- リリカルなのはクロスSSその113
282 : ◆e4ZoADcJ/6 [sage]:2011/02/16(水) 04:08:10 ID:qYzXxtEl - >>280
orz
|
- リリカルなのはクロスSSその113
285 : ◆e4ZoADcJ/6 [sage]:2011/02/16(水) 09:48:38 ID:qYzXxtEl - 頭冷やして考え直したんですけど…
>ディケイドメインっぽいから別スレ行った方がいいってことだと思われ クロス先のキャラをメインにするなとおっしゃりたいのでしょうが 過去にもクロス先のキャラのがメインになるSSはいくつもありましたし、 自分もそういうの書いた事ありますが、今回の様な非難は初めてなのであります。 これはどちらかと言うとディケイド個人を憎んでいるリアル鳴滝さん状態なのではと考えてしまいます。 そもそも自分は何ヶ月も前からディケイドクロスを書くと予告してましたし。 その時は自分的にこのスレには幾つもそういうのがあるだろうと考えてましたが むしろ「そんなにあったか?」と言う返答。なら別に良いじゃないでしょうか?
|
- リリカルなのはのSSを語るスレ五十言目
338 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/02/16(水) 12:59:57 ID:qYzXxtEl - 横綱大社長の力士軍団が「横綱ーごっつぁんです!」とか言いながら
ミッドに攻め込んで来ると言う展開… でも横綱大社長と言う作品自体知ってる人何人いるのやら
|
- リリカルなのはクロスSSその113
288 : ◆e4ZoADcJ/6 [sage]:2011/02/16(水) 20:37:35 ID:qYzXxtEl - ほいじゃボチボチ行きましょう。
|
- リリカルなのはクロスSSその113
289 :なのは&ディケイド 超百合大戦 ◆e4ZoADcJ/6 [sage]:2011/02/16(水) 20:38:30 ID:qYzXxtEl - 4:秋葉原の世界乱戦編
こうして次にやって来た世界…そこは電気店やアニメショップやらメイド喫茶やらが彼方此方に並び 沢山のヲタっぽい人々で賑わっている世界だった。 「ここは…秋葉原の世界か…。」 「だから世界とかそういうんじゃないと思うんだけどな。」 そこは秋葉原の世界。電気街であり、また数多くのアニメショップ等で賑わう世界である。 ここはまだ百合ショッカーの被害が及んでない賑やかかつ平穏な世界である様子であり、 これならば普通に通り過ぎても問題は無いだろうと次の場所へ出発しようとした矢先だった。 「うあー! あれは何だー!?」 秋葉原の世界にいた一般人の一人がそう叫び、空間に開いた次元と次元を繋ぐ橋を通り恐るべき大軍団が 秋葉原の世界に雪崩れ込んで来ていたのだ。 「百合ショッカー!? でもあれは百合戦闘員や百合怪人じゃない!」 「ライオトルーパー…か…。」 秋葉原の世界に雪崩れ込んで来た大軍団。それは確かに百合ショッカーの軍勢であったが、今まで戦って来た 百合戦闘員や百合怪人の類では無かった。それは仮面ライダー555(ファイズ)の世界に存在した量産型ライダー ライオトルーパーの大軍団であった。 ライオトルーパー。555の世界においてスマートブレイン社が開発した555の量産型と言える存在。 そして今秋葉原に雪崩れ込んでいたのはそれの百合ショッカー仕様であり、名称もユリトルーパーと改められていた。 また、元になったライオトルーパー自体が555の世界における人類の進化形・オルフェノクしか変身出来ない仕様だったのだが ユリトルーパーも同様であり、その部隊編成はスマートブレインから百合ショッカーに参加した者以外にも 百合ショッカーによる検査でオルフェノク因子を持つ事が明らかになった百合厨で構成されていた。 「ユリー!」 「ユリー!」 ユリトルーパーも結局やってる事は百合戦闘員・百合怪人と変わらなかった。各アニメショップに押し入り 百合以外のジャンルに関連した物を破壊したり、百合以外のジャンルを好む人間を虐殺したりする。 中身は同じ百合厨なのだから仕方が無い。これはこれで一般人にとっては厄介ではあるが。 「これは見過ごしてはいられないな。」 「うん!」 ユリトルーパーの猛威から人々を守る為に士はディケイドへ、光太郎はBLACKへ変身し、なのははバリアジャケットを 装着していたのだが、その時だった。ユリトルーパー隊がやって来た方向とは逆方向から別の軍団が押し寄せて来ていたのである。
|
- リリカルなのはクロスSSその113
290 :なのは&ディケイド 超百合大戦 ◆e4ZoADcJ/6 [sage]:2011/02/16(水) 20:39:58 ID:qYzXxtEl - 「うわ! 百合ショッカーの援軍か!?」
四人はそちら側にも向き構えていたのだったが、今度現れた軍団はG3及びG3−Xの軍団であった。 「今度はG3とG3−Xか?」 「しかしおかしい…。アレはアギトの世界の警察が作った物だぞ。流石に警察が百合ショッカーに協力してるとは思えない。」 G3及びG3−Xは仮面ライダーアギトの世界の警察が開発したパワードスーツ。 故にライオトルーパーと違い百合ショッカーに参加するのは余りにも不自然である。では彼等は一体何なのか? 「さしずめ百合ショッカーを鎮圧する為に出動した警官隊と言う所か?」 ディケイドはそう推理していたのだったが、その時だった。群集がざわめき始めていたのだ。 「うあー! 都条例の世界の奴らだー!」 「助けてくれー!」 「都条例の世界?」 秋葉原の世界にいた群衆がG3及びG3−Xの軍団を『都条例の世界』と呼び散り散りになって逃げ始めた。 しかし、G3及びG3−X軍団はその後を追い始めていたのだった。 「規制! 規制!」 「青少年の健全育成の為に有害情報を撒き散らすお前達を規制する!」 G3・G3−Xの軍団は秋葉原の世界に存在するアニメショップや、客として店内にいたヲタっぽい人達、 またヲタに人気ありそうな雰囲気の美少女キャラクター等、とにかく秋葉原の世界と言えばこいつ等と言う 感じの人々や場所へ襲い掛かり、『規制! 規制!』と叫びながら本来対未確認生命体用に開発された数々の 特殊兵器で射殺・破壊を繰り返していた。 「ひ…酷い…。」 「一体どうしてあんな事をするんだ? 百合ショッカーの方がまだマシじゃないか。」 なのはもユーノも思わず顔を背けてしまう程の惨状だったのだが、ここでBLACKが逃げようとしていた人々から話を聞いていた。 「一体何があったんだ? 都条例の世界とは一体何なんだ?」 「都条例の世界の連中は青少年の健全育成の為と称して、この世界にある物を有害物扱いして排除しようとしているんだ。 あんたらも逃げろ! あいつ等は何だって規制しようとするぞ! あっちにいる女の子と小動物なんか特に危ない!」 「な…何と言う事だ…。」 しかもそれだけでは無かった。G3及びG3−Xは如何にもヲタっぽい人のみならず、普通の親子連れにさえ襲い掛かり… 「規制! 規制! 有害情報は規制ー!」 「ああー! ママが買ってくれたばかりのキュアブロッサムのお人形がー! 返してよー!」 何と言う事であろうか。普通の親子連れの子供の方が玩具屋で母親から買ってもらったばかりと思われる 玩具を『規制』の名の下に没収していたのである。
|
- リリカルなのはクロスSSその113
291 :なのは&ディケイド 超百合大戦 ◆e4ZoADcJ/6 [sage]:2011/02/16(水) 20:41:14 ID:qYzXxtEl - 「あんな小さい子まで…あれの一体何が青少年の健全育成になると言うんだ…。」
BLACKは愕然としていた。百合ショッカーのやっている事も確かに非道ではあるが、彼等は自分達の存在が 悪である事を認識した上で、世界征服を目指している組織である。しかし、都条例の世界の者達は 青少年の健全育成の為と言う一見聞こえの良い綺麗な言葉で飾りつつ人々を射殺しまくると言う恐るべき事をやっていたのである。 「奴らの背後には市民を守る為じゃなく、利権の為のポイント稼ぎとしてとにかく沢山の人を逮捕したいと考える腐敗した警察官僚がいる。」 「なるほど…だからG3とG3−Xをあんなに量産したのか…。」 BLACKは逃げなければいけない状況でありながらも親切に説明してくれた人に礼を言いつつ逃がした。 だが、この状況下で一体どうすれば良いのか判断しかねる物があるのも事実だった。 「百合ショッカーを叩かねばならないのは事実だが、都条例の世界の連中の行為を見過ごす事も出来ん。」 「うん。いくら青少年の健全育成の為と言ってても、あんな酷い事をするのは許されない事だよ。」 「放っとくと俺達の方も規制されてしまいかねないからな。全く…本来グロンギやアンノウンの脅威から 市民を守る為に作られたG3・G3−Xであんな事をするなんてな…。」 四人は百合ショッカーのユリトルーパー隊と都条例の世界のG3・G3−X隊の両方を倒し秋葉原の世界を 救う決意を固めていたのだったが、ここで事態はさらなる混迷へと向かう事になる。何故ならば… 「ユリー! ユリー!」 「規制! 規制!」 「ついにあいつ等が衝突を始めたぞ!」 百合ショッカーのユリトルーパー隊と都条例の世界のG3・G3−X隊がぶつかり、戦闘を開始していたのである。 確かに良く考えれば百合を推奨する百合ショッカーと、青少年の健全育成と称して若者の娯楽を有害扱いして 規制しようとする都条例の世界の者は決して相成れる事は出来ない。そう考えるならば双方の衝突は必至だった。 そして忽ちの内に秋葉原の世界全体でユリトルーパーとG3・G3−Xが入り乱れる乱戦へ突入していた。 「ユリー! ユリー!」 「規制! 規制!」 「うあー! こっちも巻き込まれるぞー!」 百合ショッカーと都条例の世界の連中が互いに潰し合うのは確かに良い事だと言えたが、なのは達四人までもが その乱戦に巻き込まれて離れ離れになってしまうのだった。 「ユリー! ユリー!」 「規制! 規制!」 「ユーノ君! 士さん! 光太郎さーん!」 「なのはー!」 「お前等とにかく生き残れ! 生き残れればいずれ合流出来る! 分かったなー!」 「お前達絶対に死ぬなよー!」 秋葉原の世界の各地で乱戦を繰り広げるユリトルーパー隊とG3・G3−X隊、そして逃げ惑う群集の波に押し流され それぞれが離れ離れになりながらも必死に互いの無事を祈り叫んでいた。
|
- リリカルなのはクロスSSその113
292 :なのは&ディケイド 超百合大戦 ◆e4ZoADcJ/6 [sage]:2011/02/16(水) 20:43:28 ID:qYzXxtEl - 「規制! 規制! 有害情報は規制ー!」
「ユリー! ユリー!」 「ハァ…ハァ…。」 鳴り響く銃声や怒号の嵐の中、ユリトルーパー及びG3・G3−Xからなのはは必死に逃げ回っていた。 ユーノと一緒に逃げた時点でなのはも百合ショッカーのブラックリストに登録される事になったのは言うまでも無い事だが 都条例の世界の者から見ても『高町なのは』と言う存在そのものが青少年の健全育成を阻む有害情報でもあった。 360度あらゆる角度から飛び交う銃弾の嵐に対し、なのはは防御魔法を全周囲に張り巡らせながら飛び逃げた。 ユリトルーパー及びG3・G3−Xに飛行機能が無いのがせめてもの幸いであった。 とりあえず戦闘が行われている地域から離れた田舎道に降り立ち、そこでひとまずの休憩を取っていたのだが やはりなのはにとって皆がいないと言う状況は心細くもあったし、何より皆の無事が心配だった。 「みんな大丈夫かな…。」 しかし、そんな時だった。何者かが歩み寄る気配。なのははユリトルーパー及びG3・G3−Xがここにも いるのかと咄嗟に身構えていたのだったが、そこにいたのは… 「スバルにティアナ!」 「こんにちわなのはさん。」 「変身魔法で子供の姿を取ってるって話には聞いてましたが、本当だったんですね。」 スバルとティアナの二人と出会う事でなのはは無意識の内に安心しようとしていたのだったが、そこで彼女達は言った。 「百合ショッカーに投降して下さいよ。」 「フェイトさんがなのはさんに会いたがってますよ。」 「!!」 なのはは思わずレイジングハートを構えてその場から背後に跳び退いた。 「やっぱり二人も百合ショッカーに!?」 「当然じゃないですか。」 案の定スバルとティアナの二人も百合ショッカーに入っていた。もっとも、この二人が洗脳されているだけなのか はたまた本心で協力しているのかは流石に分からないが、今なのはが窮地に立たされている事は事実であった。 「あくまでも抵抗するつもりと言うのなら、こっちだって容赦はしませんよ。」 「貴女達二人が私に敵うとでも思ってるの?」 なのはは表面的には平静を装っていたが、それを悟ってか二人は鼻で笑っていた。 「それなら私達が敵と分かった時点で直ぐにバインドと砲撃をしてますよね?」 「でもそれをしないと言う事は、出来ない位に魔力が落ちてると言う事。違いますか?」 「……………。」 図星を突かれ、なのはは一瞬だけ表情が変わった。なのははユーノと共に百合厨から逃げていた時に疲弊した分の 回復が完全では無く、ましてや幾度も戦闘行為を繰り広げてきた。故に未だ変身魔法で魔力の消耗の少ない 子供の姿になってい続けなければならないのだが、そこの弱みをスバルとティアナに突かれていたのだった。
|
- リリカルなのはクロスSSその113
293 :なのは&ディケイド 超百合大戦 ◆e4ZoADcJ/6 [sage]:2011/02/16(水) 20:44:27 ID:qYzXxtEl - 一方その頃、未だフェレットの姿のままであったユーノを肩に乗せたBLACKが行く手に立ちふさがる
ユリトルーパー及びG3・G3−Xを殴り倒しながら走っていた。 「光太郎さん済みません。」 「君が謝る様な事じゃない。とにかく振り飛ばされない様にしっかり掴まっているんだ。」 降りかかる火の粉を払いのけながら逃げ走るBLACKにユーノは必死にしがみ付き続けていた。 その結果、どうにか一休みが出来そうな安全な場所に辿り付き、そこで一息付いて座り込んでいた。 「フゥ…とりあえずは逃げ切った…か…。」 「でも他の皆は大丈夫なんだろうか?」 「そう信じたいがな。」 やはりはぐれた皆の事を心配するユーノとBLACKであったが、次の瞬間だった。BLACKの改造人間としての センサーが敵性反応を持つ何かの接近を感知していたのだった。 「何か来るぞ。」 「あ…確かに…。」 精神・肉体両面での疲労の為に発見が遅れたが、ユーノもまた自身の探知魔法によって敵性反応を感知。 二人とも緊張し構えていたのだったが、そこに現れたのは… 「あれは…ガジェットじゃないか!」 「ガジェット!?」 二人の前に現れたのはユリトルーパーでもG3・G3−Xでも無かった。かのJS事件でジェイル=スカリエッティの 一派が使用した自動機械兵器・がジェットT型だったのである。しかもそのガジェットには百合ショッカーのマーキングが描かれていた。 「まさかガジェットまで持っているなんて。と言う事はジェイル=スカリエッティも百合ショッカーに協力しているのか!? いや…彼ならばああ言うのには喜んで参加しそうだから分からないでも無いけど…。ごめんなさい光太郎さん、 ガジェット周囲には僕達の魔法を阻害するAMFが展開されていて僕はお役に立てるとは思えません。」 「詳しい事は分からないが…いずれにせよ改造人間である俺ならば問題は無いと言う事だろ?」 ガジェットは魔力を阻害するAMF発生装置が標準で装備されている。その中でも戦うには、AMFにも屈しない 大魔力が必要となるのだが、それ故にパワーの無さをテクニックでカバーするユーノの魔法では対抗しにくい部分があった。 しかし、改造人間である仮面ライダーBLACKにはそんな事は関係無かった。 「行くぞ!!」 勢い良く飛びかかったBLACKの拳がガジェットへ打ち込まれた。
|
- リリカルなのはクロスSSその113
294 : ◆e4ZoADcJ/6 [sage]:2011/02/16(水) 20:45:59 ID:qYzXxtEl - これを書いた当時は例の都条例問題騒動の真っ只中でした。
それを思い切り誇張しつつ風刺して描いてるという事で。 さて、そろそろ次スレの事も考えておいた方が良い時期になってきましたね。 どうしましょうか?
|