- ◆ 東方淫々夢 87章 ◆
166 :ウホッ!いい名無し…[sage]:2020/05/01(金) 21:23:49.86 ID:PZAHW5bp - 本拠地、ゲイ呑亭で迎えたGW初日先発神子が貧弱暴発、異常者も店内で隠れたALCを見つけて惨敗だった
店内に響くホモの歓声、どこからか聞こえる「お姉ちゃんレイプした」の声 大声で盛り始めるホモ達の中、去年の新人美宵は独り厨房で泣いていた 主役抜擢で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できる常連客・・・ それを今の幻想郷で得ることは殆ど不可能と言ってよかった 「どうすりゃいいんだ・・・」美宵は悔し涙を流し続けた どれくらい経ったろうか、美宵ははっと目覚めた どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たい床の感覚が現実に引き戻した 「やれやれ、店じまいして明日の仕込みをしなくちゃな」美宵は苦笑しながら呟いた 立ち上がって伸びをした時、 美宵はふと気付いた 「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」 厨房から飛び出した内川が目にしたのは、座敷席まで埋めつくさんばかりの飲み客だった 千切れそうなほどに暖簾が揺れ、地鳴りのように酔っ払いの歓声が響いていた どういうことか分からずに呆然とする美宵の背中に、聞き覚えのない声が聞こえてきた 「メタグロス、団体客だ、早く行くぞ」声の方に振り返った美宵は目を疑った 「こ・・・小久保さん?」 「なんだホエルコ、居眠りでもしてたのか?」 「あ・・・秋山元監督?」 「なんだ 美宵、かってに秋山さんを引退させやがって」 「城島さん・・・」 美宵は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた 1番:柴原 2番:井口 3番:小久保 4番:景浦 5番:松中 6番:城島 7番:奥野田 8番:秋山 9番:鳥越 暫時、唖然としていた美宵だったが、全てを理解した時、もはや彼女の心には雲ひとつ無かった MYI「勝てる・・・勝てるんだ!」 あぶさんから一升瓶を受け取り、グルメホモへ全力疾走する美宵、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・ 翌日、路上で冷たくなっているグルメホモが発見され、SNMYUMRは病院内で静かに息を引き取った
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