- 【咲-Saki-】須賀京太郎カプ総合スレ127
642 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2020/04/03(金) 18:19:05.76 ID:u2eVCClp0 - 幼馴染というものに、特別な感情を抱くことなんて。
離別するまでは、抱くことなんてなかったのに。 離別してからの寂しさ。 離別してからの虚しさ。 ───そして、彼の隣に見知らぬ誰かが居座ることへの、著しい不快感と、嫉妬。端的に言えば、憎悪。 人とは違う片目をひた隠すのも、人当たりの良い優しい先輩を演じるのも、全ては彼に褒められたことだから。 彼以外の人に片目を見せることもないし、彼の耳に塵芥ほどの悪評が流れることも耐えられなかったから。 やがて偶然に再会し、他校とはいえ交流を持って。 連絡先を交換して、空っぽだった空白の時間を埋めて。 彼好みに育った身体を持て余しながら、私は、今晩も熱情と共に彼の名を呟いて──── 久「みたいな感じなのかしら、美穂子が幼馴染だと」 京太郎「重すぎません?」 美穂子「殆ど違うわ……?」 久(殆ど…?) 京太郎「美穂姉さんはなんていうか、聖域みたいなもんだから穢すのはやめて、どうぞ」 美穂子「聖域なんて、そんな……♪」 久「ナチュラルにいちゃつかないで?」 京太郎「イチャついてないですよっと。ちょっとトイレ行ってきます」 久「……………」 美穂子「………で、京太郎さんは浮気とか、してない……のよね?」 久「多分ね。学年が違うから日常のことは知らないけど、部活内だと取り立てて変わったこともないわよ」 美穂子「良かったわ………」 久(この子、普段が普段だからその分の負の感情が積もってるのよねぇ…)
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