- 30代の孤男 8
504 :名前は誰も知らない[]:2014/01/29(水) 11:02:06.27 ID:jkuHSpT60 - 運送会社で荷物の仕分けバイトをしてた
事務員の女の子に黒髪ショートの堀北まきみたいな雰囲気の子がいた ちょっと気になってて でも向こうは正社員 こっちはバイト 相手にされるはずがない、それはわかってる、でも一言くらいは話したいと思ってた時 その子が仕分け場に荷物を探しに来た チャンスだ! 私「何かお探しですか?」女の子「あのう…○○会社宛ての荷物なんですが…」 私「探します 見つけたら事務所に持っていきます」女の子「お願いします」 やった話せた、いつも以上にはりきり大量の荷物の中から必死でターゲットを探し当てて 事務所に持って行った もしかしたらありがとうって言われるかも それさえ言ってくれればいいよ 所詮バイトだから… と思ったら 「そこ置いてって」 その子はこちらを見ずにパソコンを見ながら言い放った 私「…」 ありがとうはないのか… そうかありがとう言うに値しない人間か俺は…あの子にとっては 自分の立場はわかってるからあなたに手出しも何もしませんよ ただ一言感謝の言葉聞きたかっただけなのに… ドライバーさんたちが配達終わって帰ってきて イケメンの川村さんが その子と楽しく話をしてた 川村さんはその子の腰をさりげなくタッチした その子なんか嬉しそうに笑ってた そんな光景をよそに、私は気温氷点下の野外作業所で鼻水たらしながら仕分けをしていた
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