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795 ：名無しさん＠お腹いっぱい。[]：2011/05/19(木) 08:48:08.29 ID:s+rBxGkg - ①タマラがSOS団再興のために涼宮新城(仮名)に新メンバーを集め「結成式」を行おうとしていた数日前、悲報が彼女を襲った。
母・めぐみが出張先の病院で心筋梗塞を起こし、１時間後に帰らぬ人になったというのだ。母の死に目に会えなかったタマラ。
普段泣く事の全くない彼女がこの時は号泣したという。めぐみは研究者達の取材にも応じ多忙な日々だった。
これに先立ち、父親も彼女が魔法学校を廃校にした直後に脳出血を起こし数日後に亡くなった。
両親は共に倒れる直前まで内心娘の事を心配していた。口では言い様のない恐怖と不安を感じていた。
タマラは以前、母をネオSOS団の「アドバイザー」に任命しようとしたが本人から断られた。
また、元団員の芳乃さくらにも同様の事を打診したが「風見学園」の運営を理由に断られたという。
「結成式」が行われたのは母の死から一週間後だった。ネオSOS団は再興直前に団長が師を手に掛けた血生臭いスタートとなった。
タマラは「ハルヒの念を受け継ぐ者」として「涼宮タマラ」と改名した。しかし、それは「修羅道への幕開け」だった。
団員達をサポートする「サポート班(守護班・食事班など)」は殆ど現地からタマラが一人一人厳密に面接して採用していった。
ネオSOS団に対する忠誠心を試すために小雪とあさえをサポートに付けて。無論どこかのスパイを弾く意味もあった。
幸いな事にそれらしき人間はいなかったが。
②タマラの師・セラビィが暴走した原因は、幼馴染であり婚約者であったドロシーの死だった。
彼女は依頼主であったとある権力者とのトラブルが原因で殺されたという。セラビィはその権力者を殺し、屋敷を焼き払った。
彼は表向き善人を装っていた。だが、弟子達は彼が時折見せた悪魔の様な形相を見逃しはしなかった。
弟のセレビィは魔法学校の廃校後に逃走していたが、後にタマラの命によってネオSOS団団員に殺された。
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796 ：名無しさん＠お腹いっぱい。[]：2011/05/19(木) 16:09:09.85 ID:s+rBxGkg - ③柊杏璃は旧SOS団にいた時にエディの部下ヴェノムに体を乗っ取られ神坂春姫との死闘の末に死んだと思われていた。
だが実はヴェノムが乗り移った相手は「杏璃によく似た別の魔法使い少女」だったのだ。
偶然、ヴェノムが少女を杏璃と勘違いして殺して乗り移る所を見ていた杏璃本人。
ヴェノムの元に、こなたに乗り移ったエディがやって来た。二人はハルヒを利用して、あらゆる次元を支配しようと企んでいた。
杏璃は少し考えた末、変装してSOS団に潜り込みエディ達が行動を起こそうとした所を潰す事にした。
彼女は鶴屋さん崇拝者のメイドとして潜入した。そして連中が行動を起こした日。彼女は偽杏璃を潰そうとし変装を解こうとした瞬間。
ワン・アースの人体兵器に襲われ重傷を負ってしまい、柊派の者達に抱えられて命からがら時空No.722へと逃げた。
彼女はこの時の傷が元で右足が多少不自由となってしまい、生涯続く事となった。
杏里にパエリアを譲った時、彼女の体は既に末期癌に蝕まれていた。杏璃は杏里に看取られて病院で息を引き取った。
杏里は杏璃の遺言で№441に行き、そこでタマラと手合わせして気に入られる事となる。
④旧SOS団の元「五幻神」・木乃坂霧乃。
彼女は深峰莉子や他のマジック・インストゥルメンツ所有者と共に大物ミュージシャン・サターンにスカウトされ修業の後に独立。
サターンの死後、彼の孫は霧乃の一番弟子として修業していた。しかし、霧乃は音楽性などの相違で他メンバーとの対立の後に独立。
一番弟子も他メンバーの下に残ってしまった。しかし、その出来事が霧乃の音楽性を拡げる事となり評判が良くなった。
彼女は自分のプロダクションを説立しようとしていた矢先に癌で倒れ、この世を去った。
莉子達は霧乃の見舞いや葬儀に行こうとしたが、木乃坂衆に妨害され叶わなかった。
霧乃の孫・雨音がタマラからスカウトをされたのは祖母の死で落ち込んでいる最中の事だった。
⑤再興したSOS団。そのために協力してくれた元団員は以下の者達だった。
みな既に高齢になっていたので、弦三・旧木之坂衆のメンバー以外は「ネオSOS団支援者」に徹する事になったが。
胡ノ宮環・峰岸あやの・高峰小雪・宮崎のどか・弦三・めぐみ・旧木之坂衆のメンバー(霧乃・みさお・夕映は既に他界)
のどか・夕映の二人は出入り禁止だったが環の計らいで旧SOS団解散式に出席していた。
めぐみもSOS団再興を楽しみにしていただけに、彼女が死んだ時のタマラや元団員達の悲しみは深かった。
その反面、他の元団員達は殆ど「自分の事はそっとしておいて欲しい。」と言っていた。
特に、友人や家族を失った柊かがみ・つかさ姉妹の旧SOS団(特に柊杏璃)に対する憎しみは相当なものだった。
その事はタマラの前では決して口にしなかったが、二人ともタマラから「何か」を感じ取っていた。
存命していた旧SOS団団員達も皆静かに自分の寿命を全うしていった。
⑥そしてまた、血を血で流う事件が発生した。タカシ(仮名)とカスミ(仮名)がタマラに逆らったとして彼女の命を受けた風香に
射殺されてしまったのだ。二人曰く「自分達はただの使い捨てだったのか。」との事だった。
タマラの次のターゲットは涼宮新城の近辺の政治を取り仕切っていたストーン(仮名)という老政治家だった。
彼は「一般人民は我欲を捨て、お上(政治家・官僚・マスコミ等)に尽くせ。」「この地域こそが最高。他はクズ。」と数々の暴言を吐いたり
文化規制で大勢の人間達を不当逮捕したりしていた。亡きめぐみも「これじゃワン・アースと変わらない。」と嘆いていたという。
また匿名投稿で「ストーン(仮名)はSOS団を壊滅させようとしています。」という内容のものが来た。小雪・風香も
「××日の深夜にここを襲う作戦の模様です。」と予知した。それは当然ながら見事に的中し、ストーン(仮名)直属の兵隊は
数分も立たない内に返り討ちにされた。それを聞いた彼は逃走を図ったが失敗。権力の座を失い失意の内に死亡した。
涼宮新城の近辺の政治はSOS団と反ストーン(仮名)派の共同で行う事となった。一般人民から歓迎されたのは言うまでもない。
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797 ：名無しさん＠お腹いっぱい。[]：2011/05/19(木) 16:53:50.25 ID:s+rBxGkg - >>792に追加。
タマラが聞いた「”時空No.334”の消滅」。
実は消滅したのは「地球」のみであり、月のスフィア王国など他惑星は
滅んではいなかった事が分かった。
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798 ：名無しさん＠お腹いっぱい。[]：2011/05/19(木) 18:37:12.44 ID:s+rBxGkg - ⑦旧SOS団の元「五幻神」・日下部みさお。
彼女は旧SOS団解散後、あやの・ゆたか・みなみと共に「人間とモンスターの共存する世界」に渡った。
みさおはファイターとしては優秀だったが、いかんせん酒癖が悪かった。それが原因でゆたか＆みなみは出て行ってしまった。
あやのともコンビ解散になりかけた事もあった。みやこを養子にしてからは酒の量も減り「母親らしさ」も出だした。
彼女は自分が元SOS団団員である事を大変誇りにしていたという。
しかし、タマラがみさおの元を訪れた時には彼女は肝硬変で死の床にあった。みやこの事をタマラに託し彼女は世を去った。
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802 ：名無しさん＠お腹いっぱい。[]：2011/05/19(木) 22:25:33.24 ID:s+rBxGkg - 旧SOS団副団長・キョン、高町なのは。
この二人はエディ一味＆ワン・アースとの闘いで戦死したと思われていたが実は生きていた。
そこにはワン・アースを脱走したある忍者が関わっていた。その名はカブト(仮名)。
彼はイグニスという女ボスの下でクローン人間の製造に携わっていた。
カブト(仮名)はキョンとなのはをクローンで造った死体もどきに瞬時に換え、本物を時空管理局に運び命を取り留めさせた。
彼が何故ワン・アースを抜けたのか？何故キョンとなのはを助け、時空管理局へと運んだのか？今となっては全て謎である。
助かった二人が生きていた事が分かったのは最近の事だったが、そこまでの数十年間は謎に包まれている。
なのはは時空管理局で偽名を使って活躍していたと言われている。
ただ言える事は、時空管理局は二人が死んだとワン・アースに思わせていたという事だった。
ワン・アースに属していた山崎組(仮名)という８９３は、嘗て手下達をなのはに大勢殺された事で執拗に彼女を追っていた。
そのせいで、なのはの肉親や友人達は山崎組(仮名)に皆殺しにされてしまったのである。
更に、初代団長・涼宮ハルヒの死体もDNAなどから偽物だったという研究者からの調査報告が出た。
それは新旧の団員達にとって衝撃的だった。無論、恭子やめぐみは本物と思って死亡の判定をしていた。
それもカブト(仮名)によるすり替えだった。しかし、彼についてはSOS団関係者には殆ど情報が知られていない。
そして、何よりも本物のハルヒがどうなったか今も全く情報が掴めていないのだ。
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804 ：名無しさん＠お腹いっぱい。[]：2011/05/19(木) 23:54:02.26 ID:s+rBxGkg - SOS団の何倍もの人数と戦闘力を持つ最強マンモス集団・JAS団。
だが、ストーン(仮名)を倒してからは敵らしい敵に遭っていなかった。彼等の知らない所でこんな事が起きていた。
№441にいたS級妖怪達が人間に変装して別の次元に相次いで逃げ始めたのだ。
理由は紛れもなくJAS団の存在である。残ったのは雑魚同然の低脳妖怪ばかりになった。
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