トップページ > ガチホモ > 2015年07月14日 > pv3vKt8S

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ウホッ!いい名無し…
◆ 東方淫々夢 25章 ◆ [転載禁止]©2ch.net

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34 :ウホッ!いい名無し…[sage]:2015/07/14(火) 11:42:12.35 ID:pv3vKt8S
時々さ、人間の子供に化けて寺子屋まで通っているんだ。
人間の文字を習うのに便利だしな。慧音先生は優しいし、同級生の子供たちも親切だ。
寺子屋は出来て十年ぐらいで新しいままだ。稗田亭と蕎麦屋が近く人通りは多いが逢魔ヶ時を過ぎて人が少なくなると静寂の帷に包まれる。
いや、逢魔ヶ時で人気がなくなるというより人種が変わる。
そう、下校時刻を過ぎると雌黄泉世界となり、冥府魔道の咆哮の勝鬨が幾重にも響く。
寒いのに胸を露出したかんざし姿の青髪邪仙姉貴や汚れた羽衣姿で触覚ついた変な帽子かぶって
スカートのケツポケットに「婚姻届」を突っ込んだ男に飢えて竿があるなら誰でも良いって感じのリュウグウノツカイ姉貴が僕に手招きするんだ。

うおっ! うおっ! こっち来なさいよ!

と。
僕は見なかったこと、聞かなかったことにして鈴奈庵に行く。
ノートを交換してもらうと、店の奥から栗の花の匂いがツーンと臭ってくる。臭せえ。目に沁みるぜ。
対岸の運河側に行くと大八車が路肩に停車している。車がユサユサ揺れてるんだ。
ハザードの着いていない。ただいま艶会中と銀色に光るプレートで博麗ナンバー。
いきなり車の揺れが止まったかと思ったら荷台から人間4人の顔がこちらを見ている。

寄っていきなさいよ。

そう言われて戦慄が走った。背中に冷たい電流が走った。

可愛い顔してんな。私と常識に囚われない遊びをしましょう。
一緒に瀟洒なプレイをしましょうよ。

僕は駆け足で離脱を試みる。
そんなスリリングな登下校に病みつきだぜ。


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