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名前は誰も知らない
【気をとりなおして】御機嫌如何(二)【長編小説】
【再構成版】御機嫌如何(一)【長編小説】

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【気をとりなおして】御機嫌如何(二)【長編小説】
115 :名前は誰も知らない[sage]:2020/01/10(金) 09:38:50.50 ID:Pn7Ih6km
書き忘れていたけど9月7日の日記で、
写真みせてもらったけど、どれもとてもかわいい。
でも、ヒザの内側がすれて痛いのだ。
というのは、ナミリが友だちと富士急ハイランドに行った写真と思う。
ハヤブサに乗って、踏ん張ってたから、足にいっぱいアザみたいなのを
作ってたね。「ユウタは絶対乗れないよ」とか、言ってたね。
ええ、そうですよ。乗れませんよ。
【気をとりなおして】御機嫌如何(二)【長編小説】
116 :名前は誰も知らない[sage]:2020/01/10(金) 20:17:12.14 ID:Pn7Ih6km
或る日のユウタとマリエさん

「マリエさん、朝ですよ。早く起きて、一限に間に合わなくなっちゃうよ」
ぐっすり寝てるマリエさん。
チュッ!
「王子様がキスしましたよー。スリーピングビューティーじゃないんですか」
ほっぺをちょんちょん。
「コーヒーもコーンスープもパンもベーコンエッグも冷めますよ。早く起きて」
肩をゆさゆさ。
「もう、起きないとゴーカンしますよ」
困った人やね、ホントに。
「ゴーカン」
急に反応するマリエさん。パジャマを脱いで、全裸になる。
(マリエさんは、あんまりパンティ履かない人。パンストがあればいらないと考えている)
そして、おっぱいをもみながら、両足を上げて
「はやくゴーカンして」
もう。一限これで休みやね。でも、なんかHな気分になったぞ。
ユウタも裸になって、マリエさんとHする。
暫くして
肩をつつかれて、目が覚める。
そこには、一分の隙もなく身だしなみを整えたマリエさんが立っている。
「ユウタくん、いつまで寝てるの。もうお昼よ。三限に間に合わなくなるよ。
はやく、服を着て。単位危ないんじゃないの」
エエエッエエエー。
慌てて着替えて、電車に乗り、営団使って表参道駅、一時前に学校にたどりつく。
「あたし、12号館だから。ユウタは」
「9号館」
「済んだら、図書館で待ってるね」
「うん。ところで、マリエさん、朝Hしたこと覚えてる?」
「何言ってるんですか。ここは学校ですよ。そんなことばっかり」
「ホントに覚えてないの」
「覚えてません。ユウタのそういう、底なしにHなところ直した方がいいよ」
「ごめん」

なんか、この話おかしくないか?
【気をとりなおして】御機嫌如何(二)【長編小説】
117 :名前は誰も知らない[sage]:2020/01/10(金) 21:48:22.36 ID:Pn7Ih6km
ユウタは、文学部史学科なんだけど、一学年150名くらいだったと思う(?)
これが三年生になる時、日本史・西洋史・東洋史・考古学に別れる。
さらに、専攻する時代によって、さらに別れて、自分のやりたいことにあった先生のゼミ
に入ることになる。
ほとんどが日本史を選択する。次に、西洋史、東洋史、そして考古。
考古は、やっぱり、史(文字という意味ね)じゃないから、物だから、とても少ない。
エジプトに発掘にいったりするんだけどね。固くて、風呂敷を拡げないという印象やね。
東洋史を選択する学生は15人くらい。
ユウタは、サークル・中国研究会で、近現代史の勉強をしてたし、そのころは満洲国には
まっていたので(五味川純平『戦争と人間』全18巻を、繰り返し読んでいた)東洋史の
近現代と決めてた。
東洋史のゼミは三つ、古代(春秋戦国秦漢あたり)と明清とインド。
ちょうど、明清の先生が定年になって、新しい先生が来ることになってた。
この新しい先生がユウタの師匠となる先生。
師匠は、ほんとにいい人。でも、ちょっと思い込みが激しい人。
できるというよりは、変としか言いようがないユウタを見込んでくれた人。
ご期待にそえず、申し訳ございません。お詫びいたします。謝っちゃうよ。
【気をとりなおして】御機嫌如何(二)【長編小説】
118 :名前は誰も知らない[sage]:2020/01/10(金) 22:15:07.39 ID:Pn7Ih6km
魯迅をやりたいという凸山と、アナウンサー志望で纏足をやりたいという、もんのすごい
美人でスタイルのいい宍戸さんという人が同じゼミになった。背が高いから、足が大きい
のは当たり前なんだけど、それがコンプレックスだから、纏足やるといってたような気が
する。見てるだけで、ため息がでるような美貌なんだけど、いろいろあるんやね。

ユウタは、開拓団、満洲農業移民をテーマにしていた。民衆の視点とかに、幻惑されてい
たから。それは民衆の視点じゃなくて、民衆史の視点だよーとか言われてたけどね。
開拓団は、満洲国のちの満洲帝国において、日本人の比率をあげるため、日本国内の土地
を持てない農村の次男三男に満洲国で土地を与える一石二鳥を狙った計画。
でも、終戦直前のソ連軍の侵攻で八万ぐらい犠牲になってしまった。
そういう人々の哀しさを考えたいと思ってたね。
【再構成版】御機嫌如何(一)【長編小説】
118 :名前は誰も知らない[sage]:2020/01/10(金) 22:50:05.13 ID:Pn7Ih6km
◆ナミリさん、青学に行く

「待った?」
八王子のホームで待ってたナミリは、少し不安そう。
ボロボロの私服のユウタを見て、一瞬眉をひそめる。
「このまま新宿まで行って、山の手線に乗り換えて、原宿で明治神宮前に乗り換えて、
表参道で降りたら、青学だよ」あんまり、わかってないみたい。
表参道駅から、歩いて正門まで行き、変な銅像の前で写真をパチリ。
七月下旬だから、試験もほとんど終わっていて閑散としている大学に入る。
並木道を少し歩いて、昔の礼拝堂を背にパチリ。
「歌にあるでしょ。蔦のからまるチャペルって知ってる?それがこれだよ」
知らないみたい。
「学院っていうと、山梨じゃ山梨学院のことだけど」
ナミリ、他のことを考えてるみたい。
「ユウタがいつも行ってるところに行ってみる?」
「うん」
三号館四階は、史学科の先生の部屋が並び、先生のお世話をする副手さんがいるところ。
副手さんに師匠の部屋の鍵を借りて、二人で入ってみる。
師匠は、わりと几帳面なタイプなので、部屋はキレイ。
「いつも、勉強してるところに行ってみる」
なんの変哲もない部屋。ほかの学生が、ナミリをちらちら見てる。
見慣れないけど、かわいい子だなと思ってるみたい。
史学科は所帯が小さいので、なんとなく、知らない子はわかるんだよね。


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