と徹底した考えのモリサキ。 兄と比較されながら育ったんだろうシン。 この描写は良かったと思う。 シンが旅立つときに見送ってた女の子は、 シンとも仲が良いが、本当はシュンの彼女だったんじゃなかろうか? 兄の事を、女の子に気遣いながら話していたのでそう感じた。 アガルタの人たちの何かを感じる力は、普通、成人前に開花し、 更に兄は才能があったけど、シンは遅れ気味でOK? 作品中でぼちぼち扱えるようになる、と。 才能と人望があっただろう兄なのに、 彼の掟破りの尻拭いで地上に派遣されるわ、 アルカンジェリや夷族と追いかけっこする羽目になるわ、 助けた娘からは、兄と間違われるわ、散々だねw 義理がたいのが生き難くしていたのだろうけど 村のおっちゃんsと戦った後は吹っ切れたのだと思う。
|
- 【新海誠】星を追う子ども 4
133 :見ろ!名無しがゴミのようだ![sage]:2011/05/21(土) 02:28:09.44 ID:M5HCjsjg - モリサキの失明ラストは
1回目見た後に 「体を得たリサをリサとして見えるのは、 モリサキの失明した目からだけにすれば失明に意味を持たせられるのに」 と思っていた。 けど、2回目見た時には、 リサがアスナの体に入った時には、そのようにちゃんと感じられた。 (アスナの体に入ったリサは、モリサキの目からだけリサに見えるように感じた) 抜けた時には、そうじゃないように感じた。 (誰からの目で見てもアスナの体に入ったリサは、リサに見えるように感じた) 結局どっちだったんだろう? シンの視点からの絵もあれば分かりやすいのだけどな。 それと、失明したとはいえ クラビスに刃を立てるシンを止めに入ったり リピーターキャンペーンのポスターでスプーン彫ってたりしている。 彼の目は、何を、どこまで見ることができるのだろう?
|
- 【新海誠】星を追う子ども 4
134 :見ろ!名無しがゴミのようだ![sage]:2011/05/21(土) 02:28:31.26 ID:M5HCjsjg - モリサキの周りの設定は、アルカンジェリも含めて
興味あるのだけど作中ではカットされててもどかしい。 しっかり設定があるならおもしろいだろうが、 無いなら話の割と重要な部分に穴があることになる。 ただ、時代設定は1970年ということで、 先の大戦を匂わすようなカットが入っていたが、あれは具体的すぎるかな。 アルカンジェリに、史実上のモデルがあればともかく 無いなら逆に辻褄が合わない部分ばかりが浮き出る。 雰囲気だけ1970年を借りるなら、 戦争描写も、どの戦争かが分からない程度の描写にとどめておいた方がいいと思った。 アスナに関しては、>>118にも、>>129にも激しく同意したい。
|
- 【新海誠】星を追う子ども 4
135 :見ろ!名無しがゴミのようだ![sage]:2011/05/21(土) 02:29:03.30 ID:M5HCjsjg - イベントが唐突に見えるのは、
やっぱり繋ぎが悪いせいだと思う。1回目の印象と変わらない。 あと、盛り上げ方、演出が物足りない。 ストーリーの、大きな流れはいいんだ。 けど、細かなシナリオ改良の余地は、かなりあったと思うな。 新海さんのキャラって、現代の若者風な感情表現なので 良く言えばクール。 悪く言えば、一見では何考えてるか良くワカラン。 (もちろん、頭の中ではセカイが出来上がるくらい色々考えてる) 自分的には、何考えてるかワカランキャラが、 ポロっと感情を表すのが好きなんだけど。 今回、主要人物のアスナとモリサキが2人とも該当するので 冒険アニメ=熱血キャラで慣れてると 物足りなさを感じがち、と思った。 ただ、これは新海さんの持ち味だろうから、 上手くシナリオで盛り上げられないかな、と思ったんだ。
|
- 【新海誠】星を追う子ども 4
136 :見ろ!名無しがゴミのようだ![sage]:2011/05/21(土) 02:29:32.53 ID:M5HCjsjg - 背景は、1回目見た時に、
秒速のような緻密な描き方を期待してたので 正直残念だったのだけど、 今回は、 むしろ光と色彩を重視した印象派のような絵だな、と感じた。 素直に楽しめた。 塔や廃墟が新海風で好きだ。 馬と草原、川と流される人が馴染んで無くてやや違和感を覚えた。 DVDで修正入らないかなぁ。
|
- 【新海誠】星を追う子ども 4
202 :見ろ!名無しがゴミのようだ![sage]:2011/05/21(土) 23:30:27.59 ID:M5HCjsjg - >>190
「強烈な我欲を持ったオッサンが織りなすドラマ」か。 上手い事まとめてあるな…。 ただ、ラピュタの少年少女は「単なる狂言回し」で終わったわけではないぞー。 最終的に「強烈な我欲と対抗する勢力」となったわけで、 それが彼女たちの成長でありドラマなんだぞー。と、言いたい。 『ラピュタ』は勧善懲悪のお話なんだな。 「善が、悪を倒す話」 逆に、『星を追う子ども』は 「悪には悪の都合がある。悩みもあります。」 勧善懲悪に対するところの近代的な写実主義的風味を持った話だと思うんだ。 だから、悪人を断罪するような爽快感は無い。 なるべくありのままの人間を描こうとしている。 別方向にベクトルが働いているのだから、 雰囲気似ているからってだけで『ラピュタ』と比べるのは、なんか違うとおもうんだよな…。 少なくとも、ストーリーや話の構成の上では。 『星を追う子ども』に感じる拙さは、 もっと別のところにあると思うんだよな。 そこが良くなれば、ラピュタとは別の味わいがある話になったんだと思う。 自分もジブリ映画の中では「ラピュタ」が一番好きで非の打ち所がない名作だ。 それと、残念ながらラピュタ以降のジブリでは、楽しめたロードムービーは無い。 惜しいところを感じつつも『星の子ども』は楽しめたよ。 新海さんには、今回を元に、次回はもっとこなれた良い作品を作ってほしい。 少しずつ進化してる人だと思うから。
|